米SECゲンスラー委員長「仮想通貨取引所の監督はCFTCらと分担すべき」=報道

仮想通貨取引所の規制

米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長は4日、暗号資産(仮想通貨)取引所の監督は、米商品先物取引委員会(CFTC)らの機関と分担すべきであるとの見解を示した。海外メディアが報じた。

取引所が扱う仮想通貨には有価証券に該当するものと、コモディティ(商品)等に該当するものがあると説明。取引所の規制について、CFTCと協業するようにSECのメンバーに指示したことも明かしている。

SECとは

株や債券などの有価証券の取引を監督する米政府機関で、1934年に設立された。公正な取引の確保と投資家保護を目的としており、インサイダー取引や企業の不正会計、相場操縦などを防止する役割を担う。

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ゲンスラー氏は4日に「University of Pennsylvania Carey Law School」が主催するイベントに登壇。今回の発言は、その時に行われたものだという。

これまでは「仮想通貨の多くが有価証券に該当する」と主張。数多くの銘柄が証券法の対象になるため、SECの権限を拡大する必要があるとも述べてきた。この意見に対し昨年8月には、CFTCのメンバーが「SECは、仮想通貨など商品に対する権限は持たない」と反論したこともあった。

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ゲンスラー氏はその後9月に、米上院の公聴会で「コインベースのような仮想通貨取引所は、有価証券に該当する銘柄を扱っている可能性があるため、SECに登録すべきだ」とも主張している。

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一方で今回は、現在の仮想通貨取引所は有価証券に該当するものとそうでないものが混在していると説明。単一の規制機関だけが、取引所の監督を担当すべきではないとの考えを示した。

また、現在の仮想通貨取引所は詐欺や価格操作への耐性が弱いため、ルールを増やす必要があるとも語ったという。

CFTCのブライアン・クインテンツ元委員はゲンスラー委員長の発言を受け、「公に連携を呼びかけることはつまり、コントロールを失い始めていることだろう」とコメントした。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します