はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

マスターカード、仮想通貨関連企業7社を支援プログラムに選出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨関連企業を支援

決済大手マスターカードは3日、同社のスタートアップ支援プログラム「Mastercard Start Path」の対象企業を発表した。

2014年から続く本プログラムの対象企業には今回、暗号資産(仮想通貨)関連企業7社を選出。マスターカードに選ばれた企業はこれから技術で協業したり、指導を受けたり、顧客基盤を活用させてもらったりして、デジタル資産のイノベーションを加速し、市場の拡大を目指す。

今回選ばれた企業は以下の7社。

  • Loot Bolt:米国のコミュニティ育成支援企業
  • Quadrata:プライバシー保護やシビル攻撃の対策技術を活用する米企業
  • Uptop:ブロックチェーンでブランドや買い物客をサポートする米企業
  • Digital Treasures Center:シンガポールの決済企業
  • Fasset:アブダビのデジタル資産取引所
  • Stable:コロンビアの送金・決済企業
  • TBTM Studios:ドバイのブロックチェーン基盤のメディア

マスターカードは今回の発表で、NFT(非代替性トークン)やブロックチェーンゲーム、メタバースの体験は、消費者の買い物やコミュニケーションの形態を変革する可能性があると主張。しかし、この可能性を解放するには、技術や銀行サービス、金融技術、仮想通貨を総合的に機能させる必要があるとした。

メタバースとは

インターネット上に構築された多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバター(分身)を介してゲームで遊んだり、音楽ライブに参加したり、会社の会議に出席したりするなど、様々な利用方法がある。

メタバースでブロックチェーンが利用されるとは限らないが、NFTや仮想通貨と相性が良いとされている。

▶️仮想通貨用語集

関連次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

また、金融技術はDX(デジタルトランスフォーメイション)において、消費者や企業のために主要な役割を果たすと説明。適切な時期に適切なソリューションを提供するには、仮想通貨のエコシステムと協業することも不可欠であるとマスターカードは考えていると述べた。

2014年に始まったMastercard Start Pathには、これまで40カ国の350超の企業が参加。このプログラムには毎年1,500超の応募があるという。マスターカードは21年7月、Mastercard Start Pathに、仮想通貨企業に特化したサポートを追加したことを発表していた。

関連マスターカード、アバランチ開発のAva Labsら5社をサポートへ

マスターカードの取り組み

マスターカードは積極的にWeb3関連事業を進めている。

最近では先月4日、カード発行会社がデジタル資産分野の規制に準拠できるよう支援するプラットフォーム「Mastercard Crypto Secure」を発表。このプラットフォームを通じ、カード発行会社は仮想通貨取引所など、暗号資産サービスプロバイダ(VASP)のリスクを入念に評価した上で、仮想通貨による各購入取引を承認するかどうか決定できる。

関連マスターカード、仮想通貨関連の取引監視プラットフォームを提供へ

また先月、マスターカードが、銀行などの金融機関が仮想通貨取引サービスを顧客に提供することに協力することが報じられた。ニューヨーク拠点の仮想通貨関連企業Paxosと提携し、銀行がPaxosの取引サービスを導入する仲介役になるという。

関連マスターカード、仮想通貨の取引サービスを銀行に提供へ

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/20 火曜日
14:45
「サトシ」か「ビット」か? ビットコイン価格高騰で基本単位論争が再燃
ビットコインの価格高騰に伴い、コミュニティではその基本単位「サトシ」変更の議論が白熱している。サトシを廃止すべきというビットコイン改善提案177にジャック・ドーシー氏が支持を表明する一方で、反対意見も多く論じられている。
14:00
ブラックロック「BUIDL」で利回り増やす取引戦略 BounceBitが実証試験
BounceBitがブラックロックのトークン化米国債「BUIDL」を担保に利用して、年利20%を実現した取引戦略を公開した。ステーブルコインを担保とするよりも利点があるとしている。
13:10
個人ノード運用を容易に、ヴィタリックの新たなイーサリアム拡張案とは
仮想通貨イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が新L1スケーリング計画を発表。個人のノード運用を容易にする「部分的ステートレスノード」でガスリミットを10~100倍に拡張する革新的アプローチを提案。
12:35
米上院、ステーブルコイン規制『GENIUS法案』の審議進行可決
米上院が仮想通貨ステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」の審議を66対32で可決。消費者保護や倫理規定を強化した修正案で超党派合意が進展。
11:59
ビットコイン下髭で押し目買い意欲旺盛か イーサリアムにも機関投資家の強い関心
過去最高値の更新まで目前のビットコインは米国債格下げなど不透明感のある中、下髭形成し押し目買い意欲の強さを示した。50日・200日移動平均線のゴールデンクロスが目前に迫る中、イーサリアムには機関投資家の資金が集まり、CMEグループのXRP先物は初日に1,560万ドルの取引高を記録した。
11:20
SEC新委員長、仮想通貨規制を全面見直し
SEC新委員長ポール・アトキンス氏が仮想通貨規制の抜本的見直しを表明。前政権の執行措置を批判し、発行・保管・取引の3分野で明確なガイドライン策定へ。
10:35
リップル社、UAEの金融企業2社と提携
リップル社は、UAEのZand BankとMamoの2社が顧客になったことを発表。両社はリップルペイメントを使用すると説明しており、中東市場の事業を強化していく。
10:05
ソラナの新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」提案 性能引き上げへ
ソラナ開発スタジオAnzaが新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」を発表した。処理時間を理論的に約150ミリ秒まで短縮し、Web2と競合できる高速処理を実現するとしている。
08:45
ビットコイン急騰、米国債格下げと州法により"安全資産"化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは史上最高値となる10万9,000ドル付近まで上昇している。米国債の格下げを契機として米国の信用力に対する懸念が台頭し、ドル安が進行した。
08:02
ステーブルコイン大手サークル、コインベースとリップルから買収アプローチ=報道
USDC発行元のサークル社が50億ドル以上の企業価値での買収提案を複数社から受けている。リップルとコインベースからアプローチされ、IPO計画と並行して検討中か。
07:45
過去最高515億円含み益達成、エルサルバドルのビットコイン投資
エルサルバドルが保有するビットコインが515億円の含み益を達成。国際通貨基金との合意に反してビットコイン蓄積を継続中。
07:25
コインベース顧客情報流出事件、米司法省が捜査開始=報道
米司法省が仮想通貨取引所コインベースの顧客データ流出事件について刑事捜査を開始。インド拠点従業員への贈賄による情報漏洩で、ハッカーが2000万ドルの身代金を要求していた。
06:40
ストラテジー社とセイラー氏、ビットコイン投資の収益性めぐり投資家から集団訴訟
ストラテジー社とマイケル・セイラー会長が、仮想通貨ビットコインの投資戦略の収益性について虚偽の説明をしたとして投資家から集団訴訟を起こされた。
06:15
Bybit、USDT使用の株式取引開始 ストラテジーなど78社が対象
仮想通貨取引所Bybitが株式取引機能をGold & FXに追加。ストラテジーやコインベース、マグニフィセント7を含む78社株式をUSDTで取引可能。CFDモデル採用で実株保有は不要。
06:05
SEC、ソラナ現物ETFへの決定を延期 21SharesとBitwiseが対象
米証券取引委員会が21SharesとBitwiseのソラナETF提案について決定期限を延期し、パブリックコメントを求めると発表。Canary、VanEckも含む複数企業が仮想通貨ETF承認を競う中、SECの審査が本格化へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧