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Magic Eden、NFTアグリゲーターCoral Cubeと提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Magic EdenがCoral Cubeと提携

ソラナ基盤のNFT電子市場大手「Magic Eden」は12日、NFTアグリゲーターCoral Cubeとの提携を発表した。

Coral Cubeはトレーダー向けの機能を備えている。Magic EdenとSolanartのリスティング情報を1秒未満で更新するため、ユーザーはMagic Edenにまだリストされていないプロジェクトをいち早く検出できる。

さらに、各コレクションのリアルタイムの売上とコレクターの数などの統計情報を提供。希少性情報も備え、流通市場で割安になっているレアなNFTを即座に購入する「スナイピング」に最適だ。

CoralCubeの共同創設者Meisam Vosoughpour氏は、Facebook(現Meta)やUberでエンジニアやプロダクトマネージャーを務めた人物。

Magic EdenはCoralCubeとの提携内容について具体的に説明していないが、両者は9月にロイヤルティの未払い防止機能「MetaShield」をリリースしていた。

MetaShieldは、クリエーターのロイヤリティを回避するマーケットプレイスに上場/取引されたNFTを追跡し、「ぼかし」をかける機能。そのNFTをロイヤルティなしで購入したユーザーは、別途負債を支払う必要がある。

NFTのロイヤリティとは、売買価格の一部が自動的にクリエイターに還元される仕組みのこと。スマートコントラクトではNFTの移転が購入か譲渡かを識別できないため、多くのマーケットプレイスレベルで自発的に設定されている。

8月には、NFTのAMM(自動マーケットメーカー)プロトコル「Sudoswap」が、市場の慣習を覆してクリエイターのロイヤリティ報酬を「0%」に設定したことで波紋を呼んだ。

ロイヤリティがゼロになるということはNFTのトレーダーにとってコスト低減につながる。しかし、NFTクリエイターにとっては収益減につながるため、クリエイターやプロジェクトからは反対の声も多い。

10月には、ソラナ上のNFTコレクション「DeGods」や「y00ts」を手掛けるDust Labsはロイヤリティ0%ポリシーを導入して一石を投じた。既にVCなどから資金調達を終えていたDust Labsの決断は、NFT市場にとって良い影響を与えないとの指摘も見られる。

この決定は、スペースにとって良いことではない。長期的にロイヤリティは、チームが活動し続け、モチベーションを高め、成長し、人々を雇用するためのインセンティブとなる。DeGodsは、ロイヤリティのおかげで今の地位にいるのだから。

関連:NFTクリエイターを支えるロイヤリティ、必要か否かの議論が活性化

NFTアグリゲーターの台頭

Magic EdenやOpen Seaでは、保管方法や取引停止措置など運営の中央集権性が度々批判の的となってきた。一方で22年にNFTアグリゲーターが台頭している。

関連:ソラナの大手NFT市場「Magic Eden」利用上のリスク、コミュニティが警告

NFTアグリゲーターは、トレーダーが複数のマーケットプレイスに直接アクセスすることなく、方々でリストされているNFTを効率的に取引できるようにするプラットフォーム。イーサリアム圏で代表的なアグリゲーターはGemとGenieだ。

7月には、DEX大手UniswapがSudoswapの統合を進めている計画を公表。UniswapのNFT取引機能を介してSudoswapに設置された流動性プールにアクセスできるようになるという。

Uniswapの開発企業Uniswap Labsは、Sudoswapとは別のNFT電子市場アグリゲーター「Genie」の買収を6月に発表したばかり。今秋にもUniswap上で複数の電子市場を介したNFT取引が可能になる。

関連:Uniswap、今秋からNFT取引可能に

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