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会計大手KPMG、メタバース内に「コラボ・ハブ」設立

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

メタバース・ハブで成長機会を模索

世界4大会計事務所のひとつKPMGの米国部門とカナダ部門は21日、メタバース(仮想現実)上でのコラボレーション・ハブの開設を発表した。

KPMGは、145の国と地域に約236,000名を擁するプロフェッショナルファームのグローバルネットワーク。「社会に信頼を、変革に力を」を理念としており、主に監査や税務、アドバイザリーの3つの分野での事業を展開中だ。

ブロックチェーン領域全体への参入も強めており、先日には、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を企業財務に追加。NFT(非代替性トークン)の購入も行っている。

関連:メタバースの原典小説の作者、ブロックチェーン「Lamina1」を立ち上げ

同事務所のコラボハブは、社員、クライアント、コミュニティを繋げ、業界やセクターを超えた成長機会を模索することが目的。

発表によると、「社員と顧客をWeb3に導く旅における次のステップ」であるという。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。

▶️仮想通貨用語集

今回のハブ設立について、KPMGカナダのエリオ・ルオンゴCEO兼シニアパートナーは、以下のようにコメントしている。

ここ数年で世界は大きく変化し、私たちの社員やクライアントは新しい働き方を模索することに関心を有している。これ(コラボハブ)は、アイデアを交換するための新しい没入型空間を提供する。

仮想通貨に関する研修なども導入済

今回KPMGは、クライアントが独自のメタバース戦略を策定し、実行することを支援する専門チームを結成したことも発表した。

なお、同事務所の米国部門は、現在すでに専門職向けの新人研修にNFTと仮想通貨に関する体験やトレーニングを実施中。仮想通貨企業向けの支援ツール「Chain Fusion」の利用も開始している。

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

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