はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アフリカ最大手銀行エコバンク:仮想通貨に好意的な国は2/36

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨(ブロックチェーン)に好意的なアフリカ国は極僅か
アフリカ最大手銀行エコバンクは、アフリカ諸国が抱く懸念材料として「仮想通貨を広く採用した場合に起きうるシステミックリスクなどの混乱を警戒している」と報告。仮想通貨やブロックチェーンの潜在的な利点を見逃していると強調した。
システミックリスクとは
一つの金融機関の決済システム等の機能不全などによって、その悪影響が広がり、世の中に混乱が及ぶそのリスクのこと。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

仮想通貨(ブロックチェーン)に好意的なアフリカ国は極僅か

エコバンクが発表した最新リポートによると、アフリカ大陸にある36カ国中2カ国のみが、仮想通貨やブロックチェーン技術に対して寛容な姿勢を示していることを報告しました。

ただ、このリポートが伝える注目すべき事実は、ほとんどの国においてデジタル通貨の利用に対し好意的だという点です。このリポートによるとほぼ全ての国が、仮想通貨などの法整備に乗り出すことに賛成しています。

それに加え、多くの国が仮想通貨が与える影響のメリットやデメリット、リスクを理解し、相当数の政府が、仮想通貨や基礎となるブロックチェーン技術の違いを見分けられると報告しています。

しかしながら、大半の国はまだ仮想通貨の法整備を保留しており、その理由の一つに仮想通貨の潜在リスクが挙げられます。アフリカの多くの政府が、周りのどこの国々が最初に法整備に乗り出すか根比べしているような状態です。周りの国の実績などを元に、法整備の実施をするかどうかの判断をしたいと考えているようです。

さらに報告書によると、今のところ、南アフリカ共和国とスワジランド王国の2カ国が仮想通貨に対して好意的な姿勢を表明し、一方でナミビア共和国は、仮想通貨の利用を禁止しています。

また、アフリカ大陸のフランス語圏の国では、ルワンダ共和国、カメルーン共和国、セネガル共和国が仮想通貨に関する政策を立案しています。

これら政府は、仮想通貨は合法でも違法でもないとしており、これにより法律や政府の規制に悩まされることなくブロックチェーンプロジェクトを進めることができます。また政府の仮想通貨に対するスタンスから、国民の仮想通貨のようなデジタル資産の利用に関して、それぞれの責任において利用可能であるということが言えます。

アフリカの国々が抱く懸念材料としては、仮想通貨を広く採用した場合に起きうるシステミックリスクがある、とエコバンクは強調しました。

またエコバンクは、

昨年や今年のはじめに仮想通貨は人気を博したが、この市場のボラティリティによって、潜在している仮想通貨やブロックチェーン技術の利点を見逃している

と指摘しています。

CoinPostの関連記事

アフリカの若手投資家が受ける”ビットコインの恩恵”
アフリカでは、口座開設自体の敷居が高くある中、スマホなどインターネットさえあれば売買可能で、金融システムにアクセスできるビットコイン(BTC)は重宝される。その一端を担うのは、PaxfulのようなP2Pの仮想通貨取引所だ。
南アフリカ共和国の人口の半数が仮想通貨への投資を支持
南アフリカの大手ウェブサイトが4月に行った調査によると、今までに仮想通貨を購入したことのない国民のうちおよそ50%が、2018年中に仮想通貨への投資を考えているとのことです。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/31 金曜日
14:38
バンクマン=フリード被告のXアカウント、「FTXは破産していなかった」とする文書を公開
破綻した暗号資産取引所FTXの創設者サム・バンクマン=フリードが「FTXは破産していなかった」と主張。収監中の身ながら、X上で14ページの反論文書を公開した。
14:08
コインチェック、『Eternal Crypt - Wizardry BC -』関連NFT取扱い終了へ
Coincheckは、ブロックチェーンゲーム『Eternal Crypt - Wizardry BC -』のサービス終了に伴い、NFTコレクションの取扱い終了とBCトークン購入の一時中止を発表しました。
13:50
RWAトークン市場、2028年に約60倍拡大予測「大部分はイーサリアム上で」=大手銀行分析
スタンダードチャータード銀行がステーブルコインを除く実物資産トークン化市場が2028年までに現在の350億ドルから2兆ドルへ約60倍拡大すると予測した。マネーマーケットファンドと上場株式が市場を牽引する見込みだ。
13:40
ビットコイン苦戦の理由は「投資家の確信欠如」=Glassnode分析
オンチェーン分析企業Glassnodeは最新の週次レポートで、ビットコイン市場は現在、調整と再評価の段階にあると指摘した。オンチェーン分析では、長期保有者による継続的な売りが市場構造に重くのしかかっている状況を説明。一方、オプション市場では、「危機モードから再建モードへと移行」しており、安定性の改善が示唆されるとしている。
13:20
アルトマン支援のワールド、FIFA・NFL・Pudgyゲームに「人間証明」導入
OpenAIのサム・アルトマン氏が支援するワールドがWeb3ゲーム大手ミシカルゲームズと提携。FIFA Rivals、NFL Rivals、Pudgy Partyに眼球スキャン認証「ワールドID」を導入し、ボット対策とゲーム経済の公平性を目指す。
12:08
ビットコインは短期保有者が含み損ゾーンに、12月の利下げ期待後退で調整続く
ビットコインが10万9,680ドルまで下落し、短期保有者の平均取得価格を下回る水準で推移。FRB議長の慎重発言で12月利下げ確率が70%まで低下し、市場全体が重荷に。ソラナはジャンプ・クリプトの大口売却で6%安となり、アルトコイン市場の低迷が続いている。
11:45
ライオット最高益に、マイニング企業がBTCと人工知能へのレバレッジ投資として機能=報道
仮想通貨マイニング企業の株価が年初来で好調であり、ビットコインへのレバレッジ投資として機能している。ライオットも7~9月期の決算で過去最高収益を記録した。
11:25
コインベース、470億円相当BTC保有増 予測市場など新商品展開予定
コインベースが第3四半期にビットコイン保有を約3億ドル増やし、現在1万4548BTCを保有している。同社は予測市場やトークン化株式などの新商品をプラットフォームに統合する計画だ。
10:45
イーサリアム開発者、「フサカ」アップグレードを12月3日に正式決定
イーサリアム開発者が12月3日に「フサか」アップグレードを実施。PeerDAS技術の導入によりバリデーターの効率が向上し、ブロックガスリミットが5倍に拡大。レイヤー2ネットワークの高速化と低コスト化を実現する2025年2回目の大型アップグレード。
10:30
マスターカードCEO「AIエージェントとステーブルコインが新成長軸」、決算報告
マスターカードが2025年7~9月期決算を発表した。ミーバッハCEOはAIエージェント型コマースとステーブルコインを新成長戦略と位置付け、関連サービスについて説明した。
10:10
ソラナの投資妙味、Bitwiseの最高投資責任者が解説
仮想通貨運用企業Bitwiseの最高投資責任者は、ソラナの成長可能性を考察したメモを公開。ビットコインと比較しながら、成長の相乗効果が働く可能性があるという投資妙味を解説している。
09:35
ビットコイン古参投資家が430億円相当BTC売却、ビットマインは460億円相当ETH買い増し
1万BTC以上を保有する古参投資家が10日足らずで2,587BTCを売却した一方、ビットマインは今週3億ドル超のイーサリアムを購入し、保有額130億ドル超に拡大。
08:40
米カナリー、XRP現物ETFの申請内容を更新 11月13日のローンチが可能に
キャナリー・ファンズがXRP現物ETFのS-1申請を更新し、遅延修正条項を削除し11月13日の上場を目指す。CEO予測では初月約1.5兆円の資金流入見込み。
08:15
米投資銀行バーンスタイン、イーサリアム保有企業シャープリンクの目標株価を大幅引き上げ
バーンスタインがイーサリアム保有企業シャープリンクのカバレッジを開始し、2026年末の目標株価24ドルを設定した。現在の株価から約75%の上昇余地があると評価。
07:35
米資産運用企業ウィズダムツリー、Plumeで14のトークン化ファンドを展開
米ウィズダムツリーがRWAトークン化専門のPlumeネットワーク上で14のトークン化ファンドをローンチ。機関投資家向けに規制対応済みの投資商品を提供し、伝統的資産運用とDeFiの架け橋を実現。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧