はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン決済企業、ツイッター社などから20億円超の資金調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

OpenNodeのシリーズA資金調達ラウンド

ビットコイン(BTC)のライトニングネットワークを利用する暗号資産(仮想通貨)決済企業OpenNodeは8日、250億円(2.2億ドル)の評価額でシリーズAの資金調達ラウンド完了を発表した。ツイッター社や金融大手フィデリティ社関連のVCファンドなどがラウンドに参加した。

資金調達額はおよそ23億円(2,000万ドル)。英国の投資企業Kingsway Capitalがラウンドを主導したほか、SNS大手のTwitter社、著名仮想通貨投資家のTim Draper氏、そしてFidelity傘下のVC企業Avon Venturesが参加。

OpenNode側は調達資金を人員強化と新サービスの提供に充てる予定で、今後新たな機能や提携を発表すると説明した。

また、資金の一部(1BTC)を活用して、ビットコイン開発者を支援するための寄付基金「OpenNodeEndowment(ONE)」を設立する。執筆時点では、500万円相当を寄付する見積もりだ。

OpenNodeはライトニングネットワークを活用することで容易なビットコイン決済を提供する企業。ビットコイン決済の導入やモバイル送金を可能にしている。

ライトニングネットワークとは

ビットコインのスケーラビティ(拡張性)問題を解消するためのレイヤー2ソリューション。ブロックチェーン外で取引を行う「オフチェーン取引」を用いて、参加ノード間の高速トランザクション処理によってビットコインの送金速度を向上させ、マイクロペイメント(少額決済)に対応したもの。

▶️仮想通貨用語集

OpenNodeの戦略責任者であるJosh Held氏は以下のようにコメントした。

OpenNodeは長らくビットコインとライトニングに頼る決済手段の将来性を信じてきており、(これに対する)需要は現在では指数関数的に上昇している。

過去2年間、我々は大手企業や有名ブランドを支えるビジネスソリューションを開発してきた。今回の資金調達により、ビットコイン決済を世界中の全ての人に提供するという弊社の企業ミッション実現に向けて近づいた。

また、ツイッターグループのEster Crawfordプロダクト・マネージャーは以下のようにコメントした。

デジタル通貨はより障壁の少ない形で世界中の人々の経済活動の参加(金融包摂)につながる。

OpenNodeはビットコイン決済を通じて、誰でも簡単にデジタル経済に参加できるより簡単な手段を開発している。

ツイッターの仮想通貨企業出資

ツイッター社は2021年9月にライトニングネットワークと連動する形で仮想通貨の投げ銭機能の実装を開始。仮想通貨企業への出資は初の事例と見られる。

関連:ツイッター、ビットコイン投げ銭機能をリリース

ツイッター社の前CEOだったジャック・ドーシー氏はこれまでも仮想通貨に対して積極的な動向を見せてきたが、ドーシー氏の辞任を表明した後もツイッター社は有料ユーザーに対してNFTをプロフィールに連動する新機能の提供を開始。また、1月下旬にはWeb3.0系の人材募集を開始するなど、動きを強めている。

関連:ツイッター社、仮想通貨・Web3.0部門PM人材の募集開始

他にも、ツイッター社は別組織を通じて分散型SNSアプリ「Blue Sky」の開発も行なっている。

出典:blueskyweb.org

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/13 木曜日
18:07
台湾中銀、ビットコインの国家準備資産化の「研究」へ
台湾の立法委員がビットコインを国家準備資産に組み入れる提案を行い、中央銀行が研究姿勢を示した。米国やブータンなど各国で進むビットコイン戦略的保有の動向と、エルサルバドルの事例から見る課題を解説。
17:48
メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上
メタプラネットの2025年12月期第3四半期決算発表。BTC保有量30,823枚に到達し目標前倒し達成、インカム事業過去最高売上。純利益135億円計上、1億ドル借入で追加取得へ。優先株活用の新戦略で普通株希薄化回避、2027年21万BTC目標を掲げる。
17:31
ステーブルコインUSDCの運用法|Aaveで年4%前後を狙う始め方
USDCを預けるだけで利息が得られるAaveの仕組みと利回り、始め方を初心者向けに解説。利用率による金利変動やリスク、SBI VCトレードでのUSDC準備まで網羅します。
15:22
CMEグループとFanDuel、仮想通貨や株価指数などの予測市場アプリを12月に開始
FanDuelとCMEグループが12月に予測市場プラットフォーム「FanDuel Predicts」を開始。株価指数、仮想通貨、商品などのイベント契約取引が可能に。2035年に14兆円規模へ成長が予測される予測市場に、ロビンフッドやドラフトキングスなど大手企業も参入。
13:50
レンジ相場続くビットコイン、10万ドルが防衛線に=Glassnode分析
Glassnodeの最新分析によると、ビットコインは9.7万〜11.2万ドルのレンジ相場が継続している。10万ドルが重要な心理的防衛ラインとなっており、これを下回ると急落リスクが高まる可能性がある。
13:43
イーサリアム上のトークン化資産が30兆円突破 他のチェーン合計を上回る
イーサリアム上のトークン化資産が2010億ドル(約30兆円)を突破し、全ブロックチェーンの3分の2を占める。ステーブルコイン27兆円、機関投資家向けファンド、RWA1.8兆円と多様なエコシステムが拡大中。
13:35
Visa、ステーブルコイン決済の試験運用を開始 クリエイターやギグワーカー向け
Visaが米ドル連動型ステーブルコインUSDCを活用した決済サービスの試験運用を開始。クリエイターやギグワーカーに数分以内の即時入金を提供し、国境を越えた決済を迅速化。2026年後半に本格展開予定。
13:25
円建てJPYC、日本国債の新たな購入者に 日銀の穴埋め役として期待も=報道
JPYC株式会社の岡部代表が、JPYCの準備金が日本国債市場で新たな力になる可能性を話した。日銀の購入縮小も背景に、今後ステーブルコイン発行者の存在感が拡大することも考えられる。
13:15
トランプ大統領、米史上最長43日間の政府閉鎖を終了させる予算案に署名 仮想通貨市場への影響は
トランプ米大統領が連邦政府機関の閉鎖を終了させる予算法案に署名し、43日間続いた米史上最長の閉鎖が終結した。下院は222対209で法案を可決。再開により複数の仮想通貨ETFが承認される見通しだ。
11:25
ブラジル大統領、押収仮想通貨の即時売却を合法化する法案を提出 組織犯罪対策強化へ
ブラジルのルラ大統領が犯罪捜査で押収した仮想通貨を裁判結果前に売却できる法案を議会に提出した。中央銀行は今週、仮想通貨事業者への認可制導入を含む新規制も公表している。
10:25
ユーザー資金を凍結できる16ものブロックチェーンを特定、分散化の観点で議論呼ぶ=Bybit
仮想通貨取引所Bybitがユーザー資金の凍結機能を持つブロックチェーンを特定した。ハッキング対策に有効だが、分散化の理念と矛盾するとの指摘もある。
10:15
SBIグループで資産運用|証券・銀行・仮想通貨投資を効率的に
証券・銀行・仮想通貨を1つのエコシステムで管理できるSBIグループ。スマホ1つで株式、投資信託、金ETF、仮想通貨への投資を始められます。手数料優遇、ポイント連携、スムーズな資…
09:45
ヤフー・ファイナンス、ポリマーケットと提携し予測市場ハブを数カ月以内に開設へ
ヤフー・ファイナンスが予測市場プラットフォームのポリマーケットと提携し、新たな予測市場ハブを立ち上げる。経済や市場動向の確率データと分析を組み合わせて投資家を支援。
09:20
ビットワイズ、2026年にICO復活で数十億ドル規模の資金調達を予測 コインベーストークン販売サービス立ち上げを受け
仮想通貨資産運用会社ビットワイズのホーガンCIOが、コインベースのトークンセール・プラットフォーム立ち上げを受けて2026年にICOが資本調達の重要手段として復活すると予測。
08:50
モバイルゲーム大手KLab、ビットコインをトレジャリー資産として購入
モバイルゲーム開発のKLabが約2,000万円のビットコインを購入。国内では今夏以降、Defコンサルティング約50億円、イオレ約160億円など上場企業のトレジャリー戦略が加速。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧