TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

「Web3.0を岸田内閣の成長戦略へ」 自民党議員、首相官邸を訪問

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3.0を岸田内閣の成長戦略へ

自民党の平井・前デジタル大臣や平将明ネットメディア局長らは21日、首相官邸を訪問し、岸田総理にWeb3.0(分散型ウェブ)の戦略について説明した。

米国や英国のWeb3.0に関する取り組みや、平議員が座長を務める「NFT(非代替性トークン)政策検討プロジェクトチーム」が作成したホワイトペーパーについて説明。平井議員はインタビューで、「岸田総理も米英と足並みを揃え、Web3.0のような新しい成長戦略に資するようなことに関しては前向きであるというメッセージを出したい意向だと思う」と語った。

関連自民党NFTチームのホワイトペーパーが部会で承認、NFTを「Web3の起爆剤」と定義

Web3.0とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーンを活用して非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。

▶️仮想通貨用語集

日本政府内では最近、Web3.0に関する取り組みが活発化している。今月12日には、日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network(ASTR)」を開発するStake Technologiesの渡辺創太最高経営責任者(CEO)が、自民党の河野太郎広報本部長、平議員とWeb3.0について意見を交わした。その際、日本の国家戦略にWeb3.0を組み込む重要性について、三者が確認する方向で話を進行している。

関連新しい資本主義はWeb3.0」 Astar Network 渡辺CEOが自民党の河野太郎氏、平将明氏と対談

昨日首相に説明した細かい内容等は明らかにされていないが、平井議員らは日本が海外に遅れをとらないためにも、「Web3.0を岸田内閣の成長戦略に位置づけるべきである」などと訴え、岸田総理も理解を示したと報じられている。

平議員は官邸を訪問した後、総理の指示で木原誠二官房副長官と話を進めることになったと報告した。

日本の現状

米国では先月、バイデン大統領が暗号資産(仮想通貨)に関する大統領令(行政命令)に署名。リスクへしっかりと対応しながら、デジタル資産や基盤技術の潜在的なメリットを活用するというのが米国のアプローチであることが分かった。英国については今月、「英国を仮想通貨テクノロジーのハブに」と題したプレスリリースが発表されている。

関連米バイデン大統領、仮想通貨関連の大統領令に署名

関連英大蔵省「UKを仮想通貨技術と投資の世界的ハブに」

両国の動きから見ても、たしかに日本はすでに遅れをとっている。日本から世界で戦えるWeb3.0企業を輩出するには、法人保有の仮想通貨に期末課税がかかるなど税制・規制上の課題も指摘されてきた。

Web3.0の世界では、トークンによってインセンティブ設計された人々が、これまで「会社」だったものを「DAO(分散型自律組織)」としてマネージメントすることが可能。それができる法律・税制にしていくことが、今後日本が国際的なリーダーシップを取るために重要だとの声が上がっている。上述した渡辺CEOとの対談で河野議員は、岸田総理が施政方針演説で掲げた新しい資本主義の設計図はそこにあると指摘した。

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧