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イーサリアム共同創業者ブテリン氏、マージ後の「4部構成アップデート」構想を語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムの完成度は40%

イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は21日、フランスで開催されたイーサリアム・コミュニティの年次会議で講演し、大型アップグレード「マージ」完了後にも複数のアップグレードが計画されており、ネットワークは急激な変化期に突入すると語った。

マージとは

イーサリアムのコンセンサス・アルゴリズムをプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)へ移行させる大型アップグレード。マージ(Merge)は英語で「統合」を意味し、現在のメインネットとコンセンサス形成を担う新しいチェーンを統合することで、新たなネットワークが構成される。

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ブテリン氏は、ビットコイン支持者がビットコインは80%完成していると見ているのに対し、イーサリアム支持者はイーサリアムの完成度は40%程度と見ていることに同意。今年9月に予定されるプルーフ・オブ・ステーク(PoS)へ移行が完了すると、この数字は55%まで跳ね上がるだろうと述べた。

マージに至るまでの「長く複雑な移行プロセス」を完了することで、イーサリアムはより強固なネットワークになると同氏は主張。一方、アップグレードが完了しても、イーサリアムの完成度は道半ばであり、今後、以下のような四部構成のアップグレードが計画されているという。

  1. サージ(Surge):64のシャードチェーンの追加=メインネットの混雑緩和
  2. ヴァージ(Verge):Verkle tree(数学的証明)とステートレスクライアントの追加=ネットワークの分散化
  3. パージ(Purge):履歴データの削除=ネットワークの合理化
  4. スプラージ(Splurge):上記すべての統合

イーサリアムに「深い変化」を引き起こす一連のアップグレードは、安全で分散化されたネットワークづくりを目的としている。また、このロードマップの最終地点では、「よりスケーラブルなシステム」となり、毎秒10万件のトランザクションが処理できるようになるとブテリン氏は主張した。(現在の処理能力は15〜20件/秒)

関連:イーサリアム開発者、「マージ」実施目標を9月に設置

関連:史上最大のアップグレード迫るイーサリアム、画期的なトークンセールから始まった分散化の歴史

短期的な痛みと長期的な進歩

イーサリアム・ネットワークでは、今後しばらく前述したような大きな変化が続き、イーサリアムの能力は急速に高まることになるが、将来的には変化の速度を減速し「落ち着く」必要があると、ブテリン氏は語る。

ネットワークにとって安全性と予測可能性を最適化は重要だが、将来のイーサリアムは大型アップグレードを必要としないほど、十分な発展を遂げるかもしれないと同氏は主張した。

チューリング完全性に類似している。。。十分に強力なコンピュータであれば、ほとんど何でもその上で構築できる。

その目標に到達するまでの過程では、「短期的な痛み」を伴うが、長期的には「将来の世代がとても感謝する事になるだろう」と同氏は述べ、自信を示した。

関連:イーサリアムL2「zkSync 2.0」、22年11月にローンチへ

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