はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

NYダウ反発もナスダック続落 FRB高官発言などに一喜一憂の展開が続く|18日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2/18(土)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,826ドル +0.4%
  • ナスダック:11,787ドル -0.58%
  • 日経平均:27,513円 -0.6%
  • 米ドル/円:134.1 +0.17%
  • 米ドル指数:104 +0.2%
  • 米国債10年:年利回り3.81 -0.6%
  • 金先物:1,851ドル -0.02%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:24,677ドル +0.8%
  • イーサリアム:1,705ドル +1.6%

本日のニューヨークダウは反発したが、ナスダックやS&P500は続落。今週は予想上振れの経済指標や連銀高官の発言を受けて市場参加者は一喜一憂して安定しない展開が続いているもようだ。

前日は、今年のFOMCで投票権を持たないタカ派の米セントルイス連銀のブラード総裁が3月のFOMCで0.5ポイントを支持する可能性を排除しないとしたが、本日はややタカ派寄りのリッチモンド連銀のバーキン総裁は0.5ポイントではなく、2月FOMCの利上げ幅と同様の0.25ポイントで段階的な利上げを支持すると発言。バーキン総裁は「ターミナルレートに向かって急速に利上げし、そして休止するというのが適切な金融政策運営の方法だとは思っていない」と指摘した。なお、バーキン総裁はブラード総裁と同様、今年のFOMCでは投票権を持っていない。

関連NYダウ・ナスダック反落 強い経済指標などを受け

「ノーランディングになるか」

これまで市場はFRBの利上げによる景気後退の観測が高まっていたが、1月の雇用統計に加え、CPIやPPIも底堅い経済状況を示していることから、懸念は景気後退から利上げの長期化に戻りつつあるようだ。

一部のアナリストは以前の「ハードランディング(利上げによる景気後退)」シナリオが「ノーランディング」に転換する観測を指摘。ノーランディングとは、より長期にわたってインフレ抑制的な政策を推進しながらも経済成長が持続するという状況だ。

ブルームバーグによると、金融大手のバークレイズのストラテジスト、エマニュエル・コー氏は「ノーランディングへのシフトは、底堅い経済成長とインフレ率が2%より高くより長く続くという構図で、株式にはやや追い風だ」とコメントした。

2月の重要な経済指標日程

  • 23日22時30分(木):米10-12月期 四半期GDP個人消費とコアPCE・改定値
  • 24日22時30分(金):米1月 個人消費支出(PCEデフレーター)
  • 24日24時(金):米ミシガン大学消費者態度指数2月・確報値

関連仮想通貨市場も注目のCPI(消費者物価指数)とは|わかりやすく解説

米国株

IT・ハイテク株、仮想通貨関連株の多くは続落。個別銘柄の前日比では、NVIDIA-2.7%、c3.ai-1.6%、ビッグベア.ai-1.7%、テスラ+3.1%、マイクロソフト-1.5%、アルファベット-1.2%、アマゾン-0.9%、アップル-0.7%、メタ+0.2%、コインベース-0.5%、シルバーゲート・キャピタル+4%。

関連ビットコイン高騰で25000ドルに迫る、上昇の背景は

関連仮想通貨投資家にもオススメ、お得な株主優待「10選」

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース|65.2ドル(-0.6%/+14.2%)
  • マイクロストラテジー|294ドル(+3.5%/+20%)
  • アルゴ・ブロックチェーン|1.85ドル(+2.7%/-2.6%)

上場企業の中でビットコインを最も保有するマイクロストラテジーについては、9月に引受証券会社の Cowen and Companyと5億ドルを上限とする普通株式の売却契約を締結して以来、株式売却によって4,660万ドルを調達したことを発表した。同社はこれまで複数の調達を経て調達資金をビットコインの買い増しに充てていたが、今月2日の決算発表ではビットコインについて1億9,760万ドルの減損を計上している。

関連米マイクロストラテジー、ビットコイン保有で250億円の減損計上

関連仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

仮想通貨相場

ビットコインなどは昨日の反落から買い戻され、BTCは24,000ドル台に戻った。

上昇率が目立つ銘柄は、GNS(Gains Network)で前日比+32%。昨日バイナンスへの上場発表を受けて一時50%超と急騰していた。GNSはポリゴンとArbitrum基盤のデリバティブ取引所で、TVL(運用資産額)が1月のArbitrumでのローンチから大幅に上昇している。

出典:defillama

また、バイナンスに関する報道では、CZ氏が米国事業でUSDCなどの「米国基盤トークン」や米ドルのサービス提供を中止する「FUD」を否定し、「ブロックチェーンはボーダーレス」と指摘した。発端は、ブルームバーグが昨日、バイナンスが最近のSECの規制引き締めを受けて米国パートナーとの関係を切ると主張したことだった。

なお、前日には「20年末から21年3月にかけて、シルバーゲート銀行のバイナンス米国法人口座からCZのCEO関連会社Merit Peak Ltdに4億ドルの資金移動があった」とするロイターの報道があったが、送金目的の詳細や報道の真偽のほどは不確実だ。

関連米パンテラキャピタル「仮想通貨相場は底を打ち、次のサイクルに入った可能性がある」

ドル円一時135円

ドル円は1ドル=134.1円、前日比+0.17%。ドルは今週の堅調な米国の経済状況を受けて続伸し一時135.11円の高値をつけた。CPIやPPI、小売売上高データによって年内の利下げ予想はほぼ消滅し、米国債利回りは再び急上昇した。

出典:Yahoo!ファイナンス

関連仮想通貨市場にも影響する「ドル高」の背景は 相関性や円安要因についても解説

来週のGMラヂオ

来週2月20日(月)の21:00から第7回GMラヂオを開催予定。今回はゲストに、Mantle Networkのコミュニケーション&事業開発部門のトップIgneus Terrenus氏を招待する。

関連次回「GM Radio」ゲストはイーサリアムL2開発企業Mantle

今週のGMラヂオ

関連「GM Radio」 次回はイーサリアムL2開発企業Scrollが参加

今週木曜日12:30から第6回GMラヂオを開催した。ゲストに、zkロールアップ開発企業「Scroll」の共同創設者Sandy Peng氏を招待し、「EVMの等価性におけるZK競争」をテーマにL2間の競争や今後の計画などについて話してもらった。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/15 木曜日
17:44
リミックスポイントが決算発表、経常赤字5.4億円に 来期の暗号資産は強気シナリオ想定
リミックスポイントが25年3月期の決算を発表。暗号資産(仮想通貨)評価損が影響し、5.4億円の経常赤字となった。一方、来期はビットコインETF資金流入やトランプ政権政策を背景に、業績の大幅回復を見込んだ。
17:16
NXPCとは|MapleStory N対応の仮想通貨を解説|買い方・将来性
Nexon発のMapleStory Nで使用される仮想通貨「NXPC」の仕組みや買い方を初心者向けに解説。メイプルストーリーのWeb3版ゲームの経済システムからウォレット設定まで徹底ガイド。
14:00
「イーサリアムにおける重要な転機」BTCS社、ETH保有増やすために最大84億円調達へ
ナスダック上場のBTCS Inc.が84億円規模の転換社債発行で仮想通貨イーサリアム購入戦略を強化。第一弾の調達ではバリデーターノード運用拡大とステーキング収益増加を目指す。
13:15
米民主党、トランプ一族の仮想通貨事業に関する「疑わしい活動報告」提出を財務省に要請
米下院の民主党幹部が財務省に対し、トランプ一族のDeFi事業「WLF」とミームコイン「TRUMP」に関する疑わしい活動報告(SAR)の提出を要請した。民主党は、要請の根拠として「贈収賄、汚職、利益相反」への懸念を挙げた。
13:00
パンテラCEO、ビットコインが米株式市場を凌駕する理由を解説
仮想通貨VC大手パンテラキャピタルの創設者がToken2049で講演。米政権の好意的な政策や市場の割安感から、ビットコインが株式市場を上回る成長をいずれは遂げると分析。
12:00
JPモルガン・Ondoなど、RWAトークン化のクロスチェーン決済実験に成功
チェーンリンク、JPモルガン、Ondo Financeが共同でトークン化米国債ファンドのクロスチェーン決済テストを実施した。DvP取引の効率化とリスク低減を実現するとしている。
11:53
アジア富裕層が仮想通貨投資を拡大、アルトコイン市場は節目を超える
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは10万ドル台を堅持し、過去最高値まであとあと6%の位置に迫る。アルトコイン市場も840億ドルの抵抗線を突破し、底打ち反転のシグナルも。UBSの調査ではアジアの富裕層が従来の資産から仮想通貨へ資金を移している現状が指摘された。
11:20
ウクライナ、国家のビットコイン準備金創設へ=報道
ウクライナが国家戦略としてビットコイン準備金創設を進める模様。トルコでのロシア・ウクライナ首脳会談の動きと併せて解説。
11:15
カルダノ創設者ホスキンソン、3700万ウォレットに仮想通貨エアドロップ計画を発表
チャールズ・ホスキンソン氏がConsensus 2025で8つのブロックチェーンをまたぐ「Glacier Drop」を発表。ベンチャーキャピタル排除の新エアドロップ戦略で仮想通貨コミュニティの統合を目指す。
10:30
セイラーのストラテジー社、「ビットコイン戦略でナンバーワンの上場企業へ」=アナリスト
アナリストのジェフ・ウォルトン氏はFTの特集で、ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを基盤に市場で最強の企業になると予測。
09:50
リミックスポイント、ビットコインを追加購入 暗号資産保有総額は111億円超に
リミックスポイントがビットコインを5億円分追加購入。イーサリアムやリップルなども含めた暗号資産(仮想通貨)の総保有額は111億円を突破。Web3領域の投資事業を加速。
09:45
イーサリアム価格急騰の3つの要因とは、資産運用会社が分析
仮想通貨イーサリアムの価格急騰の背景には、ステーブルコインとトークン化、Layer 2の進展、投資家のショートポジション解消などが影響。市場動向と成長要因を詳しく解説。
09:31
BTC以外の仮想通貨に分散投資するメリット、Bitwise幹部が考察
ビットコイン以外の仮想通貨にも分散投資を行うメリットをBitwise幹部が考察。インターネット業界の株価の歴史を例に挙げ、大多数の投資家がアルトコインも保有すべきだと主張している。
09:25
メタプラネット1Q決算、ビットコイン投資で135億円の含み益
メタプラネットが2025年第1四半期決算を報告。5月時点で保有ビットコイン量が6,796BTCに到達し含み益へ転換している。株主数も増加中だ。ビットコイン財務戦略の最新状況を解説する。
08:41
テザー社、AI開発プラットフォーム「QVAC」を発表 ビットコインとUSDT決済も対応
テザー社が分散型AI開発プラットフォーム「QVAC」を発表。ユーザーのデバイス上でAIが動作し、クラウド接続不要。AIエージェントがビットコインやUSDTで自律取引が可能。2025年第3四半期リリース予定。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧