北京五輪公式NFTゲーム
4日より開催される2022年北京オリンピック冬季競技大会の公式ブロックチェーンゲーム「Olympic Games Jam :Beijing 2022」が、3日にリリースされたことがわかった。
アクシー・インフィニティ(AXS)などに代表される「P2E:Play-to-Earn」モデルを採用しており、ゲームのプレイを通じて暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができる仕組みだ。
同タイトルは、NFT(非代替性トークン)・メタバースゲーム「The Sandbox」などの開発で知られるブロックチェーンゲーム開発企業Animoca Brandsの子会社nWayと国際オリンピック委員会(IOC)が共同制作したマルチプレイヤー・パーティゲームと説明されている。
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nWayは、サンフランシスコを拠点とし、モバイル、PC、コンソール向けの対戦型マルチプレイヤーゲームの開発、出版、技術プラットフォームを提供する企業。LucasArts・Warner Bros・ソニー・バンダイナムコ・コナミなど多数の企業の主要開発者や重役で構成されている。
ゲームの詳細
同タイトルは、スノーボードクロスやスケルトンなど様々なウィンタースポーツのプレイヤーが登場し、オリンピック競技を競い合って遊ぶというもの。最大で15人がミニゲームを通じてチャンピオンを目指してプレイ可能。プレイヤーはアバターの外見を自由にカスタマイズし、自らの個性をゲーム内での競技を通じて表現できる。
3日にAndroid・iOSアプリとしてローンチされており無料でインストール可能だが、日本居住者は利用できないようになっていると見られる。発売後も新たな競技、イベントなどのコンテンツを盛り込んだアップデートが定期的に行われる予定とされる。
また、ゲームをプレイすることでゲーム内仮想通貨の「VTG」や過去の大会のマスコットや競技のピクトグラムを模したNFTピンバッジが手に入る。
「VTG」は大手仮想通貨取引所バイナンスが開発する独自ブロックチェーン「バイナンススマートチェーン(BSC)」上で発行される。プレイヤーウォレットからDEX(分散型取引所)で他の通貨とスワップでき、nWayが運営するNFTマーケットプレイス「nWayPlay」で決済にも利用できる。
NFTピンバッジは、保有することでゲーム内でより多くの報酬を獲得できるようになる仕組み。前述の「nWayPlay」で売買可能となる予定で、今後キャラクターのパワーアップにも活用されるという。
公表されているロードマップによれば、今後プレイ可能な競技の拡充や期間限定イベントが行われ、NFTの装備機能などが実装される予定だ
運営は、同タイトルのリリースに際し以下のようにコメントした。
「Olympic Games Jam :Beijing 2022」を「Play-to-Earn」モデルとすることで、ゲーマーやNFTコレクターはオリンピックに参加するだけでなく、オリンピックの歴史の一部を所有できるようになる。我々は、今後数ヶ月間ゲームを継続的にアップデートし、プレイヤーを夢中にさせ、オリンピック精神を継続させるためにサポートしていくつもりだ。
nWayは2021年6月、NFT対応のオリンピックピンバッジとクロスプレイマルチプレイヤービデオゲームを組み合わせたサービスを開始していた。当時の発表によれば「nWayPlay」はDapper Labsの独自ブロックチェーン「FLOW」が基盤となっている。
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