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ソフトバンク、メタバース企業の約80億円の資金調達を主導

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

約80億円を資金調達

ソフトバンクグループの「SoftBank Vision Fund 2」が先月、メタバース(仮想現実)関連企業Soul Machines社のシリーズB1ラウンドの資金調達を主導していたことが明らかになった。

Soul Machines社は、AIやデジタルアバターの開発などを手掛けるニュージーランドの企業。今回、7,000万ドル(約80億円)の資金調達に成功した。

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資金調達ラウンドには、既存の投資家であるベンチャーキャピタルのTemasek(シンガポール政府系ファンド)、Salesforce Ventures、Horizons Venturesなどのほか、Cleveland Avenue、Liberty City Ventures、Solasta Venturesが新たに参加。Soul Machines社の累計資金調達額は1億3,500万ドル(約155億円)に達した。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。

▶️仮想通貨用語集

資金は法人向け市場に投入

Soul Machines社は2016年に創業。将来的に、多くの産業セクターが自社のデジタルアバターを展開すると想定し、技術開発を行っている。

今回の資金調達で得られた資金は、法人向け市場に投入される。具体的には、有名人のデジタルアバターを使う、メタバース向けデジタルエンターテインメントの開発などに使用されるという。

同社のグレッグ・クロス共同創業者兼CBO(最高ビジネス責任者)は、資金調達の成功について以下のようにコメントしている。

デジタルアバターが世界とコミュニケーションし、関わり、交流する力を有していることを理解する、革新的でグローバルなブランドと関係を継続できることをうれしく思っている。

我々は(企業)ブランドが新たなパーソナライゼーションの方法を考案した上で、トランザクション的な仮想世界にて、顧客に独自のブランド体験を提供するための方法を導入しなければいけない変革の時代に存在している。

メタバースなどへの投資強める

ソフトバンクは現在、メタバースや暗号資産(仮想通貨)分野への投資を強化している。

21年11月には、「SoftBank Vision Fund 2」を通して、メタバースNFTゲーム「ザ・サンドボックス(SAND)」の100億円(9,300万ドル)の資金調達ラウンドを主導。12月には、メタバースプラットフォームを提供する韓国のZepeto(ゼペット)に、約170億円を出資した。

同ファンドは、22年2月に発表された、ブロックチェーンプロジェクト「Aleo」の資金調達にも加わっている。また、仮想通貨取引所FTXの米国事業体「FTX.US」は1月、4億ドル(約460億円)の資金調達に「SoftBank Vision Fund 2」が参加したことを発表している。

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

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