はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中東クウェートのWarba Bank、メタバースゲーム領域参入へ 若年層の顧客との関係強化などが目的

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3トレンドを意識した動き

中東クウェートに拠点を構えるイスラム銀行Warba Bankは6月末、メタバース(仮想現実)ゲーム領域への参入を発表した。

同行が参入するのは、NFT(非代替性トークン)ゲーム「ディセントラランド(MANA)」と「ザ・サンドボックス(SAND)」。コミュニケーションチャンネルの強化と、若年層(アルファ世代およびZ世代)の顧客との繋がりを強化するのが目的とされる。

イスラム銀行は、一般的な銀行とは異なり、イスラームの教義、慣行に基づいて運営される。基本的に、無利子の金融機関として運営されるのが特徴だ。

関連:米TIME、ザ・サンドボックスで「タイムズ・スクエア」構築へ

発表によると、メタバース領域への参入は、Web3(分散型ウェブ)への転換が進むデジタル上のトレンドを鑑みた形で実現したという。現時点では、Warba Bankのメタバース内での具体的な取り組み内容は発表されていない。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。

▶️仮想通貨用語集

Warba Bankの、Anwar Bader Al-Ghaithサポートサービス・財務担当上級VPは、今回の試みでバーチャルリアリティのパイオニアになることを期待していると説明。以下のようにコメントしている。

バーチャルリアリティの世界は、サービス、教育、健康など、いくつかの先進的な分野で使用されている。Warba Bankは、バーチャルリアリティで顧客に寄り添い、商品やサービスを紹介するとともに、デジタル変革のパイオニアである同行のイメージを反映した革新的な方法で、顧客とコミュニケーションを実施することを目指す。

英HSBCなどもメタバースに参入済

暗号資産(仮想通貨)市場が冷え込みを見せる一方、メタバースへの参入を発表する企業は日増しに増え続けている格好だ。

6月末には、米著名ニュース誌TIMEが「ザ・サンドボックス」との提携と、バーチャル版「タイムズ・スクエア」を構築する計画を発表。世界4大会計事務所のひとつKPMGの米国部門とカナダ部門も、コラボレーション・ハブの開設する予定を公表している。

金融業界としては、英大手銀行HSBCが3月に「ザ・サンドボックス」に参入する方針を明らかにしている。同ゲームの仮想土地(LAND)を取得し、スポーツやゲーム分野での活用を目指して開発を行う予定だ。

「ザ・サンドボックス」は、全世界で4,000万ダウンロードを突破する人気ブロックチェーンゲーム。ゲーム内アイテムをNFT(非代替性トークン)として制作・売買することなどで、独自の経済圏を提供する「ゲームメイキングプラットフォーム」だ。

「ディセントラランド」は、2015年、2Dプラットフォームとして誕生。その後、VR(バーチャルリアリティ)とブロックチェーン技術を組み合わせた仮想空間プラットフォームに発展した。

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁、銀行に「ガス代支払い用」の暗号資産保有を承認
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧