はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Liskプロジェクト独占取材、Core 1.0ローンチ成功|開発ロードマップ(計画表)から見る今後の展望

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Lisk最大の節目終え、新たなスタート切る
Lisk Core 1.0メインネット移行に関するアップデート情報が公式ブログを通して発表された。既に次なるCore 1.1や新たな開発ロードマップの発表などが予定されている。
Lisk Nanoが今年で終了
Lisk Nanoが今年いっぱいで利用が終了され、Lisk Hubが同じ役割を担うことになった。
テック・エバンジェリストとは
新しい技術や製品の広報活動を分かりやすくマーケティングする役職。有名なところではスティーブ・ジョブスやガイ・カワサキなどが当てはまる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Liskプロジェクトの要として、Core 1.0は期待されていましたが、待望のブロック数が8月15日に公開されました。

メインネット移行で価格が高騰

ブロック数公開で期待感が高まった結果、Liskは8月中旬に年初来最安値であった2.76ドル(約280円)からメインネット移行までの約2週間で、一時600円を超えるなど+100%以上の高騰を見せています。

現在では、ビットコイン価格が軟調なことでコインマーケットキャップ(仮想通貨全体の時価総額)に引きずられる形で再び下落傾向にありますが、Liskの好材料に対して、市場の期待感が高まった事例だと言えるでしょう。

出典:CoinPostチャート

そして日本時間8月30日午後6時ごろ、Liskプロジェクトはテストネットからメインネット移行に無事成功しました。

移行から24時間は取引を控えるよう推奨されていましたが、移行から1日経過した後、Lisk公式ブログから今回のメインネット移行で新たに追加された機能についての説明が公開されました。

Lisk Coreに関する詳細はこちらからどうぞ

Liskは仮想通貨市場で常に時価総額ランキング上位を保っているプロジェクトです。今回は先月メインネットに移行して、大きな節目を迎えたばかりのLiskからマーケティング担当者であるRachel Black氏にインタビューし、Liskの今後についてお伺いしました。

Rachel Black氏

出典:LinkedIn

Lisk財団の「テックエバンジェリスト」

Javascriptに特化したフルスタック開発者としての経歴や教育者としての経験を活かし、技術的なコンセプトを分かりやすく伝える。

Liskプロジェクトに参加する前は本人確認システムの開発に携わったほか、カンファレンスでアイデンティティや最近ではブロックチェーンについて複数回登壇した過去の持ち主。

Liskではテックエバンジェリストとして8月初旬に加わり、ブロックチェーン技術がユーザー重視のウェブ作りに駆使される事を期待している。

インタビュー内容

Lisk Core 1.0について

Lisk Core 1.0で大きく変化したものは。

まず変わったのはP2Pのコミュニケーション・レイヤーです。HTTPはもう使わず、SocketClusterを搭載しました。

これにより、リアルタイムでのコミュニケーションが可能になり、ノード同士の通信能力も向上しました。

また、新しいトランザクションフィールドを搭載しました。今後Liskが成長していく中で柔軟性を与える為、より重要になっていくでしょう。

暗号化された取引を処理するには、今以上に効率性が高いフィールドが必要だったことに加え、ICOの宣伝に適したツールになると思われます。

また、APIのリファクタリング(内部のコードを綺麗にすること)も行いました。 さらにアトミックブロックポイントをデータベースに組み込んだので、最上級のセキュリティで守られています。

他にもテストカバレッジは常に向上させようと努力しています。これらのものはリリースする前にくまなくチェックし、リリース後には全く問題のないようにするよう精進しています。

今回のメインネット移行は、Javascriptを一貫して利用しているLiskの方針に沿って、アクセスの容易さを高めるアップデートに焦点を置きました。

メインネット移行は開発者ではないLisk保有者にどのような影響を与えた

Liskはまず技術が第一のプロジェクトなので大きな変化はコードなど、一般ユーザーには見えないエリアで行われています。

目で見えるところではLisk Hubが新たにアップデートされました。

また前述したトランザクションフィールドも既に取引で利用することができます。

メインネットの移行、Lisk Core 1.0へのアップデートは無事終了しました。24時間以内は取引を控えるようする呼びかけがありましたが、31日にはLiskメインネットで最初のブロックが生成されました。

Lisk公式ブログで「Lisk Nanoが終了する」と記述されていたが、代わりになるものは。

その通りです、Lisk Nanoは2018年で終了し、Lisk Hubが代わりとなります。

Liskの方針としてはLisk Hubに全ての機能を搭載して、LiskHubでユーザーの全てのニーズが完結するようにしたいのです。

Lisk Hubはウォレット機能を始め、デレゲートの投票、第2パスワードの作成など、いろんな機能が搭載されています。今後も新しい機能がLisk Hubに加えられる予定です。

現在Lisk Elementsは英語のみだが、今後違った言語で提供する可能性はあるのか。

今のところは英語をメインとして進めていますが、日本はLiskにとって重要な拠点なので、日本語も視野に入れています。

ですが、コードなどは英語なので原則的には英語中心で進めて行きます。

Liskのサイドチェーンなど他のプロジェクトの進展は。

現在LiskのサイドチェーンにはMADANAを始め、BrickbitやSapiensなどのプロジェクトがあります。

MADANAは前売りのホワイトリストを行なっており、LiskのブロックチェーンでICOを行っています。

Brickbitは不動産業界に関わるプロジェクトを始めているほか、教育関連で、学歴証明書を分散型されたスペースで保管するSapiensという面白いプロジェクトもあります。

またサイドチェーン以外でも中国でElite Centerと言うアクセレーターが7月にローンチされました。

今後Eliter Centerやユーザーのみなさまからさらに多種多様なプロジェクトやアイデアが生まれることを期待しています。

Liskプロジェクトの今後の展望

今後、Elite CenterのようなLiskのアクセラレーターをさらに展開する予定は。

今の段階では何も決定していませんが、情報はGithub、Lisk公式ブログやTwitterなどで随時更新されていますので、見逃さずにチェックしてください。

Lisk Core 1.0という大きな節目を迎えたが、次のステップは。

今後もLiskプロトコルの開発、改善を重ねて行く方針です。

直近では、既にLisk Core 1.1と1.2を予定していますし、今後もブログで発表していくつもりです。

現在、可能な限り正確なロードマップを作成するために細かく調査し、調整を重ねています。

そのロードマップを元にLiskを成長させていき、SDK提供を実現したいです。

また、今後のロードマップを見つめ直す為に実行可能性調査に時間をかけています。

ロードマップを見つめ直して修正することにより、今後どのようにSDK(ソフトウェア開発キット)の完成やLiskの成長が以前より予測できるでしょう。

また新しく事業開発部を発足しました。事業開発部では新しい取引所やすでに関係を持っている取引所との関係作り、もしくは保ちを担当することになっています。

マックスもUIスペースを引き継いだので今後もUXとアクセサビリティを強調していき、一般ユーザーがLiskと関わりを持ちやすくするよう進めていく予定です。

マーケティング方面ではプロのイベントチームを構成したのでコンファレンスやイベントを世界各地で開催していきます。

またLisk Academyでも継続してコンテンツを追加していく方針で、ビデオや教育コンテンツもどんどん増やしていきたいと考えています。(Lisk Academy)を通して、デベロッパーだけでなく一般ユーザーにも少しでもブロックチェーンやICOのことを知ってもらいたいと思っています。

RachaelさんにとってLiskの魅力とは。

元々、私はJavascriptのデベロッパーだったのですが、Liskの高品質なコードに魅力を感じました。また、コードが全てGitHubで見ることができ、透明性が高い点にも惹かれました。

そんな事もあって、今はマーケティング部門で働いています。

技術を理解している者として、マーケティング部門と開発者部門との架け橋となり、双方とのコミュニケーションを円滑にするのが私の仕事です。

この記事を読んで、実際にLiskに興味を持ったデベロッパーはどうすればいいのか。

もしLiskに興味がある方で、JavaScriptの経験者でブロックチェーン技術の知識もある程度持っているなら、まずLisk Academyでブロックチェーン技術の全般的な情報を振り返る事を推奨します。

Liskの良い点としてデベロッパーとのコミュニケーション・チャンネルが多く、質問があれば即座に対応してもらえる可能性が高い事が挙げられ、そこから人とのネットワーキングができることも度々耳にします。

また先ほど述べた通り、Liskはオープンソースなのでコードは全てGithubで閲覧できますから、興味のある方はそちらもご覧ください。

また頻繁に更新されているLiskの開発者ブログやイベントカレンダーも確認するのも良い事だと思います。

掲載されているイベントに実際に出向いて、デベロッパー達と直接会って話せるのも仮想通貨・ブロックチェーン業界ならではの魅力の一つですよね。

CoinPostの関連記事

【速報】仮想通貨Lisk(リスク)が待望のメインネットへ移行
時価総額22位の仮想通貨Lisk(リスク)が8月29日18時頃、ハードフォークする形でメインネットへ移行した。前週比で約15%の増加を見せている。
仮想通貨リスク、待望の独自ブロックチェーン「Lisk Core 1.0.0」公開日程を発表|今後の将来性は?
待望の「Lisk Core 1.0」のメインネットへのリリースが、Lisk公式ブログ上で発表された。予定では8月29日、欧州時間午前11時以降になるとされる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/06 火曜日
17:00
仮想通貨レバレッジ取引の始め方|取引所比較とリスク管理
レバレッジ取引の仕組みからリスク管理まで徹底解説。証拠金維持率、ロスカット基準、取引所の選び方をわかりやすく紹介。始める前に知っておきたい知識を1記事に凝縮。
16:58
米国のベネズエラ石油開発、ビットコイン採掘コスト低下の可能性=Bitfinex
仮想通貨取引所Bitfinexは、米国企業によるベネズエラ石油開発が実現すれば、ビットコイン採掘業者の電力コストが低下し収益性が改善する可能性があると分析。ただし専門家は、同国の石油生産が本格的に回復するまでには10年以上かかり、1000億ドル超のインフラ投資が必要になると指摘している。
15:30
社会課題解決ゲーム企業「Digital Entertainment Asset」、シンガポールから日本に本社移転 
DEAが日本法人「株式会社DEA」として事業を本格始動。Avalanche基盤の独自チェーン開発を進め、ゲームで収集した行動データをAI企業に提供するビジネスモデルを構築予定。
15:16
韓国金融当局、仮想通貨の相場操縦疑惑に「支払停止」制度導入を検討
韓国金融当局が仮想通貨の相場操縦対策として「支払停止」制度の導入を検討している。株式市場と同様に疑惑段階で口座を凍結可能にし、容疑者による不正利益の隠匿や引き出しを防止する狙い。個人ウォレットへの資産移転による隠匿が容易な仮想通貨の特性を踏まえ、仮想通貨利用者保護法の第2段階改正案への盛り込みを目指す。
13:45
2026年の米ビットコインETF、初日737億円流入で好スタート  ETHやXRPも取引急増
2026年1月2日、米国のビットコイン現物ETFは737億円の純流入を記録し、好調なスタートを切った。イーサリアムETFへも272億円流入し、仮想通貨ETF市場全体で1,047億円の資金流入を記録した。
12:55
イーサリアム、ブロックチェーン「トリレンマ」解決=ヴィタリック主張
仮想通貨イーサリアム共同創設者ブテリン氏が、イーサリアムはブロックチェーンの「トリレンマ」を解決したと表明した。次の目標に分散型ブロック構築を掲げている。
12:01
XRP現物ETF、上場以来約1800億円の純流入 流出ゼロを維持
米国XRP現物ETFが上場以来12.3億ドル(約1800億円)の純流入を記録し、一度も資金流出がない異例の好調ぶりを見せている。12月にビットコインとイーサリアムのETFが合計17億ドル超の流出に見舞われる中、XRP現物ETFは約5億ドルの流入を維持。機関投資家による長期的なポジション構築の動きが鮮明となり、取引所保有残高の急減と相まって供給逼迫が進行している。
11:21
地政学リスクを受けビットコイン反転上昇、前週比27%高のXRPなどアルト相場にも波及
ベネズエラのマドゥロ大統領に対する米トランプ政権の軍事行動を受け、地政学リスクの影響でビットコインが急反発して93,000ドルを突破。ベネズエラ政府が最大600億ドル(9兆円)相当のビットコインを秘密裏に保有している可能性を指摘する調査レポートが議論を呼んでいる。イーサリアム(ETH)やXRP(リップル)などアルトコインも連動上昇した。
11:10
メタプラネット、ビットコイン・インカム事業を大幅上方修正
メタプラネットが2025年10~12月期の仮想通貨ビットコインの追加取得状況を報告した。ビットコイン・インカム事業では売上高予想の大幅な上方修正を行っている。
11:02
ジュピター、ステーブルコイン「JupUSD」をローンチ
仮想通貨ソラナのブロックチェーン上のDEXアグリゲーターJupiterは、ステーブルコインJupUSDのローンチを発表。金融の次の章を支えるオンチェーン金融のためのステーブルコインと位置づけている。
10:25
ストラテジー、新規株式発行で180億円相当ビットコインを追加購入 MSCI除外判断が焦点に
ストラテジーが普通株式発行で3億1200万ドルを調達し、1億1600万ドル相当のビットコインを追加で購入した。
09:55
米仮想通貨市場構造法案、利益相反問題で2027年まで延期か=TDコーウェン予測
投資銀行TDコーウェンは、米仮想通貨市場構造法案の成立が2027年まで遅れ、施行は2029年になる可能性があると予測。民主党が求めるトランプ大統領の利益相反条項を巡る対立が、法案成立を困難にしている。
09:30
ビットコイン9万5千ドル目前に上昇、クラリティ法案と地政学リスクが追い風に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは年始以降堅調な上昇基調を維持し、一時9万5千ドルに迫る水準まで上昇。背景には「クラリティ法案」の修正審議や米国とベネズエラ間の地政学的緊張があり、「ビットコインの有事買い」が進行した可能性が高い。
08:35
米司法省が押収ビットコインの一部を売却、トランプ大統領令に違反か=報道
米司法省の指示により連邦保安官局がサムライウォレット開発者から没収したビットコインを売却した可能性が浮上。トランプ大統領令は没収ビットコインを戦略ビットコイン準備金として保有することを義務付けている。
07:50
仮想通貨ウォレットのLedger、パートナー企業が顧客情報漏洩か
仮想通貨ウォレットを提供するLedgerについて、情報漏洩の事案が発生したことがユーザーに通知されたことがわかった。eコマースのパートナー企業Global-eから情報が漏洩した模様だ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧