はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Web3プラットフォームGala、2023年の事業戦略を公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ゲーム、音楽、映画で新展開へ

ゲームや映画、音楽などのプラットフォームを展開するWeb3企業Gala Entertainment Properties(以下Gala)は1月29日、2023年の事業戦略を発表した。多岐に渡る内容から、本記事ではポイントを絞って発表内容を紹介。

Gala Gamesはモバイル進出

まず、ゲーム分野では、ゲーム開発のロードマップや進捗状況の公開などアップデートの共有を行う。さらに、30億人に上るともいわれる、モバイル機器でのゲームプレイヤーもGalaのゲーム世界に取り込んでいく計画だ。

具体的には、1月にEmber Entertainmentの所有する、15以上のゲームタイトルの買収を決定。これらのゲームにより、モバイル進出を開始する。

また、一部をのぞくゲームで、Galaの発行する「$GALA」を主要トークンとして使用することを決めた。

現在、ゲーム分野では5つのゲームが稼働中だが、2023年には、さらに12タイトルをリリースする見込みである。

Gala Musicの完全ローンチ

次に、ミュージック分野では、2023年に新たなパートナーシップが予定されている。これにより、Galaに参加するアーティストの露出が増え、ユーザー体験も向上する見込みだ。ヨーロッパ、日本や韓国、米国での活動を増やし、グローバルにプラットフォームを拡大するともしている。

現在Gala Musicでは、スヌープ・ドッグなどを始め32のアーティストが、150曲以上を配信しているが、2023年3月末を目途に、プラットフォームの完全な立ち上げを目指す。他に3月末までには、Web3ウォレットの統合や、毎週の新曲リリース、15~20人の新進アーティスト紹介などを予定しているとした。

Gala Filmで配信開始

フィルム分野では、新たに、観客が映画に没入できるような、次世代のコンテンツ形式を探る。また、映像、音楽、アートなどのクリエイターが、映画制作において仕事のチャンスを得られるよう、従来の映画業界に存在していた参加ハードルを取り除いていく計画だ。

Galaは、昨年、「Watch to Earn(映画を見て稼ぐ)」という新たなエンターテインメントの形を提唱していた。関連NFT(非代替性トークン)の所有者が、脚本の選択やキャスティングに投票するなどの形で映画制作に参加し、報酬を得ることも可能にするものだ。

現在、7本のフィルムが制作されているところ。そのうち3本は、今夏に分散型ノードネットワークで配信を開始する予定である。2023年前半には、「Watch to Earn」も導入する見込みだ。

関連Gala Filmが映画制作を発表 アカデミー賞ノミネート歴を持つ制作会社と提携

さらに、Galaのプラットフォーム全体も更新予定。ユーザーが、ソーシャルメディア連携でログインできるようにする。Facebook、Twitter、Instagram、TikTok、Discordから始め、他のSNSにも拡大していく計画だ。

他に、ユーザーが友達をゲームに招待したり、SNSでGalaについて簡単に共有できるようにするなどの機能を持つ「Gala Friends(仮称)」の導入も予定されている。ユーザー報酬プログラムも検討されている。

独自ブロックチェーンの進化

Galaは、イーサリアム(ETH)チェーンに加えて、独自のL1ブロックチェーン「GYRI(仮称)」上でもプラットフォームの運用・構築を行っている。これに関する開発もさらに進めていく。

2023年前半には、ブロックチェーンエクスプローラーの立ち上げ、および「Town Star」「Champions Arena」「Meow Match」などのゲームタイトルや、ミュージック、フィルム分野でのGYRIチェーン(仮称)利用を計画している。

年後半の予定としては、さらにGYRIを利用するゲームタイトルを増やすことやP2Pマーケットプレイスの導入を挙げた。開発者向けには、バグ発見への報奨金プログラム、ツールキット公開なども予定している。

トークン関連アップデート

Galaは、独自トークン$GALAのアップデートも行う。$GALAはGalaエコシステムのためのユーティリティトークンだ。ロックアップ、バーン、利用方法などに変更を加えることで、ファウンダーズノードの長期的な持続可能性を高め、エコシステム全体にも利益をもたらすことが期待されている。

ファウンダーズノードとは、Gala Gamesを支える限定50,000個のライセンスノードのこと。ノード運営者は、ノードを実行することで、ゲームプレイヤーに資産やコンテンツの所有権を与える仕組みを支えることができる。

また、$GALA供給量について透明性を高めるため、第1四半期(1~3月)に、暗号資産(仮想通貨)データサイトCoinMarketCapのAPIを導入する予定だ。ユーザーは、イーサリアムとGYRIのブロックチェーン両方で、$GALAの流通供給量を閲覧できるようになる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧