再び挑戦
米国では再び暗号資産(仮想通貨)ビットコインの先物をショートする(空売り)ETFが申請されていることが明らかになった。
米ETF運用会社のDirexion、AXS Investments、およびProSharesも今週、SEC(証券取引委員会)にインバース型のビットコイン先物ETFの申請を提出。これら3つの申請はCMEが提供するビットコイン先物に対し、-1xのレバレッジでショートポジション(空売り)を取るものだ。
しかし、米国で初めてレバレッジ型及びインバース型のビットコイン先物ETFが申請されたわけではない。昨年10月にもDirexionやAXS Investments、Valkyrie社は申請を試みたが、SECの「レバレッジへのエクスポージャーが望ましくない」という方針を受け、申請を取り下げた経緯がある。今回は再挑戦する格好だ。
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なお、SECは今週、上場投資信託プロバイダーのTeucrium Trading社が申請したビットコイン先物ETFを承認。4つ目のビットコイン先物ETFの提供を許可したが、依然として現物ETFのほうにはゴーサインを出さず、3月31日には業界大手のARK Investmentsの申請した現物ビットコインETFに対しても非承認の判断を下すことになった。