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米FDIC、仮想通貨取引所FTX.USら5社に預金保険の言及に関する中止通告書を発出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨企業に通知書

米連邦預金保険公社(FDIC)は19日、暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの米国法人「FTX.US」を含む5社に対し、預金保険について誤った説明を行わないよう中止通告書(Cease and Desist Letter)を発出したことを発表した。

FTX.USらはウェブサイトやSNSアカウント等で、仮想通貨関連の金融商品や証券口座で保有している株式に、FDICの保険が適用されるかのような説明をしていたとFDICは指摘。こういった誤った情報や誤解を招くような説明を即座に是正するよう求めた。

関連:米FDICの会長代理、今年の最優先課題に「仮想通貨」を挙げる

FDICとは

「Federal Deposit Insurance Corporation」の略。被保険銀行における預金を保護するための預金保険業務等を行う米独立機関を指す。金融システムの安定を保ち、安全性や健全性の維持、また消費者保護のために金融機関を監督する役割も担う。

▶️仮想通貨用語集

FDICの発令は5社に加え、それぞれの各オフィスや従業員にも適用される。今回、中止通告書が出された企業は以下の通り。

  • FTX.US
  • Cryptonews.com
  • Cryptosec.info
  • SmartAsset.com
  • FDICCrypto.com

公式発表でFDICは問題事例として、「ある仮想通貨企業は、FDICと関連があるようなドメイン名を登録していたが、実際は関連はなく、誤解を招く」と指摘。これは「FDICCrypto.com」のことを指していると見られる。

FDICは今回、「連邦預金保険法によって、保険適用外の商品にFDICの保険が適用されるかのような説明をすることや、預金保険の内容について故意に誤解を招くような説明をすることは禁止している」と強調。

また「FDICという言葉を企業名や広告、その他の文書で利用することによって、商品にFDICの保険が適用されるかのような印象を与えることも禁止している」とした。そして「FDICの保険は、保険対象の銀行に問題が起きた時に、消費者を保護するためのものだ」と説明している。

FTX.USへの通告

FDICは今回、上記のような包括的な説明以外に、各企業に発出した通告書も公開。FTX.USについては、同社ブレット・ハリソン社長が今年7月に投稿した「従業員からのFTX.USへの直接入金分(米ドル)は、FDICの保険が提供される各銀行口座に入金してある」、また「株式はFDICの保険が適用される証券口座で保有している」といったツイートを問題視した。

他の問題事例としては、SmartAsset.comのウェブサイトに「FTXはFDICの保険が適用される仮想通貨取引所」と書かれていたことも指摘。その上で、FTX.USは保険対象ではなく、仮想通貨や株式にFDICの保険は適用されないと説明している。

関連:米FDIC、「仮想通貨企業は保険適用外」と強調

FDICはこういった問題行為に対し、FTX.USに是正処置を要請。通告書を受け取ってから15営業日以内に、全ての問題を是正したことをFDICに書面で知らせるように求めた。

なお、ハリソン氏は対象のツイートを削除したと報告。人々を欺く意図はなかったと説明している。

関連:『仮想通貨の下落トレンドとFTXのスタンス』FTX.US社長との独占インタビュー

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