はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米FRBパウエル議長、利上げ継続の意思を表明=ジャクソンホール会議

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場も反応

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は26日、経済政策シンポジウム「ジャクソンホール会議」の講演で、利上げを継続する意思を表明した。

物価を安定させるには一定の時間が必要だとし、需給のバランスが安定するまでは強く対策を講じると説明。そして、7月の消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化しただけでは、インフレ率が低下していると確信するには「ほど遠い」とした。パウエル議長が利上げ継続の意思を表明したことを受け、株式市場などに加えて暗号資産(仮想通貨)市場も反応し、ビットコイン(BTC)などの価格も下落している。

関連ジャクソンホール会議目前で様子見基調、BNBやXRPなどセンチメント好転傾向

一方で、9月に米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えているが、次の利上げ幅についてはパウエル議長は明言しなかった。今後のデータや経済的な見通しを見ながら判断すると説明している。

今回の注目点

コロナ禍の大規模な金融緩和の後、ウクライナ情勢による資源高の影響等もあり、米国などでは現在、過去最高水準のインフレが継続。これまでも、歴代のFRB議長がジャクソンホール会議を重要な政策発表の場として活用しており、ここでの発言が金利や為替、株式市場に大きな影響を与えたことがあることから、今回のパウエル議長の発言には仮想通貨市場からも大きな注目が集まっていた。

今回の主な注目点は、パウエル議長の金融政策の方針。今後の利上げについてどのような発言を行うかに注目が集まっていた。7月のFOMCでは金利を75bp(0.75%)と大きく引き上げており、経済成長への影響はすでに出始めているとされる。今回の講演では次回の利上げ幅を明言しなかったものの、0.75%のような大幅な利上げが続く可能性があることを改めて示した。

Fidelity Digital AssetsのリサーチアナリストJack Neureuter氏は、インフレについて以下のようにコメントしている。

インフレ対策に積極的な姿勢は、デジタル資産を含むリスク資産に対し、短期的には逆風となりそうだ。

しかし、インフレがピークに達したという証拠が増えてくれば、金利が現在の水準よりも大幅に下がり、リスク資産の価格が上昇に転じる可能性も高くなる。

パウエル議長は今回も、「ある時点で利上げのペースを緩めることが必要になる可能性がある」とも話した。

ジャクソンホール会議とは

毎年8月にアメリカ・ワイオミング州のジャクソンホールで開催される年次シンポジウムのこと。主要国の中央銀行総裁や、財務大臣、学者、金融市場関係者らが集い、世界経済や金融政策について議論する。

▶️仮想通貨用語集

関連ジャクソンホール会議とは パウエルFRB議長講演の注目ポイントは?

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/30 月曜日
17:30
ポンタポイントで暗号資産運用体験「Pontaビットコin牧場」開始 総額1,000万円キャンペーンも実施
BACKSEATとロイヤリティマーケティングが、Pontaポイントで暗号資産の運用体験ができるサービスを開始。実際の売買は行わず、ゲーム感覚で楽しめる。
15:52
仮想通貨は「やめとけ」って本当?損失回避のカギとなる4つのリスクと対策を紹介
仮想通貨=危険という印象の背景 「暗号資産(仮想通貨)=危険」という先入観は依然として根強く残っています。激しい価格変動やセキュリティ事故などのネガティブなニュースが注目を集め…
14:26
『ビットコイン財務戦略の成功は少数企業に限られる』Breedレポート、ストラテジー社の先行事例に注目
仮想通貨VCのBreedがビットコイン財務戦略企業についての記事を発表。弱気相場が到来した場合、株価プレミアムを維持できる企業は少数だとの見解を示した。
12:54
メタプラネット、1,005BTC追加購入 ビットコイン保有量は上場企業5位に
156億円分を追加購入 株式会社メタプラネットは6月30日、ビットコイントレジャリー事業の一環として、1,005BTCを追加購入したと発表した。平均購入価格は1BTCあたり1,…
12:16
暗号資産とは?広がりと注目の背景を初心者向けに解説
ビットコインや暗号資産はなぜ今、国家や企業から注目されているのか?世界的な広がりとその背景を、初心者にもわかりやすく解説します。
11:30
仮想通貨にまつわる5つの誤解|“しくみ”と考え方を整理する
仮想通貨に対する5つの誤解を、初心者向けにわかりやすく解説。簡単な答えと詳細な背景で正しい理解をサポートします。
11:21
堅調推移のビットコイン過去最高値に迫る、米株指数上昇で強気ムード継続
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+1.1%の1BTC=108,590ドルに。 過去最高値は、今年5月に記録した112,000ドル。 先…
09:23
米タイム誌『最も影響力のある企業100選』にコインベース、仮想通貨業界の政策牽引で選出
米TIME誌が発表した「最も影響力のある企業100選」に米国の仮想通貨取引所最大手であるコインベースが選出された。株価は先週最高値を更新した。
06/29 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルによるSEC相手の控訴取り下げやソラナ財務企業の株価暴落など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:28
BTCイールドとは?一株あたりのビットコイン量で企業価値を測る理由
BTCイールドはマイクロストラテジーが提唱し、メタプラネットも採用する“一株あたりのビットコイン保有量”で企業価値を捉える新指標。株式希薄化リスクやメリット、実際の数値をわかりやすく解説します。
11:30
ビットコイン下降チャネル上限届かず、PCE発表控え押し目形成の可能性に注意|bitbankアナリスト寄稿
今週の週次レポート 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン・オン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メキシコ大富豪のBTC価格上昇予測に高い関心
今週はメキシコ大富豪のビットコイン価格上昇予測、米テキサス州のビットコイン準備金設立法案成立、金融庁の仮想通貨規制審議に関するニュースが最も関心を集めた。
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧