CoinPostで今最も読まれています

Friend.techコード活用のソラナ「Friendzy」など、ソーシャルファイが流行に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ソラナFriendzyが拡大

新興プロジェクト「Friendzy」は、ソーシャルファイ(Socialfi)分野で注目を集める分散型アプリ「friend.tech」の類似技術を利用しており、ソラナ(SOL)エコシステム内で活況を呈している。ローンチからわずか1週間で、その週間取引量は1.36億円に達し、市場を牽引するfriend.techの週間取引量(約3億円)の半分近くに迫る勢いだ。

9月19日にローンチした「Friendzy」は、イーサリアムL2「Base」上で人気を博している「Friend.tech」のプログラムコードをカスタムした別プロジェクト。ユーザーは自身のX(旧Twitter)アカウントをKeysと名付けられたトークン化し、他の利用者と取引することができる。Keysの購入者は、発行者のプライベートチャットや他の特別な機能にアクセスする権利を得る。

Friend.techは2023年8月のローンチ以来、瞬く間に10万ユーザーを獲得し、一度は活動が減速したものの、最近になって再び利用者の活動が活発化しているところだ。

先週末には、別のFriend.techフォーク「Alpha」が、ビットコイン上でローンチされたばかり。ArbitrumのPost tech、MantleのFan Techと、Friend Techフォークの勢いは後を絶たない。

関連:X(旧ツイッター)と連動するソーシャルFi「friend.tech(フレンドテック)」、魅力とリスクを分析

Friend.techとの差別化図る

本家であるFriend.techには投機的な要素が含まれているとの指摘もある。Keysの価格形成システム(ボンディングカーブ)は価格が急激に変動しやすい算定式が設定されており、Keysの発行数が増えるごとに、価格は指数関数的に上昇する。特に9月9日以降は、毎日約7,000ETH(約17億円)の新規資金が流入し、これがKeysの価格を支えている。

これに対して、Friendzyアプリは、分散型取引所のメカニズムを採用し、より滑らかな価格カーブを実装。これにより、Friend.techとの差別化を図っていると主張する。

こうした個人のトークン化(Keys)の仕組み自体は、2017-18年に日本で一世を風靡した「VALU」と多くの共通点を持つ。VALUでは、トークン価格が発行者の人気や実績に応じて変動したが、一部では価格が不当に操作され、多くのユーザーが資金を失うという事態が生じていた。

特に、Friend.techのアカウント保有者は、市場で自分のKeysが取引されることにより、ロイヤリティを得ることができるのが特徴的だ。データプロバイダーCoinGeckoによると、Friend.techの上位3アカウント保有者は、それぞれ累積で10万ドル以上のロイヤリティ収入を獲得している。

関連:コインベース支援のL2「Base」のユーザー数が10万人突破 friend.techが一因に

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/03 金曜日
12:00
ビットコインおすすめ取引所、手数料・スプレッド・積立・レンディング機能など徹底比較
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの売買や送金におすすめの国内取引所について、メリットとデメリットを徹底比較。手数料・スプレッド・送金速度、セキュリティ、積立・レンディング機能などを調査しました
09:50
ソラナのゲームプラットフォーム「GameShift」、グーグルクラウドと提携
仮想通貨ソラナの開発を行うソラナラボは、独自Web3ゲームプラットフォーム「GameShift」とグーグルクラウドの提携を発表した。
05/02 木曜日
18:20
米マイクロストラテジー、ビットコイン利用の分散型IDを発表
米マイクロストラテジーは、ビットコインのチェーン上に構築された、企業向けの分散型IDプラットフォーム「MicroStrategy Orange」を発表した。
14:00
米検察、ビットコイン売買のCashApp運営企業Blockを捜査か
ツイッター(現X)の共同創業者ジャック・ドーシー氏が立ち上げた金融テクノロジー企業Block Inc.が、コンプライアンス違反で米連邦検察当局からの捜査を受けていることが、米NBCニュースの報道から明らかになった。
13:00
「マイニング事業者の降伏迫る可能性」The Bitcoin Layer分析
ビットコインリサーチ企業The Bitcoin Layerは、ビットコイン価格下落などにより、マイニング事業者の利益が深刻に圧迫されていると分析した。
11:00
ビットコイン、BitVMXで高度なアプリ開発を実現へ
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上で高度なアプリ開発を実現する「BitVMX」がホワイトペーパーを公開。BitVMXは早ければ1年後にもローンチされる可能性がある。
10:00
「ビットコインは2030年までに6億円に」ARKウッドCEO
ARK Investmentのキャシー・ウッドCEOは、仮想通貨ビットコインが今後2030年までに約5.9億円に達する可能性があるとの強気予測を披露した。
08:25
ブラックロック、Securitizeの73億円調達を主導
ブラックロックは今回の出資でSecuritizeの提携関係を強化していく格好だ。ブラックロックの他、オルタナティブ投資管理会社のHamilton Lane、ParaFi・キャピタル、Tradewebマーケッツもこのラウンドに参加した。
07:45
テザー社、24年1Qの利益が過去最高に
仮想通貨ビットコインへの投資も貢献し、ステーブルコイン発行企業テザー社の24年1Qの利益が45億ドル超となり過去最高に。同社は、初めてグループの純資産を報告した。
06:50
ETFや国・企業保有のビットコインは約27兆円規模=VanEck報告
ビットコインETF分野で、仮想通貨ビットコインを最も保有しているのはブラックロックのIBITで現在274,462 BTCを保有。企業の保有では、米マイクロストラテジーが最多で214,400 BTCを保有している。
06:15
FOMCで政策金利現状維持、ビットコイン一時59000ドル台回復
仮想通貨ビットコインは一時58,000ドル水準を回復。パウエル議長が「米経済は成長もしくはインフレでスタグフレーションは想定していない」とコメントしスタグフレーションへの懸念を後退させた。
05/01 水曜日
15:00
Bitwise最高投資責任者「米国でステーブルコイン法案可決なら、甚大な影響を及ぼし得る」
仮想通貨投資企業Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は、米国議会が今年、包括的なステーブルコイン法案を可決する可能性に言及。実現した場合、仮想通貨の広範な普及という面で ビットコイン現物ETFの承認と同等か、それ以上に大きな影響を与える可能性があると述べた。
12:30
米コインベース、ビットコインのライトニングネットワークを導入
米大手仮想通貨取引所コインベースは、ビットコインのライトニングネットワークを導入したと発表した。BTC送金を高速・低コストにする。
11:59
仮想通貨全面安、地合い悪化と香港ビットコインETFの思惑買い剥落で
暗号資産(仮想通貨)相場では、経済指標を受けた米国株安などの地合い悪化に加え、香港市場のビットコインETF・イーサリアムETFの初動不調の影響もあり、ビットコイン(BTC)やアルトコイン相場が急落した。
11:25
Web3ゲーム企業Games for a Living、クラクラ制作企業などから5億円調達
EAの創設者Trip Hawkins氏が共同で立ち上げたWeb3ゲーム企業Games for a Livingは調達ラウンドで、5億円を調達した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア