ソラナ(SOL)が優先手数料の指定機能導入へ、対ボット対策

優先手数料を導入へ

暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の開発を手掛けるソラナラボは3日、メインネットワーク(ベータ)に優先手数料の指定機能を導入する計画を発表した。

ソラナではボット(bot)由来の大量トランザクションにより過去数回、メインネットの送金詰まりが発生してきた。最近でも5月1日にNFT発行を目的とする大量のトランザクションによりバリデーターのメモリ使用料を圧迫し、7時間に渡ってネットワークが停止したばかりだった。

新機能はこうした問題への処置として追加される格好だ。ソラナラボは「手数料の優先順位付け」機能により、ユーザーがトランザクションを発行する時に任意の追加料金を指定できるようになると説明した。

イーサリアム(ETH)ではブロック容量への需要に応じてネットワーク全体の手数料が変動する仕様となっているが、ソラナではNFT minting(発行)等の個別のコントラクトに紐づく特定の「State(状態)」のみを更新していくことが可能。そのため、優先手数料導入の影響範囲を制限できると期待されている。

新機能の基本原理としては、各トランザクションの「計算量に対する手数料割合(highest fee÷compute unit)」の高い順番に処理されることになる。一方で、アカウント毎の優先トランザクションの使用上限も設けられる。

例えば、NFTの発行を目的に高い手数料を指定した際、アカウントの更新上限に達していた場合は以降のトランザクションは直近のブロックで更新されず、次のブロックに格納される。しかし、他のアカウント向けに発行したトランザクションは、たとえ低い手数料であっても、直近のブロックに記録される設計だ。

ソラナの新機能は現在も構築中で、今後実装予定のアップグレード「v1.11」で導入される見込み。

関連:ソラナ(SOL)ブロックチェーンが一時クラッシュした背景、7時間にわたりネットワーク停止

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