はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨融資企業ジェネシス、今週にも破産申請か=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週にも破産申請か

暗号資産(仮想通貨)融資企業ジェネシス・グローバル・キャピタルは、破産申請を行う可能性があることが改めて報じられた。

ブルームバーグは複数の情報筋の話として、早ければ今週にも申請を行うと19日に報道。ジェネシスはFTX破綻の影響を受け、11月に償還や出金などのサービスを停止しており、債権者に3,860億円(30億ドル)超の債務を負っていることや破産の可能性があることが以前から伝えられている。

関連仮想通貨大手DCG、資産を一部売却か 子会社ジェネシスが3,880億円の債務=報道

破産申請については、仮想通貨メディア「The Block」も2名の情報筋の話として19日に報道。The Blockの情報筋は、ジェネシスは米連邦破産法11条(チャプターイレブン)に基づいたプレパッケージ型の破産申請を行う計画であると明かした。

チャプターイレブンとは

日本の民事再生法に似た再建型の倒産法制度。経営を継続しながら負債の削減などを実施し、企業再建を行う。申請後に債権取り立てが停止され、債務者は負債の整理に取り組み、原則120日以内に再建プランを策定する。

▶️仮想通貨用語集

プレパッケージ型とは、再建計画案について債権者と事前に合意した後で破産を申請する手段の1つ。裁判所の関与をできるだけ減らしたり、手続き申し立てから再建計画認可までに要する時間を短縮できたりするなどのメリットがある。

情報筋によるとジェネシスと債権者は現在、プレパッケージ型の破産申請の条件について協議中。債権者は、債務の大部分の返済期限を1年か2年延長することに合意する代わりに、現金での返済や、ジェネシスの親会社であるデジタルカレンシーグループ(DCG)の株式取得を要求するとみられる。

関連流動性問題抱える仮想通貨大手DCG、市場への影響についてポイントを解説

ジェミナイも協議に参加

破産申請の交渉を行う債権者には、仮想通貨取引所ジェミナイ(Gemini)も含まれているという。

ジェミナイはジェネシスを介して利回りサービス「Gemini Earn」を提供。ジェネシスが償還などのサービスを停止した影響で、Gemini Earnの償還も昨年11月から停止されたままである。

昨年12月には、ジェネシスとDCGが、ジェミニに約1,150億円(9億ドル)の債務を負っていることをフィナンシャルタイムズが報じた。ジェミナイは債権者委員会を結成しており、両社と交渉中である。

関連ジェネシスとDCG、ジェミナイに1,000億円超の債務=報道

Gemini Earnの顧客が償還できない状況が続く中、米証券取引委員会(SEC)は今月、ジェミナイとジェネシスを証券法違反で提訴。Gemini Earnが、未登録有価証券の募集・販売に該当すると主張した。

SECも、償還が停止された11月当時、ジェネシスはGemini Earnの34万の顧客から預かった9億ドル相当の資産を保有していたと指摘している。

関連米SEC、証券法違反でジェミナイとジェネシスを提訴

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/17 月曜日
20:08
暗号資産の金商法移行が本格化、分離課税実現へ最終局面=ブロックチェーン議連
金融庁が暗号資産を金商法に位置づけ、インサイダー取引規制を整備する方向を明示。業界団体は20%申告分離課税を要望。来年の通常国会での法整備を目指す。第31回ブロックチェーン推進議員連盟で議論。
17:41
IG証券、仮想通貨ETF CFD取引を終了へ 金融庁の新指針受け
IG証券が仮想通貨ETF CFD取引の終了を発表。金融庁が「望ましくない」との見解を示したことを受け、12月1日から新規建て停止、2026年1月末までに既存ポジションの決済が必要に。
16:43
ステーブルコイン取り付け発生ならECB金利再考も、オランダ中銀総裁が警告=FT報道
欧州中央銀行の政策委員がステーブルコインの取り付け騒ぎ発生時にはECBが金融政策見直しを迫られる可能性があると警告。米ドル建てステーブルコインの急拡大が欧州の金融主権に及ぼすリスクについて、ECB当局者や専門家の懸念が高まっている。
14:32
ハーバード大のビットコイン投資が急増 IBIT保有を前期比257%拡大
ハーバード大学がブラックロックのビットコイン現物ETF(IBIT)保有を257%増加し、685億円相当を保有していることが明らかになった。これによりIBITがポートフォリオ最大の銘柄となった。
12:15
金融庁、資金調達目的の暗号資産発行者への情報開示義務化へ=報道
金融庁は資金調達型暗号資産発行者に年1回の情報開示を義務化する方針。金融審議会では継続開示の必要性や頻度をめぐり議論が展開。ICO・IEOの構造的課題も指摘され、2026年の金商法改正案に盛り込まれる見通し。
11:40
デッドクロス形成のビットコイン、市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」水準で推移
ビットコイン急落に伴いテクニカル指標は弱気のデッドクロスを形成している。FRB利下げ期待の後退を受け、投資家がリスク資産から安全資産へシフト。市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」を示す水準まで悪化した。デリバティブ清算が連鎖しETF大規模償還につながったが、専門家は感謝祭後の回復を予測している。
11:30
「ビットコインは底値圏に達した」金融大手JPモルガンのアナリストらが見解
JPモルガンが、仮想通貨ビットコインの価格を生産コストの観点から分析。底値に到達したとの見解を示している。同社はビットコインの目標価格を17万ドルとしている。
10:45
カードン・キャピタル、888BTC取得完了 不動産とビットコインの融合プロジェクト
不動産投資大手カードン・キャピタルが「101 Mizner Boca Bitcoinプロジェクト」向けに888BTCの取得を完了。年内で3,000BTC超を購入し、不動産収益でビットコインを継続購入する独自の融合モデルを展開。マイクロストラテジー戦略を不動産に応用した新たな投資手法として注目を集める。
09:49
アーサー・ヘイズ、保有していたアルトコイン大量売却か 実際の価値提供が必要との意見も
著名仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏がイーサリアムやエセナなどのアルトコインを大量売却している。専門家は4年サイクル論の終焉と実需の重要性を指摘している。
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧