WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

破産申請したセルシウス、1,600億円の赤字が判明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

赤字に関して

14日に破産申請した暗号資産(仮想通貨)融資企業Celsius Network(セルシウスネットワーク)のバランスシートには、約1,650億円(11億9,000万ドル)の赤字が掲載されている。

関連仮想通貨融資企業セルシウス、破産申請を正式発表

セルシウスは13日に米連邦破産法11条(チャプターイレブン)に基づいた破産申請を行ったことを発表していた。申請書によると手元資産1億6,700万ドルを活用して、再建計画を組み立てるとしている。

米連邦破産法11条(チャプターイレブン)とは

日本の民事再生法に似た再建型の倒産法制度。経営を継続しながら負債の削減などを実施し、企業再建を行う。申請後に債権取り立てが停止され、債務者は負債の整理に取り組み、原則120日以内に再建プランを策定する。

▶️仮想通貨用語集

セルシウスのアレックス・マシンスキーCEOと、同社を担当する法律事務所が新たに提出した文書は、負債総額55億ドル、資産総額43億ドルと報告。また、今後の手続きについて同意を得るため、無担保債権者委員会には、ほとんどのセルシウスユーザーが含まれる可能性が高いとも説明している。

マシンスキーCEOは、書類の中で「同社のプラットフォーム上が預かるデジタル資産の量は、同社がそれを適切に展開する準備ができるよりも速いペースで成長した」、「その結果、同社は、今から振り返ると、不適切な資産配備の決定を行っていた」と述べた。

資産の見積もり

申立て日の時点で、セルシウスはほぼすべてのDeFiローン、および仮想通貨取引所FTXとのデジタル資産4億300万ドルを担保にした1億800万ドルのローンを解消した。他には、デジタル資産660万ドルを担保にした約320万ドルの金額のローンが1つだけ残っているという。

今後、セルシウスは資産を売却し、再建した際の新たな企業の株式と交換で、第三者の投資家からの出資を検討する可能性がある。

書類によると、セルシウスは、1日に米国で破産申請を行った仮想通貨ヘッジファンドThree Arrows capital(3AC)について4,000万ドルの請求権を持っているという。

また、赤字解消方法の1つとして、マイニングにより生産したビットコイン(BTC)も利用する意向だ。

セルシウスは本業とは別に、子会社のセルシウス・マイニングを通じてビットコインを採掘している。この子会社は、企業間債権として、セルシウスから最大7億5,000万ドルを借りており、5月31日現在で融資残高は5億7,600万ドルだった。

セルシウスは、このマイニング事業がローンを返済するのに十分な資産を生み出し、「将来的に収益をもたらす」とみなしている。提出書類によると、セルシウスは「マイニング資産」として、7億2,000万ドルを所有していると申告した。マイニング子会社は、1日あたり14.2BTCを生産しているという。

FTXによる救済案は立ち消えに

マシンスキーCEOは、これまでの経緯について「第三者から新たな資金調達を行おうとしてきたが、こうした話し合いをする中で破産手続きの必要性が明らかになった」と報告。

提出書類によると、セルシウスの登録ユーザーは約170万人で、そのうち100ドル以上の口座残高を持つアクティブユーザーは約30万人である。顧客資産の引き出しは今も停止されており、再開に関しては「現段階で検討されていない」という。

大手仮想通貨取引所FTXは一時、セルシウスの経済的支援や買収など救済策を検討していた。しかし、その後セルシウスのバランスシートに20億ドルの穴を発見し、最終的にこの案は立ち消えになった形だ。

関連仮想通貨取引所FTX、セルシウスの救済は見送りか=The Block

また、オンライン投資プラットフォーム「BnkToTheFuture」によるセルシウスの救済策は、セルシウス側が拒否していた。

関連セルシウス、8,000億円の救済案を拒否 破産申請検討か

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 金曜日
18:07
カルシ予測市場に絡む楽曲操作、スポティファイが50万配信削除
スポティファイは、予測市場カルシでの賭けに絡み楽曲チャートが不正操作された疑いを確認し、約50万回の配信を削除。カルシとポリマーケットにロゴ削除を要求した経緯と、業界で相次ぐ予測市場操作リスクの背景を解説する。
17:10
ビットコイン、長期支持線に接近 フィデリティ幹部が底打ち慎重視
フィデリティでグローバルマクロを統括するジュリアン・ティマー氏は、ビットコインが長期パワーロー支持線(5万8237ドル)に接近していると指摘。反発の材料が乏しく、目先の底打ち判断には慎重な姿勢を示した。
14:47
ビットコイン現物ETF、純流入2.22億ドル 10日連続流出から転換
ビットコイン現物ETFの資金フローが2026年7月2日、10営業日ぶりに純流入へ転換した。SoSoValueのデータによると、フィデリティのFBTCが主導し、ETF資産残高は743億ドル、累計純流入額は510億ドルに達している。
14:15
ロビンフッドCEO、「仮想通貨の未来は現実資産にある」 独自チェーンで布石
ロビンフッドのテネフCEOがCNBCで、仮想通貨市場の成長を牽引するのは現実資産(RWA)のトークン化だと主張した。同社は「Robinhood Chain」を正式ローンチし、トークン化株式のグローバル展開も開始している。
13:30
米法執行幹部団体、クラリティー法を初支持
米黒人法執行幹部全国組織が1日付けの書簡でクラリティー法への正式支持を表明した。法執行機関の主要団体として初の公開支持であり、8月の上院休会前に採決が見込まれるなか、審議の行方を左右する動きとなるか。
13:05
米FBI長官、昨年11月にストラテジー社株式購入 6カ月遅れで開示
米FBIのパテル長官が2025年11月にストラテジー株約1,600万〜4,000万円相当を取得。法定の45日期限を大幅に超え約6カ月後に開示していたことが判明した。
12:00
IMF、トークン化で金融の構造変化 政策次第で強化も分断も
IMFのアドリアン金融顧問兼MCM局長は7月2日、トークン化が金融システムの構造を変えると分析するブログを公開。トークン化銀行預金・ステーブルコイン・トークン化準備金という3類型の決済資産の特性と、政策選択が強化・分断を左右する論点を解説する。
11:25
米CFTC委員長、イリノイ州仮想通貨取引税を批判 「技術への罰税」と非難
米CFTC委員長はイリノイ州の仮想通貨取引税を「ブロックチェーンへの罰税」と批判する論説を発表。0.2%課税は2027年1月に施行され、業界団体も一斉に反発している。
11:09
米財務省、ISIS-K関連の仮想通貨アドレス134件を制裁 テザー凍結
米財務省OFACが2026年7月1日、ISIS-K関連の仮想通貨アドレス134件を新たに制裁指定した。トロン131件はテザーが即時凍結、モネロ3件は技術的に凍結不可能。Chainalysisの分析で資金の流れを追う。
10:35
ロシア、対外貿易での仮想通貨決済を正式解禁 7月1日施行
ロシアは7月1日、ビットコインとステーブルコインを対外貿易決済に正式解禁した。認可プラットフォーム8社経由に限定され、中国・インド・トルコとの取引が主な対象。国内決済は引き続きルーブル専用となる。
10:13
SEC幹部、過去の仮想通貨ETF対応の失敗認める 予測市場ETFは意見募集へ
米SEC投資管理局長ブライアン・デイリー氏がブルームバーグの番組で、ビットコインETF対応の失敗を認めた発言が明らかに。予測市場ETFなど新型ETFは近く意見募集(RFC)を実施する方針も示した。
09:45
ビットコイン・イーサリアムの取引所流入急増、ボラティリティ拡大の兆候か=クリプトクアント
クリプトクアントの仮想通貨市場週間レポートによると、BTC・ETHの大口保有者による取引所入金が急増している。過去にはボラティリティ拡大に先行していた状況だ。
08:45
トランプ大統領が仮想通貨収益批判に反論、「違法でない」
トランプ大統領は3日、CNBCの単独インタビューで仮想通貨事業への批判に反論した。年次資産開示ではワールドリバティファイナンシャルのトークン販売やミームコイン事業から計12億ドル超の仮想通貨関連収益が判明しており、民主党議員はクラリティー法への倫理条項明記を求めている。
08:02
Ondo、S&P500ETF・マイクロン株で米国初の保管型トークン化証券を展開
OndoがブラックロックのS&P500連動ETFとマイクロン株をイーサリアム上でトークン化し、SECの第三者保管モデルに準拠した米国初の本番運用を開始した。
07:25
スタンダードチャータード、USDCの発行・償還の機能を機関の顧客に提供開始
スタンダードチャータードは、機関の顧客がサークルのステーブルコインUSDCの発行・償還サービスにアクセスできる機能をローンチしたと発表。機能の概要やユースケースを説明した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧