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JCBIとBCCC、自己主権型IDの共同研究を開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

自己主権型IDの社会実装

コンテンツ業界関連企業を中心に50社が加入する一般社団法人ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブ(JCBI)は1日、「自己主権型アイデンティティ(SSI)の社会実装」をテーマとした共同研究を開始することを発表した。

自己主権型アイデンティティ(SSI)とは、ユーザー個人が単一のID(アカウント情報)を管理し、異なる企業のアプリケーションを自由に利用できるようになる概念。インターネット上の各サービスを利用するためのIDの管理権を、ユーザー自身が持つことがポイントとなる。

共同研究は特に、ブロックチェーン基盤に実装したスマートコントラクトを活用したプログラマブルID(PID)に焦点を置く。PIDは特定の属性や資格を持つことを証明することで、特別なサービスを受けたり、特典付与などの権利を自動的に執行できる技術を指す。

ブロックチェーン技術に対応したウォレットアプリを活用し、ユーザーが自分の属性や資格等を証明する分散型ID(DID)は、プログラマブルIDの一種だが、JCBIはDIDが「権利行使」の部分で完全な分散型の実現には至っていない点を課題として挙げた。

DIDとは

Decentralized Identity(分散型ID)の略称。分散型台帳技術(DLT)やその他分散型ネットワークによって登録されることで、中央集権型の登録機関を必要としないグローバルに固有な識別子。

▶️仮想通貨用語集

本共同研究には、JCBIが9月に発足したSSI・DID部会と一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)も参画。さまざまな領域の先端技術を有すBCCCの加盟企業の知見を活用していく予定となる。

関連:一般社団法人ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブが「JCBI SSI・DID部会」を発足

 

SSI・DID部会では、株式会社セプテーニ・インキュベートの斉藤彼野人氏が部会長、早稲田リーガルコモンズ法律事務所の河﨑健一郎氏が副部会長、株式会社電通グループの鈴木淳一氏がアドバイザーを務める。

自己主権型アイデンティティ(SSI)の社会実装をテーマとした共同研究について、JCBIは以下のように説明した。

一般社団法人ブロックチェーン推進協会と、SSI・DIDについて国内外の情報を幅広く収集、体系化している一般社団法人JCBI SSI・DID部会で、このプログラマブルIDにフォーカスして、自己主権型アイデンティティの社会実装を目指して、さまざまな調査、議論、実験を行うと共に、国際標準化に向けて、研究成果を国際標準化団体等に対して情報発信していきます。

BCCCとは

一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)は、ブロックチェーンの情報共有と普及啓発の2つを主な活動とする日本最大のブロックチェーン団体。世界のブロックチェーン団体とも連携しており、世界から情報を取り入れるほか、日本から世界への情報発信なども行う。

22年3月にBCCCは、一般社団法人DeFi協会(JDA)との共同提言として「日本社会のWeb3.0開国にむけたステーブルコインに関する提言」を公表していた。

関連:日本を「Web3.0開国」へ DeFi協会とBCCCがステーブルコインで提言

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