ステーブルコインGHOの発行案が可決
DeFi(分散型金融)レンディング大手のAave(アーべ)は31日、独自のステーブルコインGHOを導入する方針が決定した。ガバナンス投票で大多数の賛成票を得た。
ステーブルコイン導入案は99%の賛成で可決。賛成票として660億円相当の501万AAVEが投票された。
来週ステーブルコインの基本規格(Genesis parameter)の投票を行っていく予定だ。
The community has given the greenlight 🟢 for GHO 👻 The next step is voting on the genesis parameters of GHO, look out for a proposal next week on the governance forum https://t.co/ba4oK50Wb8
— Aave (@AaveAave) July 31, 2022
GHOは7月上旬にコミュニティーに提案されたイーサリアム(ETH)メインネットでのローンチを念頭に置いたステーブルコイン。提案では、GHOは米ドルにペッグされた複数担保型になる見込みで、対象資産はユーザーが決定する余地がある。
従来のAave Protocolでのレンディングと同様、まずはユーザーが担保資産を預入れ、その後GHOが発行される仕組み。ステーブルコインの競争性をさらに高める狙いを持つ。
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ステーブルコインとは
ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドル等に裏付けられその価値($1)を保つことが目的。
米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、DAIなどアルゴリズムを利用するステーブルコインもある。
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AaveのStani Kulechov創設者はガバナンス投票の完了について、GHOのメインネット実現に向け一歩近づいたとコメントした。
One step closer for GHO main-net, congrats for the Aave community for passing greenlight for GHO ✅👏 https://t.co/KGCe2UWY9y
— stani.lens (🌿,👻) (@StaniKulechov) July 31, 2022
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