米政府のTornado Cash制裁、仮想通貨シンクタンクは違憲の可能性を指摘

米財務省を提訴する可能性

暗号資産(仮想通貨)の米シンクタンク「Coin Center(コインセンター)」は15日、米国がミキシングサービス「Tornado Cash(トルネードキャッシュ)」を制裁対象にした動きを受け、分析レポートを公開した。

このレポートでは、どの主体が制裁対象になり得るのかを詳細に分析。トルネードキャッシュを制裁対象にした米財務省外国資産管理局(OFAC)が、自発的なコードを人間のように扱ったことは、法定権利を超えているとコインセンターは指摘した。

関連米財務省、仮想通貨ミキシング「Tornado Cash」を制裁対象に指定

ミキシングサービスとは

仮想通貨の取引データを複数混ぜ合わせることによって、その仮想通貨の出所や保有者のアイデンティティを隠すサービス。

▶️仮想通貨用語集

コインセンターは、OFACがトルネードキャッシュを制裁対象に指定した数時間後、まずは今回の対応が法律や憲法に違反している可能性があるという分析を発表。その後に先週は、時間をかけて法的な分析を行ったと説明している。

今回のOFACの対応についてコインセンターは、トルネードキャッシュのスマートコントラクトアドレスを制裁リストに加えたことで、OFACは法定権利を超えたと指摘。正当な法手続きを行っておらず、言論の自由を侵害したとみなされる可能性があるとの見解を示した。

また、OFACが、今回の制裁が無実の米国民に与える影響を軽減するための対策を充分に講じていたとは言い難いとも主張。コインセンターは今後の対応について、以下のように説明した。