イーサリアムのテストネット「Sepolia」、マージ後のアップグレードを完了

マージの先へ

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)テストネット「Sepolia」は22日、「The Merge(マージ)」後に初となるアップグレードを行なった。

Sepoliaはテストネットのため、先月にマージは実行済み。今回のアップグレードは新しい機能の追加はなく、実行レイヤー(execution layer:EL)上でコンセンサスアルゴリズムをプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行していないクライアントを切り離すことだけを行なった。

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マージとは

イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムを「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」からPoSへ移行する大型アップグレードのこと。

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今回のSepoliaのアップグレードは、イーサリアム財団が今月3日に実行計画を発表。ブロック高1,735,371で実行する計画で、日付では17日ごろと見積もられていたが、22日に実行された。仮想通貨メディア「CoinDesk」によれば、オフラインのノードをネットワークに戻すための時間が遅れにつながったという。

イーサリアム財団で開発・運用に携わるParithosh Jayanthi氏はSepoliaのアップグレードについて、CoinDeskに以下のように説明している。

今回のアップグレードは、システム内のノードを整理するためだけに実施しており、何か変更があったわけではない。

このアップグレードは、ネットワークを統合する時はいつでも実施するものだ。

イーサリアムのメインネットにおけるマージは、現時点では来月15日ごろの予定。Sepoliaの今回のアップグレードは、マージ後にメインネットをスムーズに稼働させるために必要なテストとなる。今後は同様のアップグレードをテストネットの「Goerli」とメインネットでも行う計画だ。

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マージの注目度

イーサリアムのマージは、PoSへの移行後にイーサリアムの新規発行量が最大90%減少することやブロックチェーンがフォーク(分岐)する可能性があることなどから、非常に注目度が高まっている。

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最近では、フォークに対して仮想通貨取引所が続々と対応を表明。昨日はbitFlyerが対応方針を発表した。

bitFlyerは分岐を伴うハードフォークが発生した場合に、誕生することが見込まれるETHPoWについて、状況に応じて「現物での付与、取り扱い、または現金の交付」を検討していく方針を表明している。

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