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ポリゴンが評議会創設を提案 コインベースやETH財団のメンバーらも参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Polygon2.0を推進

ポリゴン(MATIC)の開発チーム「Polygon Labs」は19日、「Protocol Council」という評議会を創設する提案(PIP-29)を発表した。

この評議会の創設は、新たな開発計画「Polygon 2.0」の一環として実施すると説明。13のメンバーからなる組織で、ポリゴンのシステムに関するアップグレードの実施を担うとしている。

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Polygon Labsは今回の創設は、分散型でコミュニティ主導のガバナンスを推進するためのステップであると説明した。

評議会にはポリゴンや「Polygon zkEVM」の共同創設者Jordi Baylina氏、暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのViktor Bunin氏、イーサリアム財団のJustin Drake氏、セキュリティコンサルティング企業Least AuthorityのLiz Steininger CEO、データプロバイダー「L2BEAT」、ブロックチェーンの分析を行うZachXBT氏らが参加するとしている。

所属するメンバーは「Polygon 2.0で最も重要なことはセキュリティと回復力である」という事実に基づいて決めたと説明。具体的にはイーサリアム(ETH)やL2、Web3と価値観が一致していること、多様性、能力などで選出したと述べた。

Polygon Labsは、ポリゴンがアップグレード可能な状態を維持し、一方でセキュリティも維持していくために評議会を創設するとしている。

意思決定の仕組み

評議会の意思決定には「Gnosis Safe」のコントラクトを用いる。ポリゴンのシステムについて通常の変更を行う場合は、10日間と時間を決めて、13人中7人の合意で変更を実行できるとした。この基準には単純に過半数のルールが用いられている。

また、緊急の変更は時間の制限はなしにして、10人の合意で実行。これらの必要人数は、共謀のリスクを最小化することと、緊急時に得られる合意数を最大化することのバランスを考慮してあるとした。

今回の提案を巡っては、コミュニティとは独立して意思決定が行えるようになっているとの指摘もあるが、Polygon Labsは、あくまでコミュニティ主導のガバナンスへのステップだと説明。どちらの変更も透明性のためにレポートを公開するとしている。

この提案はコミュニティに合意された上で実行されるとし、Polygon Labsはフォーラムなどで議論を行うように促した。

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ポリゴンとは

イーサリアムのスケーラビリティ問題に取り組むプロジェクト。「Polygon PoS」や「Polygon zkEVM」など複数のソリューションを開発し、大手企業らに採用される事例が続いている。

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