はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Aki Networkとは|web3市場が抱える「情報格差」解消のためのソリューション

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3の発展・普及に伴い、世界中で様々なブロックチェーンプロジェクトが誕生しています。しかしWeb3市場に精通していない一般ユーザーにとって、信頼できる情報を発見し、深く関与することは未だ容易ではありません。

その課題に対して「Aki Network」は、近年のマーケティングにおいて重要な役割を果たしている「インフルエンサー」を活用した解決アプローチを展開します。

本記事では、ブロックチェーンデータ駆動型のインフルエンサーマーケティングを展開するWeb3プロジェクト「Aki Network」について、概要や具体的な製品・サービス、利用のメリットを解説しましょう。

目次
  1. Aki Networkはインフルエンサーを中心とした情報ネットワーク
  2. Aki Networkの製品・サービス
  3. Aki Networkを利用する3つのメリット
  4. Aki Networkの将来性
  5. Aki Networkは新時代のWeb3プラットフォーム

1.Aki Networkはインフルエンサーを中心とした情報ネットワーク

Aki Networkは、インフルエンサーの影響力に着目し、Web3においてユーザー間の情報格差を解消することを目的とした情報ネットワークです。

初めに、現在のWeb3市場が抱える課題と、それに対しAki Networkがどのようにアプローチしているかを見ていきましょう。

1-1.Web3市場が抱える「情報格差」という課題

世界中で多種多様なWeb3プロジェクトが開始し、暗号資産やブロックチェーン技術を用いたサービスは確実に一般社会にも広まりつつあります。

しかし、依然としてWeb3市場が抱える普遍的な課題が「情報格差」です。特に世間一般と市場に精通した投資家・専門家が持つ情報量には極めて大きな開きがあり、これがWeb3市場のさらなる発展を妨げる要因の一つとなっています。

一般ユーザーが新たにWeb3の世界に足を踏み入れるには、信頼度の高い情報に効率的にアクセスすることが必要不可欠です。

1-2. 情報格差を縮めるAki Networkの解決アプローチ

Aki NetworkはWeb3の情報格差を解決するために、「インフルエンサー」の影響力に注目しました。

インフルエンサーの活用は、その他のマーケティングチャネルよりも正確にユーザー・プロジェクトをマッチングできるという大きな利点があります。

その意味で、Web3の普及・応用にあたっては非常に効果的な手段と言えるでしょう。

1-3.Aki Networkのコミュニティ動向

Aki Networkは2021年末に設立されてから、確実にそのコミュニティ規模を拡大しています。

実際、設立からわずか1年程度しか経過していない2023年1月の時点で、約1万4,000のMAU(月間アクティブユーザー数)、12万以上ものユニークアドレス数を獲得しました。。

その他、3月時点のコミュニティにおけるインフルエンサーの規模は2300人を超え、Twitterフォロワー数は10万人以上。

このような規模拡大の速度が、Web3市場におけるインフルエンサーを活用したマーケティング効果の高さを物語っていると言えるでしょう。

2.Aki Networkの製品・サービス

続いて、Aki Networkが提供する、包括的なマーケティング製品・サービスについて詳しくご紹介します。

2-1.Campaign Engine

Campaign Engineは、Web3プロジェクトの効率的な立ち上げをサポートするサービスです。マーケティングを行うプロジェクトに最適なインフルエンサーを選択し、高い費用対効果を実現します。

また、マーケティングキャンペーンの成果は独自の推奨追跡機能によって追跡され、正確なパフォーマンスの測定・成果と特定要因の関連付けが可能です。

2-2.StarMap

StarMapは、Web3・Web2の情報源からデータを取得し、AI駆動のベンチマーキングシステムを使用して、特定のインフルエンサーが持つ影響力の大きさをスコア化するダッシュボードです。

StarMapは、Aki Networkのコミュニティに所属するインフルエンサーとWeb3プロジェクト運営者がマッチングする場となります。

インフルエンサーは自身が持つ影響力を数値で示し、Web3プロジェクト運営者はStarMapを通じて自身のマーケティングキャンペーンにふさわしいインフルエンサーを探せる仕様です。

2-3.Aki Profile & Aki InScore

Aki Profileは、一般公開されたインフルエンサーのプロフィールページです。インフルエンサー個人のランディングページ(検索者などが最初にアクセスするページ)として機能し、Aki Network外の一般ユーザーがネットワークに触れる機会を与えます。

なおAki InScoreは、ネットワーク内や過去のキャンペーン情報をベースに、インフルエンサーの影響力を測定するサービスです。

2-4.Aki Badge & Aki Rewards

Aki Badgeとは、Aki Networkコミュニティへの貢献度合に応じて配布されるソウルバウンドトークン(SBT:他アカウントに移転・譲渡できない非代替トークン)です。

Aki Badgeを保有していると、インセンティブとして現金やステーブルコインなどのAki Rewardsが得られます。

こういったインセンティブが、ユーザーによるネットワークの成長への貢献を促す仕組みです。

3.Aki Networkを利用する3つのメリット

Aki Networkの製品・サービスについて紹介したところで、Web3プロジェクトの運営企業やインフルエンサーが同ネットワークを利用する具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。

3-1.インセンティブ構造によるマーケティング品質の向上

まず、製品・サービスの章でも紹介したように、Aki Networkではネットワークへの貢献度合いに応じて、エアドロップやNFTなどのインセンティブを得られます。

この仕組みはネットワークに参加するインフルエンサーにとってメリットがあると同時に、全体的なマーケティングキャンペーンの品質向上を促すため、Web3プロジェクトの運営企業にとっても重要な要素です。

3-2.充実した運営サポートを受けられる

Aki Networkでは、インフルエンサー・Web3プロジェクトの運営元ともに運営の充実したサポートを受けられる点もメリットです。

例えばAki Networkのリサーチチームは、インフルエンサー・ユーザーのために最高品質のWeb3プロジェクトを厳選し、最適なプロジェクトを作成するためのキャンペーン開催ツールを提供。

また、影響力の弱い新人インフルエンサーでも、質の良いプロジェクトに直接アクセスできるよう、ネットワークが手厚くサポートします。

3-3.マーケティングのROI向上

Web3プロジェクトに限らず、マーケティングキャンペーンにおいてはROI(Return On Investment:投資収益率)をどう高めるかは極めて重要です。

Aki Networkでは、AIやブロックチェーン技術を活用して効果的なプロモーションを実現し、ユーザーの貢献とインフルエンサー・ユーザー間の信頼関係構築を実現。効率的なROI向上を全面サポートします。

4. Aki Networkの将来性

Aki Networkは以下のようなロードマップを公開しています。

  • 2023 Q1:zkSync・Aptosとのマルチチェーン統合
  • 2023 Q2:日本市場向けの大規模イベント開催、aki InScoreの最適化など
  • 2023 Q3:zkSNARKの導入
  • 2023 Q4:AkiガバナンスDAOの構築をサポートする専有のAIGCツール追加など
  • 2024 Q1:Aki Campaign Engineへのマシンラーニング機能の搭載

Aki Networkは将来的に、コミュニティ・アクティビティ・データ間のフライホイールを加速させ、Web3のインフルエンサーマーケティングを専門とした組織となる予定です。Web3の拡張に伴い10億人のユーザーを獲得し、新しいWeb3のコードセットであるAki Protocolへと変化を遂げた後、次世代のWeb3 Googleとなる事を目指しています。

5. Aki Networkは新時代のWeb3プラットフォーム

Aki NetworkはWeb3においてユーザー間の情報格差をなくす、新時代のWeb3プラットフォームです。インフルエンサーを中心とした情報ネットワークにより、効率的にWeb3の情報にアクセスできます。

Aki Networkを利用するメリットは、貢献に応じて報酬を得られる他、充実した運営サポートを受けられる、マーケティングのROI向上など。ユーザー数や提携するインフルエンサー数も短期間で大きく増加を記録しており、将来性にも期待できるでしょう。

関連情報

Twitter:@aki_protocol

Discord: https://discord.com/invite/37kH3ZAvQu

Japanese Official TG group: https://t.me/akiprotocol_ja

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/04 水曜日
19:17
パスポート1枚でビットコインを日本円に ガイアが新たな仮想通貨ATMサービス開始
暗号資産(仮想通貨)交換業者ガイアが事前登録不要の暗号資産ATM「BTM」サービスを新たに開始する。訪日外国人はパスポートのみでビットコイン・イーサリアムを日本円に両替可能。手数料10%、1日10万円上限となる。
17:06
デロイト執行役員「DeSciで日本の科学力は向上する」|独占インタビュー
デロイト執行役員がDeSciの実装課題と可能性を解説。透明性のある資金分配、グローバルな研究者確保、科研費制度の課題解決など、ブロックチェーンが日本の研究開発にもたらす革新について独占インタビュー。
16:52
バイナンス、5種類の現物取引ペアを停止へ 6月6日実施
バイナンスはFDUSD建ての5通貨ペア(XAI、THETAなど)を2025年6月6日に取扱い中止。取引停止の理由や今後の影響を解説。
14:00
8月22日開催、招待制イベント「WebX大阪」の詳細発表
8月22日、大阪万博テーマウィークで次世代フィンテック技術とネットワーキングの場を提供する「WebX FinTech EXPO」が開催決定した。SBIグループと最大手暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostが企画運営を担当し、金融業界リーダーを中心に約1000名が招待制で参加する。
13:40
410億円相当のイーサリアム、Galaxy Digital経由の大口取引が明らかに
Galaxy DigitalのOTCウォレットが108,278ETHの大口取引を実行。機関投資家による戦略的なイーサリアム取得が市場に与える影響が注目される。
13:10
1600億円相当の『ビットコインファースト計画』、欧州上場Vanadi Coffee
スペインのVanadi Coffeeが1600億円相当のビットコイン投資でマイクロストラテジー戦略に追随。6月株主総会で承認を求める予定だ。
11:45
「米軍の一部がビットコイン法案を支持」ルミス上院議員 国防強化の重要性を強調
米国のルミス上院議員が、米軍将官の一部も仮想通貨ビットコインを備蓄することを支持していると表明した。背景には防衛力強化がある。ルミス氏は少額決済の免税も提案した。
11:30
政府のビットコイン支払い受入れ法案、カリフォルニア下院で可決 上院審議へ
カリフォルニア州議会下院が州政府のビットコイン・デジタル通貨支払い受け入れを可能にする法案を68対0で可決。
11:02
シンガポール、未認可の仮想通貨企業の国外サービス提供を禁止へ
シンガポール金融管理局は、仮想通貨サービス企業の事業ライセンスに関するガイダンスを発表。特に、シンガポールの国外にサービスを提供している仮想通貨企業に対する措置が注目を集めている。
10:10
韓国でイ・ジェミョン新大統領が誕生 ステーブルコインや仮想通貨ETFを公約に
韓国でイ・ジェミョン氏が大統領に就任した。選挙キャンペーン中にウォン建てステーブルコインの解禁や、仮想通貨現物ETFの合法化などを公約として掲げていた。
09:40
ビットコイン価格に底堅さ、半導体関連事業と米経済が下支え|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5月末の下落から回復しつつあり、エヌビディアの好調な半導体事業がマイナーの資金難緩和と市場の下支えに期待されている。
07:30
上場企業のビットコイン保有急増も、価格下落で清算の懸念=スタンダード・チャータード分析
60社超の上場企業が合計67万BTCを保有する中、スタンダード・チャータード銀行のアナリストは価格下落時の強制売却リスクを警告。平均購入価格から22%下落が危険水域と分析。
07:05
金持ち父さん著者キヨサキ、株式市場などの暴落を予測
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、株などの市場が2025年の夏にかけて暴落する可能性があると警告。金、銀、仮想通貨ビットコインには数十億ドル規模の資金が流入すると予測している。
06:45
トランプメディア、ビットコイン現物ETF申請
NYSE取引所がTruth Social Bitcoin ETFの上場・取引に関する規則変更案をSECに提出。トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの金融戦略の一環として2025年後半の発売を目指す。
06:16
6月の仮想通貨市場、トランプ関税と予算法案で大幅変動の可能性=K33分析
K33リサーチがトランプ大統領の関税政策と「大きく美しい法案」を巡る動向が6月の仮想通貨市場に大きな変動をもたらすと警告。チキン呼ばわりやマスク氏の批判も市場に影響を与える見通し。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧