- Point72の元経営者、来月に仮想通貨ヘッジファンドを開設
- 米国大手ヘッジファンドPoint72の元経営者Kling氏は仮想通貨ヘッジファンドを来月に開設予定と発表。仮想通貨ブームが過ぎ去り、下落相場を続けたものの、このファンドは数兆ドルの資産クラスになるだろうと自信を見せた。
Point72の元マネージャーが明かす:来月にも仮想通貨ヘッジファンドを開設
米ブルームバーグ紙 の報道によれば、仮想通貨ブームの最中に、電子資産に焦点を当てたファンドを立ち上げるため、Travis Kling氏は億万長者Steven Cohen氏の米国大手ヘッジファンドPoint72を昨年の12月に退社しました。
それから9ヶ月が経過し、仮想通貨の全体相場が70%以上急落した後も、着実に独自の仮想通貨ファンドの立ち上げ計画を進めている模様です。
このファンドは、『Ikigai』と命名され、パートナーらからの資本金をもとに今年の10月1日に立ち上げられる予定とされています。
また同氏は11月1日までに1500万ドルの資金を調達する見込みです。
同報道では、市場の状況次第で、Kling氏はIkigaiのトークンアセット・ポートフォリオを1億ドルまで引き上げる計画をしており、また2019年の中旬までにベンチャーファンドを3300万ドルへ引き上げる予定で、またデラウェア州に拠点を置くこのファンドは、ケイマン諸島を拠点に外国人投資家向けの投資商品を提供する計画です。
『Ikigai』の将来性とは
Crypto Fund Researchによると、Ikigaiは、今年に開かれた約100社にのぼる仮想通貨ファンドの一つとなる様です
Kling氏は
「もし去年のように仮想通貨がブームであれば、おそらく資金調達はもっと容易だっただろう。」
と語りました。
一方で、仮想通貨の価格暴落があったものの、今だ関心は薄れておらず、今まで以上に自信を持っている、とも明言しています。
更に、彼はこのように話しました。
「この仮想通貨ヘッジファンドは数兆ドルの資産クラスになるだろう。我々の日々の生活の一部となり、まだとても早い段階ではあるが、当新興技術の発展と成長は指数関数的になるだろう」
なお、このファンドは活発的に管理され、カストディーの費用に加え2%の手数料を設けており、さらに、適格投資家向けである最低25万ドルからの投資受付となる模様です。