5/19(金)朝の相場動向(前日比)
- NYダウ:33,535ドル +0.3%
- ナスダック:12,688ドル +1.5%
- 日経平均:30,573円 +1.5%
- 米ドル/円:138.6 -0.05%
- 米ドル指数:103.5 +0.6%
- 米国債10年:年利回り3.6 +2%
- 金先物:1,960ドル +0.01%
- ビットコイン:26,950ドル -1.5%
- イーサリアム:1,814ドル -0.5%
伝統金融
暗号資産
本日のNYダウ
本日のNYダウは+115ドルと続伸。ナスダックは+188ドルで取引を終えた。序盤では米ダラス連銀総裁のタカ派的な発言が市場に圧力をかけたが、「Xデー」の前に米債務上限問題が解決できる期待感が相場を支えた格好だ。
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米債務問題の進捗
米債務上限問題に関しては特に具体的な進展はまだ出ていないが、バイデン大統領がG7広島サミットから帰国後、デフォルト回避のために両党間で再び協議を実施し、21日予定の記者会見にて交渉に関する決定を伝えることができると期待されているようだ。
また、マッカーシー下院議長と民主党のシューマー上院院内総務は18日に超党派の合意が取りまとめられれば来週中に採決を行うとの方針を伝えた。イエレン財務長官は16日に、債務上限が引き上げられなければ6月1日(Xデー)にもデフォルトに陥るリスクがあると再度警告した。
デフォルト回避への期待からドルは続伸し主要通貨に対して上げ幅を広げた。ドル/円で一時は1ドル=138円75銭まで上昇し年初来高値を更新した。
ダラス連銀総裁発言
市場参加者のほとんどが6月のFOMCで利上げ停止が発表されると期待している中、米ダラス連銀のローガン総裁は、6月に利上げを停止する論拠はまだ明確になっていないと指摘。
ローガン総裁は今年のFOMC会合で投票権を持つメンバーで、「今後数週間に公開されるデータが利上げ据え置きを正当化する可能性もあるが、現時点においてはまだその状況に達していない」と話した。
ローガン総裁の発言を受けて、金利スワップ市場が織り込む6月利上げ停止への観測は大幅に後退した。(先週89.3%⇨現在63.8%)
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米新規失業保険申請
5月13日までの1週間の米国新規失業保険申請件数は前週比2万2000件減少し予想の25万4000件を下回り、24万2000件となった。
また、6日までの1週間の継続受給件数は8000件減の179万9000件となり、3月上旬以来の低水準となった。労働市場が依然底堅い状態を示した。
経済指標
- 5月19日24時(金):パウエル米連邦準備理事会議長 発言
- 5月23日22時45分(火):米5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
- 5月25日3時(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
- 5月25日21時30分(木):米1-3月期四半期GDP個人消費(改定値)
米国株全面高
IT・テック株は全面高。資金流入が継続しているようだ。個別銘柄の前日比:NVIDIA+4.9%、c3.ai-0.4%、テスラ+1.7%、マイクロソフト+1.4%、アルファベット+1.6%、アマゾン+2.2%、アップル+1.3%、メタ+1.8%。
仮想通貨関連株は連れ安
- コインベース|60.2ドル(-1.2%/+5%)
- マイクロストラテジー|287.5ドル(-1%/+6%)
- マラソン・デジタル|9.3ドル(-7%/+5%)
コインベースは19日、「Coinbase One」というサブスクリプションサービスをローンチ。まずは米国、イギリス、ドイツ、アイルランドでサービスを提供する。
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Coinbase Oneのベータ版は月29.99ドルの費用と設定されている。手数料無料の取引や強化されたステーキング報酬、Messariといった仮想通貨データへのアクセス、24/7の顧客サポートなどを提供するものだ。
前述の4カ国から始まるサービスだが、今後は31ヶ国のユーザーに向けて提供していく予定だという。
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