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大手仮想通貨カストディ企業BitGo、買収撤回巡りGalaxy Digitalを訴える意向

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

買収案撤回について法的手段を検討

大手暗号資産(仮想通貨)カストディ企業BitGoは15日、仮想通貨投資企業Galaxy Digitalが同社に対する買収提案を取りやめたことに関して、法的な手段に訴える意向だと発表した。

著名投資家マイク・ノボグラッツ氏が率いるカナダの上場企業Galaxy Digitalは2021年5月時点で、BitGoを約1,300億円で買収する計画を公表していた。しかし15日、これを撤回すると報告したばかりである。

この理由としては「BitGoが2022年7月31日の期限までに、当社の契約要件に準拠した2021年の監査済み財務諸表を提供しなかった」ことを挙げた。さらに、Galaxyが支払う「契約解除料は発生しない」とも続けている。

しかしBitGoはこの決定を不当としており、ビジネス訴訟を専門とするクイン・エマニュエル法律事務所を雇って、適切な法的措置を取る方針だと声明を出した。

クイン・エマニュエルのパートナーであるR・ブライアン・ティモンズ氏は、次のように見解を述べている。

BitGoは、監査済み財務書類の提出を含め、これまで必要な義務を果たしてきた。Galaxyがこの四半期に約730億円(5億5,000万ドル)の損失を計上したこと、同社の株価が低迷していること、さらに、Galaxyとノボグラッツ氏の両方がテラエコシステム崩壊の騒動に気を取られていることは公になっている。

GalaxyがBitGoに、約束通り1億ドルの契約解除料を支払うか、不誠実な行動のために、それ以上の損害賠償に直面するか、どちらかである。

ティモンズ氏が指摘するように、Galaxy Digitalは第2四半期(4~6月)に、約5億5,000万ドルの損失を計上していた。前年同期の約1億8,000万ドルと比べて大幅増加していた形だ。

同社発表によると、これは主に、仮想通貨価格の下落や、取引事業および投資事業のデジタル資産および投資の含み損によるものであり、仮想通貨マイニング事業の黒字化により一部相殺されたという。また、厳しい環境の中15億ドル以上の流動性を維持することに成功したとも説明している。

BitGoは事業の成長を強調

BitGoのマイク・ベルシーCEOは、同社の成長や事業見通しは力強いものだと強調した。

ベルシー氏によるとBitGoは2021年末時点で、640億ドル以上の資産を預かっている。顧客ベースについても、2021年は前年比3倍以上の成長を遂げており、2022年もこの傾向は続いているという。

同社によると、BitGoは500以上のトークンをサポートしており、50か国以上でサービス提供している。6月には、機関投資家向けのNFT(非代替性トークン)ホットウォレットとカストディの提供を開始した。

関連:BitGo、機関投資家向けのNFTウォレットとカストディを提供へ

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

また、機関投資家のDeFi(分散型金融)利用促進も目的として、イーサリアム(ETH)基盤の仮想通貨ウォレットMetaMaskとも提携している。

関連:仮想通貨ウォレットMetaMaskがBitGoなどと提携、企業のDeFi利用促進へ

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