WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ブロックチェーンの発展は重要だが、仮想通貨の税制改正には慎重|麻生大臣が参議院予算委員会で答弁

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の税制について麻生大臣が言及
25日の参議院・予算委員会にて、日本における仮想通貨の税制とブロックチェーン産業の発展について、日本維新の会の藤巻議員が問題提起。これについて、麻生財務大臣が見解を述べた。
総合課税とは
仮想通貨が分類される「雑所得」は総合課税の対象となり、給与所得など他収入との合算額に応じて税率が決まる。最大税率は住民税10%と合計して最大55%。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

国会中継:参議院予算委員会

日本維新の会、藤巻議員による「仮想通貨及びブロックチェーン」に関する質問を受けて、参議院予算委員会で安倍総理が答弁を行った。参議院の「財政金融委員会」に所属する同議員は、仮想通貨の税制改正に取り組んでいることでも知られている。

国会答弁内容

(注)以下は、国会中継の模様をCoinPost編集部で見やすくまとめたものであり、発言内容には意訳が含まれます。

―国の規制の在り方について

藤巻議員

(不適切な)規制によって、国の成長産業を妨げてはならない。

1980年代の後半に、金利スワップ(デリバティブ取引の一種)における「長短分離政策」をリスクと見た日本は規制をかけ、これによって5年間のビジネス上の遅れが生じたことで、昨今の日本のメガバンクと米大手銀行との大きな差に繋がった。

そんな中、目下の関心ごとは、インターネット革命の次にある成長産業であるブロックチェーンだ。

例えば公文書の決済問題で電子決済という手段もあるが、完璧ではない。ブロックチェーンであれば、改ざん自体ができず、さまざまな行政問題を解決することができる。

―税制について

藤巻健史議員

そして、ブロックチェーンの発展と表裏一体の関係にあるのが、仮想通貨だ。

ブロックチェーン技術は推進するが、仮想通貨は規制をかけるとなると、世界に遅れを取ってしまう可能性がある。

消費者保護はもちろん重要であるが、ブロックチェーンと仮想通貨を一体となって発展させるために、現状だと「税制」が足を引っ張りかねない。

仮想通貨が区分される雑所得の扱いでは、他の給料や不動産収入などと損益通算できず、翌年繰り越しもできない。儲かればごっそり税金を持って行かれて、大損した場合は補填がないというのは、(最大税率55%となる総合課税の金融商品として)不適切ではないか。

一方で、株やFXは、税率20%の分離課税となっている。

税務当局における税の論理から行くと納得できる部分もあるが、しかし、日本の未来を考えるという倫理を考えると、税制でこれで妨げるようなことがあってはならない

首相がリーダーシップをとって税制改正を行っていく必要があるのではないか。

答弁内容

麻生財務大臣

国際金融では、仮想通貨ではなく暗号資産(クリプトアセット)と言われるが、このように関連用語の呼称すら明確に定まっていないほど、現時点では(将来性など)不明瞭なものの一つ。

利用者の利益を、詐欺などから”きちんと監督する”必要があるというのが、金融庁としての立場だ。

20%の分離課税については、会社の給料や事業所得などで大金を稼いだ方は、最大55%ほどの税率が掛かる。その一方で、「仮想通貨投資の利益は20%の税率で良い」というのは、国民の理解が得られず、世間で通用しないのではないか。

また株や債券と異なり、資産運用の一つとして、国が仮想通貨を推奨するほど、(現時点では)国際社会での信用が得られていない。

「ブロックチェーン技術を育成していく」という観点で、仮想通貨の購入や利用を後押しする必要があるのかという部分では、さまざまな問題がある。日本が遅れているという指摘であるが、おそらく日本が一番進んでいると考えている。

慎重な対応をしつつ、ブロックチェーンの育成をしていくという方向では大事なことだ。

CoinPostの関連記事

OECD:2020年までに仮想通貨税制の国際標準ルール制定へ
OECD(経済協力開発機構)は、仮想通貨に対して、国際的に標準化された税金の枠組み(グローバル・スタンダード)の必要性を提起。2020年までの施行を目指すとしています。
フランス:仮想通貨の所得税率を45%から19%へ引き下げ|最高税率は36.2%に
フランスが仮想通貨の所得税を引き下げました。仮想通貨の所得税率を45%から19%へ引き下げたことで、実質最高税率は36.2%になりました。日本の仮想通貨の実質最高税率は現状約55%となっています。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/11 金曜日
09:30
コインベース、ムーブと提携し米国地域銀行にステーブルコイン基盤提供
コインベースは決済インフラ企業ムーブと提携し、全米1000超の地域銀行・信用組合にステーブルコインの受け入れ・決済・即時資金化機能を提供する体制を整えた。既存の銀行システムに組み込まれ、地域金融機関の仮想通貨対応を後押しする。
08:15
XRPレジャーの量子耐性移行、2027年に着実な進展との見方
XRPレジャー財団の貢献者Vet氏は、XRPLの量子コンピュータ対策について2027年に着実な進展が見込めるとの見方を示した。また、作業には慎重さが必要であることも説明している。
07:40
コインチェック、新規アドレス送金を一定期間制限へ
コインチェックは9月15日から、新規登録した送金先アドレスへの送金に一定期間の制限を導入する予定だ。フィッシング詐欺や不正送金被害の増加を受けた金融庁・警察庁の要請が背景にある。
07:10
100人超の研究者ら、ビットコインとイーサリアムの量子攻撃計算量見積もりを半減
仮想通貨業界の研究者らがビットコインとイーサリアムへの量子攻撃について、鍵となる計算量の見積もりをグーグルの基準から半分以下に引き下げた。既存システムでの解読は不可能だが、想定される移行時間軸の見直しを迫る内容だ。
06:40
コインベースのアームストロングCEO、ビットコイン底打ちの見解示す
コインベースのアームストロングCEOが、ビットコインは今サイクルで底をすでに打ったとの個人的見解を示した。米上院は来週、クラリティー法の採決を予定しており、投票の行方が投資家の資金配分に影響し得る。
06:20
ビットワイズ、ドージコイン現物ETFを運用終了へ 上場から1年足らずで
米ビットワイズがドージコイン現物ETF「BWOW」の清算と閉鎖を発表した。取引は10月14日で終了し、22日に株主へ現金が分配される。仮想通貨の冬の中、ミームコインETFへの資金流入が伸び悩んでいたとみられる。
05:45
米クラリティー法案、採決直前にルミス上院議員が改定版公表
米上院共和党のルミス議員が11日、クラリティー法案の改定版テキストを公表した。約630ページに及ぶ内容にはDeFiのCFTC登録義務化など複数の変更が盛り込まれ、15日には審議入りの可否を問う採決が予定されている。
05:00
ナスダック、ペイワードに1億ドル出資 トークン化株式を来年始動へ
ナスダックが仮想通貨取引所クラーケンの親会社ペイワードに1億ドルを出資すると発表した。トークン化株式構想と新たな市場監視協定の締結もあわせて明らかになり、企業価値は210億ドルと評価されている。
09/10 木曜日
17:29
ビットコイン反発、現物より先物優勢 準備高は改善傾向=アナリスト
CryptoQuantのアナリストDarkfost氏が10日、ビットコインは安値から約45%反発しRSIは67まで上昇したと分析。一方で現物需要とバイナンスの準備高は依然力不足で、流動性回復にはなお時間を要するとした。
15:52
バイデン前大統領の息子のミームコイン、上場後98%急落 流動性強化へ
ハンター・バイデン氏の名を冠したミームコイン「LAPTOP」が上場直後に急落し、24時間で97.78%下落する場面があった。運営はスナイパーボットによる流動性不足が原因と説明し、流動性追加やバーンによる供給削減策を発表した。
14:02
ウォレット大手トレザー、委託先メール侵害 偽警告に注意
ハードウェアウォレット大手トレザーは9日、委託先のメール配信基盤が第三者に侵害されたと発表。「STM32エントロピー脆弱性」を騙る偽警告メールが拡散し、リンクを開かないよう注意を呼びかけた。同社は該当ドメインを停止済みとしている。
14:00
ビットコイン、8.3万〜8.6万ドル手前で足踏み=Glassnode分析
Glassnodeは長期保有者の取得原価・先物清算マップ・ETF損益分岐点の3指標が上値抵抗として、同じ水準である8万3,000〜8万6,000ドルの価格帯を示していると分析した。現在はすぐその下でレンジ相場が形成されているが、売り圧力が低いことが特徴的だ。
13:00
米当局、中国系違法市場シンビ摘発|ステーブルコインUSDTを80億円相当凍結
米当局が中国系違法市場シンビ・ギャランティーの仮想通貨ウォレット49件、約80億円相当のUSDTを凍結した。シンビは凍結を非難しUSDDへの移行を表明している。
11:45
テザーとファサナーラ、融資ファンド設立 最大30億ドル調達へ
ステーブルコイン最大手テザーが英ファサナーラと私募信用ファンドを設立。4億ドルを共同出資し、機関投資家から最大30億ドルの調達を目指す。USDTの決済網を軸に60カ国超で中小企業・個人向け融資を拡大する。
11:40
米カルシ、金と銀の無期限先物提供を申請
予測市場プラットフォームのカルシが、金と銀に連動する無期限先物の上場に向け米CFTCへ自己証明を申請した。ビットコインなど仮想通貨に続き対象を貴金属へ広げる動きで、投資家は現物を保有せず金銀価格への値動きに投資できるようになる見通しだ。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧