はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨投資の銘柄を選ぶ上で、把握しておくべきの5つの分類と特徴

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の分類
仮想通貨のポートフォリオを作るにあたり、購入した通貨がどのようなカテゴリーに属し、開発状況やロードマップを知っておくことで投資判断に活かすことができる。当ページでは仮想通貨を5つに大別、特徴について解説している。
フィンテックとは
FinanceとTechnology(金融と技術)が合わさってできた造語で、 ブロックチェーン技術が金融システムに大きな変革をもたらすと言われています。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

仮想通貨投資のポートフォリオを展開する際に、仮想通貨のカテゴリーを調べることは第一歩です。これから挙げるものは仮想通貨分野でとても人気があり、それぞれの分野でトップを走るものです。

ただし、賑わう仮想通貨業界における一部であるということと、人によって仮想通貨カテゴリーの分類分けが異なる場合もあるので注意が必要です。

1. 決済手段としての仮想通貨

これは、全ての時価総額のうち最も多い利用方法です。

仮想通貨は、主に価値貯蔵や、取引、支払いを目的として作られています。もしかするとアメリカドルのような法定通貨と同じように使える日が来るかもしれません。

この使い方に合う仮想通貨の例としては

  • Bitcoin(BTC)
  • Litecoin(LTC)
  • Bitcoin Cash(BCH)
  • OmiseGo(OMG)
  • Dash(DASH)
  • Tether(USDT)

などが挙げられます。

ビットコインが仮想通貨の先駆者であることから、すべての仮想通貨の中で最も人気であることは納得できますが、ブロックチェーン技術はただ単に決済手段としての使い方以外にもたくさんの分野に応用できます。

その点を踏まえ、その他のホットな仮想通貨もチェックしていきましょう。

2. 匿名性通貨

仮想通貨の中には、特に取引の安全性や匿名性に主眼を置いたものがあります。

実際、ビットコインやその他の仮想通貨の取引内容は、完全に匿名性が担保されており、追跡されることもないとよく誤解されます。多くのブロックチェーンはただ利用者の身元を隠すだけで、パブリックブロックチェーン上に記録された取引内容は残ります。

その元帳のデータには、どれくらいのトークンを取引したのかなどの情報や、ウォレットにある仮想通貨のバランスの情報が含まれます。犯罪者がマネーロンダリングのような違法行為を行うための手段として使われうるので、匿名通貨は物議を醸すことありますが、それでもなお人気があります。

以下がその匿名通貨の例です。

  • Monero (XMR) ー 「匿名通貨」の中で最も有名なコイン
  • Zcash (ZEC) ー XMRと似ているが、異なったプロトコルを利用している
  • Dash (DASH) ー 少しハイブリッドで、ビットコインの主な特徴を含みつつ、匿名性のある取引ができるという特徴がある。
  • CloakCoin (CLOAK) ー マイナーな匿名通貨。複数のセキュリティ層が追加されでいる。

3. dAppsなどのプラットフォームとしての仮想通貨

仮想通貨のカテゴリーでとても人気が高く、dApps(分散型アプリケーション)やスマートコントラクトと呼ばれています。

このカテゴリーには分散型ブロックチェーンのプラットフォーム上の仮想通貨が含まれます。開発者はおもにdAppsを開発するために使います。

これらの仮想通貨を使用して、ブロックチェーンを用いたアプリケーションのためのプラットフォームを作ることができます。一般的には優良な長期的な投資としてみられています。

ブロックチェーンを用いて築かれるアプリケーションの数が増えると、これらの仮想通貨の価値も上がるかもしれません。この分野の最も有名な仮想通貨の例はイーサリアム(ETH)です。

その他には以下のようなものがあります。

  • NEO (NEO) ー イーサリアムに似たスマートコントラクトのエコシステム。NEMのゴールは新しいスマートエコノミーのプラットフォームとなることで、中国で最も大きい仮想通貨。
  • Lisk (LSK) ー イーサリアムに似たスマートコントラクトのプラットフォームだが、Javascriptをベースにしている。
  • EOS (EOS) ー イーサリアムに似たスマートコントラクトのプラットフォームだが、パフォーマンスやスケーラビリティに優れている。
  • ICON (ICX) ー 世界で最も分散化されたグローバルネットワークを築くことにより、世界中を一つに繋ぎ合わせることが目標。
  • Qtum (QTUM) ー シンガポールに拠点を置いた、イーサリアムとビットコインのハイブリッド。
  • VeChain (VEN) ー 購入された商品の質や信頼性の決定権を小売店や消費者に提供するブロックチェーンに基づいたプラットフォーム。

4. 取引所に特化したプラットフォーム

主に仮想通貨の取引所で使われる仮想通貨が存在します。これらの仮想通貨は、取引所できるプラットフォームに人々の足を運ばせる動機を与えるもの、と考えることができます。

取引所に特化した仮想通貨の例は以下の4つです。

  • Binance Coin (BNB) ー Binance取引所によって発行されている、イーサリアムのプラットフォーム上ではたらく仮想通貨で、2億BNBトークンと厳格に発行できるトークンの量が制限されている。
  • Huobi Token (HT) ー 元中国三大取引所のHuobiが提供する取引所トークン。
  • KuCoin Shares (KCS) ー Binanceコインのようなものだが、KuCoinの取引所によって発行されている。
  • COSS Coin (COSS) ー KuCoinよりもはるかに小さい取引所が発行したものだが、2018年新たな機能を取り入れるこいうことで期待されている。
  • BiBox Token (BIX)

5. フィンテック

仮想通貨に関連したフィンテックも仮想通貨のカテゴリーのうちに分類したいと思います。これらの仮想通貨は金融システムの創造を加速させるために使われます。

  • Ripple (XRP) ー 銀行や決済プロバイダー、電子資産の両替、その他企業のためのブロックチェーン決済システム。大きな金額を素早く確実に取引できるように設計されている。
  • Stellar Lumens (XLM) ー 世界の新たな金融システムの開発を目的に作られました。所得に関係なく誰もが利用できる金融サービスを築いている。
  • Populous (PPT) ー ビジネスを支援するためのグローバルなインボイストレーディングプラットフォーム。第三者の管理を必要とせず、スマートコントラクトを用いて自動的に資金を提供したり支払いをしたりできる。

参考記事:5 Top Cryptocurrency Categories To Choose From For Your Investment Portfolio

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

暗号資産とは|初心者でも5分でわかる仮想通貨の始め方
暗号資産(仮想通貨)とは、インターネット上で取引され、投資・決済等に用いることができるデジタルデータです。2021年は「仮想通貨バブルの再来」とも呼ばれ、いくつもの仮想通貨が何百倍もの価格に跳ね上がりました。本記事ではそんな暗号資産について、基本情報から人気の理由、実際の始め方まで初心者に向けてわかりやすく解説します。
初心者でもわかるブロックチェーンとは?主な特徴と仕組みを図解
ビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)と密接に関係する「ブロックチェーン」の仕組みとメリットについて、初心者でもわかるように図解付きで解説しています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/17 月曜日
12:15
金融庁、資金調達目的の暗号資産発行者への情報開示義務化へ=報道
金融庁は資金調達型暗号資産発行者に年1回の情報開示を義務化する方針。金融審議会では継続開示の必要性や頻度をめぐり議論が展開。ICO・IEOの構造的課題も指摘され、2026年の金商法改正案に盛り込まれる見通し。
11:40
デッドクロス形成のビットコイン、市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」水準で推移
ビットコイン急落に伴いテクニカル指標は弱気のデッドクロスを形成している。FRB利下げ期待の後退を受け、投資家がリスク資産から安全資産へシフト。市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」を示す水準まで悪化した。デリバティブ清算が連鎖しETF大規模償還につながったが、専門家は感謝祭後の回復を予測している。
11:30
「ビットコインは底値圏に達した」金融大手JPモルガンのアナリストらが見解
JPモルガンが、仮想通貨ビットコインの価格を生産コストの観点から分析。底値に到達したとの見解を示している。同社はビットコインの目標価格を17万ドルとしている。
10:45
カードン・キャピタル、888BTC取得完了 不動産とビットコインの融合プロジェクト
不動産投資大手カードン・キャピタルが「101 Mizner Boca Bitcoinプロジェクト」向けに888BTCの取得を完了。年内で3,000BTC超を購入し、不動産収益でビットコインを継続購入する独自の融合モデルを展開。マイクロストラテジー戦略を不動産に応用した新たな投資手法として注目を集める。
09:49
アーサー・ヘイズ、保有していたアルトコイン大量売却か 実際の価値提供が必要との意見も
著名仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏がイーサリアムやエセナなどのアルトコインを大量売却している。専門家は4年サイクル論の終焉と実需の重要性を指摘している。
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧