はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

NFTゲーム「スターアトラス」、POLISトークンのステーキング開始へ DAOの初期ガバナンスも導入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

預入期間で投票力が変化

ソラナブロックチェーン上に構築中の戦略ゲームStar Atlas(スターアトラス)は22日、同ゲーム向けのDAO(分散型自立組織)「スターアトラスDAO」の初期ガバナンス実装を発表。ガバナンストークン「POLIS」のステーキングサービスを開始することを明かした。

スターアトラスは、2620年の宇宙空間を舞台としたSF作品だ。プレーヤーは3つの派閥のうち1つに属し、構成員として宇宙船に乗りながら宇宙空間を開拓し、領土を拡大する。

基盤となるブロックチェーンはソラナ(SOL)で、エコシステムはNFT(非代替性トークン)、ならびにPOLISとATLASという2つの独自通貨を中心に構成。ゲームは現時点では開発中だが一部はリリースされており、4月時点でNFTの売上は累計約260億円(2億ドル)に達している。

関連:ソラナ基盤のNFTゲーム「スターアトラス」、決済企業MoonPayと提携

POLISは、3億6,000万枚が発行されており、所有者はスターアトラスDAOのフレームワーク内でロックすることで、報酬のほか各種議題に関する投票権を得られる仕組み。

ステーキングは、8月2日から開始される。スナップショットは1日に実施され、預入期間は2週間から5年までを設定可能となる。早期のロック解除は不可能で、スターアトラス運営自体も、所有するPOLISを3~5年周期でロックアップする計画だ。

スターアトラスのDAOには「投票力」を示すPVPと呼ばれるシステムが導入されており、この数値はPOLISのステーキング(ロックアップ)期間の長さによって増加する。同じ量のトークンを所有するユーザーの場合、ステーキング期間が長いユーザーの方が投票における大きな影響力を行使できるシステムとなっている。

ステーキングとは

一定量の暗号資産(仮想通貨)を所定の期間、預け入れることで報酬が得られる仕組み。厳密には、仮想通貨を保有するだけでなく、ネットワーク上に預け入れておく必要がある。

▶️仮想通貨用語集

POLISトークン所有者がDAOに参加可能

スターアトラスDAOには、POLISの所有者が参加できる。現段階ではPOLISのステーキングにフォーカスした状態となっているが、将来的には主に、以下のような統治システムが導入される予定だ。

  • エコシステムの開発と相互運用性(に関連する要素)
  • メタバース経済
  • 報酬、インセンティブ、税率を設定する権限
  • ゲームシステムの設計
  • ゲーム内法の制定

スターアトラスには、全体に関与するスターアトラスDAOのほか、ゲーム内の派閥やマップ地域に応じた「下層DAO」も設置。これらには各組織や地域の土地を所有するプレイヤーのみが参加可能だが、将来的にはスターアトラスDAO側でも下層DAOに関するルールやプロトコルを制定する投票が可能になる予定だ。

本作は最終的に、自律的なプレイヤーが所有するゲームとなる計画で、DAOが管理と資金供給を行うことが構想されている。初期段階から、経済はDAOの階層を通じて実行されるように設計されており、POLISとATLASのキャッシュフローによって支えられる形となっている。

関連:Star Atlas(スターアトラス)とは|注目すべき点や将来性を解説

DAOとは

「Decentralized Autonomous Organization」の略。一般的な企業などとは違い、経営者のような中央管理者が存在しない。参加メンバーやアルゴリズムによって運営管理が行われる。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/31 水曜日
14:00
ブラックロックの2026年投資展望 AI投資が米株式市場を牽引、ステーブルコインは金融の架け橋に
ブラックロックの2026年投資展望レポートでは、AI関連投資が米国株式市場を牽引し、生産性向上で171兆円の経済効果が見込まれると分析した。また、38兆円規模に成長したステーブルコイン市場について決済システムへの統合が進み、トークン化された金融システムへの第一歩となると見ている。
12:00
2026年末のビットコイン価格はどうなる?有識者7人に予想を聞いた
ビットコイン2026年末価格予想を暗号資産(仮想通貨)業界の著名人7人が回答した。平均は12.3万ドルで約40%の上昇見込み。FRB政策、機関投資家参入、半減期アノマリー崩壊など注目ポイントを分析。強気派と慎重派の見解を比較し、相場の行方を占う。
11:00
仮想通貨TOP20と国内発トークン、25年の騰落率は
ドナルド・トランプ氏の米大統領就任やビットコインの最高値更新があった2025年。本記事では同年の時価総額上位銘柄と国内発プロジェクトのトークンの年間騰落率をまとめている。
10:00
激動の2025年 仮想通貨の時価総額トップ20、過去8年間における順位変動は
2025年はビットコインが12万ドルを突破した。仮想通貨に肯定的な米トランプ政権が始動した1年を終えるにあたり過去8年間において仮想通貨の時価総額の順位がどのように変動してきたかを振り返る。
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧