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G7がロシアに対する制裁強化で共同声明、仮想通貨も対象

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨による制裁回避の防止を強化

G7は11日、ロシアに対する制裁をさらに強化するとの共同声明を発表。その中で、暗号資産(仮想通貨)を対象とする制裁についても方針を示した。

G7とは

Group of 7の略称。日本、米国、英国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリアの主要7ヵ国を指す。

▶️仮想通貨用語集

G7の声明は「世界は一丸となって、プーチン政権に対し、ウクライナに対する攻撃を直ちに停止し、軍を撤退させるよう求めるべきである」として、次のように述べている。

我々は、ロシアをG7の経済や、国際金融システムからさらに孤立させるという決意を抱いている。このため、我々は、現在行っている制裁の流れに沿い、それぞれの地域の法的権限と手続きに従いつつ、できるだけ早くさらなる措置を講じることを約束する。

G7は仮想通貨を使った制裁回避を防ぐ措置の強化についても、次のように示している。

我々は制裁措置の有効性を維持し、制裁回避を取り締まり、抜け穴をふさぐことを約束する。

具体的には、制裁回避を防ぐために計画された他の措置に加えて、ロシア国家とその代理人や、オリガルヒ(新興財閥)が、国際制裁の影響を回避する手段として仮想通貨を活用できないようにし、世界の金融システムへのアクセスをさらに制限していくことになる。

G7は、すでに仮想通貨を制裁対象としていることを確認しつつ、あらゆる不正な活動を、さらにうまく検知し、阻止するための措置を取っていくと続けた。

ホワイトハウスは、G7に加えて欧州連合(EU)も加わる形で制裁を行っていくことも発表。その報告の中では、米財務省が制裁回避を阻止するための新たなガイダンスを発行することに言及している。「取引が法定通貨建てか仮想通貨建てかにかかわらず、すべての米国人に制裁規制の遵守が求められることを明確にする予定だ」とした。

関連米財務省、仮想通貨での制裁回避を阻止するためのガイダンスを公開

輸出入、エネルギーなどの面でも制裁強化へ

G7は声明で、仮想通貨の他に以下のような制裁強化を掲げている。

  • ロシアの主要製品に関して、最恵国待遇を撤回する
  • ロシアが国際通貨基金などの、国際金融機関から融資を受けられないようにする
  • 制裁対象となる個人や団体が有する資産や不動産を特定し凍結するための作業を続ける
  • ロシアによる偽情報の拡散を食い止める
  • ロシアに関して、主要な商品・技術の輸出入をさらに制限する
  • ロシアの国際的な資金調達能力をさらに制限する方策を開発し、実施するために協力する

さらにG7は、ロシアのエネルギーへの依存を減らすためにさらに努力を行うとも宣言。ただし各国が、代替となる持続可能なエネルギー供給源を確保するための時間を取っていくとしている。

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