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NYダウ大幅反発 米地銀株に買い戻し、コインベースは前日比+18%|6日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

5/6(土)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,674ドル +1.6%
  • ナスダック:12,235ドル +2.2%
  • 日経平均:29,157円 +0.1%
  • 米ドル/円:134.8 +0.4%
  • 米ドル指数:101.2 -0.1%
  • 米国債10年:年利回り3.43 +2.4%
  • 金先物:2,024ドル -1.5%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:29,534ドル +2.4%
  • イーサリアム:1,988ドル +6%
  • Sui:1.3ドル -2.6%
  • Pepe:0.0000032ドル +82%

本日のNYダウは+546ドルで5日ぶりに大幅反発した。ナスダックは+269ドルで取引を終えた。前日のアップルやコインベースの堅調な決算や昨夜発表の強い雇用統計、米地銀株への買い戻しなどが相場を支えた格好だ。

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4月米雇用統計

昨夜発表の4月の非農業部門雇用者数は前月比25万3,000人増で、予想の中央値の18万5,000人増を大幅に上回った。家計調査に基づく失業率は3.4%に低下し市場予想の3.6%と前月の3.5%を下回っており再び数十年ぶり低水準となった。また、平均時給は前月比0.5%増(前月0.3%増)として賃金の伸びも加速した格好だ。

最近は米地銀の連鎖的破綻や一部大手企業の大規模な人員削減を背景に景気後退への懸念が高まってきたが、労働市場の強靱さは維持されているようだ。

FOMC最後の利上げか

米連邦公開市場委員会(FOMC)は今週4日、市場の予想通り、0.25ポイントの追加利上げを決定した。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジをさらに引き上げ、2007年以来の水準となる「5.00-5.25%」となった。

今回は現在の利上げサイクルにおいて10回目の利上げとなり、FOMCの最後の利上げとなる観測が高まっている。背景には、これまでの急激な利上げによる信用状況引き締まりが多くの地銀流動性を圧迫し、シリコンバレー銀から始まる連鎖的な銀行破綻の主な原因となったこと。地銀のファースト・リパブリック・バンクが1日に経営破綻し、預金や業務がJPモルガン・チェースに引き継がれたばかりだった。

今回のFOMCでは、前回までの声明にあった「追加利上げを見込む」との文言は削除され、パウエルFRB議長は利上げ発表後のスピーチで、「予想以上に強いデータが続けば、それに応じて追加利上げを実施する」としながらも「雇用市場にダメージを与えずディスインフレが始まったのは良いことだ」と表現。また、「現在の利上げ局面 は始まりよりも終わりに近づいている」とも語った。

ブルームバーグによると、大手格付け機関のムーディーズ傘下ののムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト マーク・ザンディ氏は「データが当局の予想に沿ったものとなると想定した場合、これで利上げ打ち止めということになるだろう」、「近いうちの再利上げのハードルは高くなる」とコメントしたという。

次回のFOMCは6月14日の予定で、金利据え置きへの観測は93.3%に達している。

来週の経済指標

  • 5月10日21時30分(水):米4月消費者物価指数/コア指数(CPI)
  • 5月11日21時30分(木):米4月卸売物価指数/コア指数(PPI)

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米国株

今週急落していた米地銀株は買い戻された。一部のアナリストは空売りへのショートカバーが出やすい状況にあると見ているようだ。

米連邦・州当局は「銀行株に関する市場操作の可能性について一段と注意を払っている」と4日に報じられた。同日には、FDICが預金保険基金を充当するための追加資金投入について、資産規模が100億ドル(1兆3,400億円)に満たない中小規模金融機関は免除し大手銀に負担を移す計画を示したことも安心材料となったようだ。

背景

経営が悪化している米地銀持ち株会社パックウエスト・バンコープ(PACW)は、ファースト・リパブリック・バンクの破綻直後の4日に身売りや増資を含む戦略的選択肢について複数のパートナー・投資家候補と協議していると表明した。米地銀ウエスタン・アライアンス・バンコープも身売りを検討しているとFT紙に報じられ、両行の株価は暴落していた。一方、ウエスタン・アライアンスはFT報道は「完全な誤り」だと否定した。

出典:Tradingview

米IT・テック株は堅調な決算だったアップルの続伸に牽引され全面高となった。個別銘柄の前日比:NVIDIA+4%、c3.ai+4.3%、テスラ+5.5%、マイクロソフト+1.7%、アルファベット+0.8%、アマゾン+1.5%、アップル+4.6%、メタ-0.3%。

アップル決算

アップルが4日発表した第2・四半期(1-3月)決算は売上高と利益が市場予想を上回った。売上高は2.5%減の948億4,000万ドルで、予想の4.4%を下回った。1株当たり利益は横ばいの1.52ドルだったが、市場予想の1.43ドルを上回った。特にiPhoneの売上高は1.5%増として予想の3.3%減を大幅に上回っており、インドなど比較的新しい市場での売り上げが好調だったという。

コインベース大幅高

  • コインベース|58.2ドル(+18.3%/+8.2%)
  • マイクロストラテジー|326.7ドル(+4.6%/-0.5%)
  • ハット8マイニング|1.8ドル(+7.4%/+5%)

コインベースの好決算を受けて仮想通貨関連株は全面高になった。

コインベースは4日に第1・四半期(1-3月)決算を発表した。損失が縮小したほか、収入の減少幅も予想より抑えられたことが好感された。

運営コストは前四半期比で24%減り、純利益は22%増加。結果は7,900万ドル(約106億円)の純損失だったが、調整後のEBITDAでは2.84億ドル(約382億円)の黒字に転じた。また、1Qにおける仮想通貨取引関連の収益は前期比16%増の3.75億ドル(約505億円)だった。

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