はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

英VCのNorthzone、1,400億円規模のWeb3ファンドをローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨企業やフィンテックに出資

英国に拠点を構えるベンチャーキャピタル(VC)Northzoneは13日、1,400億円(10億ユーロ)規模のWeb3(分散型ウェブ)ファンドを新たに設立したことを発表した。

Northzoneは、1996年に設立された企業で、オープンバンキングを手掛けるTrueLayerから音楽配信プラットフォーム「Spotify」、Web3プライバシー企業のSunscreenなど、ジェネラリスト型で幅広い企業に投資を行っていることで知られる。

今回、同社が設立を発表したファンドは、暗号資産(仮想通貨)関連や、フィンテック領域のスタートアップに出資することを想定したもの。

関連:英CoinShares、アルゴランドの利回りETPをローンチ

同社のパートナーWendy Xiao Schadeck氏はNorthzoneが、株式投資と(仮想通貨)トークン販売の両方でスタートアップを支援するインフラを備えていると説明。

企業として仮想通貨のステーキングを行ったこともあり、また適切な状況下においては、分散型自立組織(DAO)への出資も検討すると述べた。

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。

▶️仮想通貨用語集

仮想通貨専門ファンドについては判断保留

大規模なWeb3ファンドの設立を発表したNorthzoneだが、仮想通貨に特化したファンドを設立するかについては現在、判断を保留している。

Schadeck氏は仮想通貨を専門に取り扱うファンドについて、以下のような見解をコメントした。

我々は、そのため(仮想通貨ファンド設立)の正しいタイミングであるかを、LP(リミテッド・パートナーシップ)と議論し、評価する必要がある。

最も可能性が高いケースは、コアファンドからWeb3企業に投資し続け、彼らがトークンをローンチする際に、我々がそれを保有することで、そのアプローチに関しては、問題は存在しない。

なお、Northzoneは記事執筆時点では資産としてNFT(非代替性トークン)を所有していない。この方針については「(現時点では)資金の一部をNFTの購入に充てるといった段階ではない」とSchadeck氏は解説している。

英バークレイズも仮想通貨企業への出資を検討

英国では、所謂「仮想通貨の冬」が続く現在も、仮想通貨に関連した出資や金融商品のローンチが行われている。

7月には、大手仮想通貨投資企業CoinSharesが、アルゴランド(ALGO)のETP(上場取引型金融商品)をドイツの株式電子取引所「クセトラ」に上場させたことを発表。

また、同月には英バークレイズが機関投資家向けの仮想通貨カストディ企業Copperへの出資を検討していることが報じられた。

関連:英バークレイズ、機関投資家向け仮想通貨企業への出資を検討か=報道

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:40
ビットコインに10月の季節的追い風、「アップトーバー」で高騰の可能性=アナリスト分析
ビットコインの10月高騰傾向「アップトーバー」に注目が集まっている。ブルームバーグ、ヤフーファイナンス、JPモルガンなどの分析をもとに、その背景にある季節要因や市場材料を解説。
10:02
スイ財団、エセナ、スイ・グループが独自ステーブルコイン「suiUSDe」「USDi」立ち上げへ
仮想通貨スイのトレジャリーであるスイ・グループと、スイ財団、エセナが協力し、独自ステーブルコイン「suiUSDe」「USDi」を発行する計画だ。特徴など詳細を解説する。
09:45
トークン化株式xStocks、「Wallet in Telegram」に対応拡大へ
トークン化株式のxStocksは、テレグラム向けの仮想通貨ウォレットWallet in Telegramに対応を拡大すると発表。10月の終わりから段階的にローンチする計画である。
08:45
イーサリアム「フサカ」、ホレスキーテストネットで稼働開始
イーサリアム開発者はホレスキーテストネットで次期アップグレード「フサカ」が稼働したと報告。10月14日と28日に他のテストネットで実施後、12月3日のメインネット実装を予定している。
08:10
ビットコイン12万ドル突破、米政府閉鎖で無政府資産として再評価強まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコイン市場は10月1日以降、上昇基調を強め、3日にはついに12万ドルを突破した。米政府の閉鎖および財政問題が続くなか、ビットコインの「無国籍資産」としての特性が市場で強く意識されている。
07:40
XRP財務戦略を拡大へ、ナスダック上場のVivoPowerが約28億円を調達
仮想通貨XRPの財務企業VivoPowerは、普通株の追加発行で約28億円の資金を調達したことを発表。調達した資金はXRP財務戦略の拡大と負債の返済に活用するとした。
07:40
デジタル証券とステーブルコイン連携、日本版トークン化MMF実現へ
三菱UFJ信託銀行子会社のProgmatが315組織による日本版トークン化MMFの検討結果を発表。ステーブルコインと連携し、ブロックチェーン上で証券取引から決済まで完結する仕組みの実現を目指す。国内デジタル証券市場は5,189億円規模に成長。
06:50
スペインBBVA銀、ビットコインとイーサリアムの24時間取引を開始
スペインの大手銀行BBVAが同国の主要金融機関として初めて24時間体制の仮想通貨個人取引サービスを開始。顧客はモバイルアプリを通じてBTCとETHの売買が可能となった。
06:20
ナスダック上場のフィテル、2.2億円相当のPUMPを購入 株価は下落
ナスダック上場の豪フィテル・コーポレーションがミームコイン発行プラットフォーム「パンプファン」のネイティブトークンPUMPを150万ドル分購入した。アークインベストが最近のレポートでパンプファンを高く評価している。
05:55
「金と比べて過小評価」、ビットコインの年末価格を16.5万ドルと予測=JPモルガン
JPモルガンのアナリストがビットコインの年末価格を16万5000ドルと予測。また、シティグループは13万3000ドルと予想。BTCは3日に12万ドルを突破した。
05:35
米CME、仮想通貨先物とオプションの24時間取引を2026年初頭に開始
米CMEグループが仮想通貨先物とオプション取引を週7日24時間体制で提供すると発表した。規制審査を経て2026年初頭に開始予定で、高まる顧客需要に対応。
10/02 木曜日
18:50
日本の暗号資産投資家67%が長期保有を選択ーBinance Japan調査
Binance Japanが実施した1,076名への調査で、日本の暗号資産投資家の67.1%が長期保有を選択していることが判明。収益性を最重視し、XRPが人気1位に。税制の影響で短期売買より長期投資が有利な日本独自の投資傾向を詳しく解説。
17:48
ブロックチェーンゲーム開発のDJT、魁 三国志大戦など2作品のサービス終了と事業転換を発表
double jump.tokyoが創業以来の主力事業だったブロックチェーンゲーム開発からの事業転換を表明した。新規流入が伸び悩んだ際に崩壊するトークン経済圏の限界が露呈する中、OASトークンを軸としたトレジャリー事業とN Suite事業に注力し、Web3の基盤整備企業への転身を目指す。
17:00
Baseトークンのエアドロップ対策をわかりやすく
コインベース支援のL2「Base」が独自トークン発行を検討。エアドロップの可能性、想定される配布条件、メタマスクでのブリッジ方法からDeFi活用まで解説。価格目安やリスク対策も網羅。
13:55
PUMPトークン30%急騰、アークインベストが「新クリエーター経済」と評価
米アークインベストがミームコイン発行プラットフォームPump.funを高く評価した。再導入されたストリーミング機能が「新たなクリエーター経済を構築」と指摘し、PUMPトークンは24時間で30%以上急騰した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧