はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインホワイトペーパー公開15周年で SEC委員長が仮想通貨企業に警告 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ハロウィーンを利用して警告

米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長はハロウィーンに際してX(旧称ツイッター)に投稿し、暗号資産(仮想通貨)企業に対して警告を発した。ゲンスラー氏は次のように発言している。

もしサトシ・ナカモトが、ハロウィーンに「サトシ・ナカモト」として登場してきたら、彼だと見分けられるだろうか?

仮想通貨を創始した、サトシの有名なホワイトペーパーの公開15周年、おめでとう。

投資家を騙している・いたずらしている(trick)仮想通貨企業は、証券法を順守し、投資家をよく待遇・ごちそうする(treat)べきだ。

ハロウィーンで用いられる決まり文句「trick or treat(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ)」に引っかけて、仮想通貨企業へ注意喚起した格好である。

仮想通貨の証券性について最新発言

ゲンスラー氏は25日にも、証券執行フォーラムで仮想通貨業界には「規制に遵守していない状況」が広い範囲で見られると述べていたところだ。

業界には詐欺、破産、マネーロンダリングが蔓延しているとも続けており、多くの仮想通貨は証券に該当するとの見方を固持していることを示した。証券をめぐっては、次のように話している。

「仮想通貨証券」の市場に関しては、投資家や発行事業者が、証券法の保護を受けるにはおよばないことを示唆するものは何もない。

米国の議会は、1933年か1934年時点(関連法の設定年)で、証券法は株式と債券にのみ適用されると規定することができたはずだ。しかしその代わりに議会は、証券の定義に『投資契約』を含む長い項目のリストを挙げた。

SECは、未登録有価証券を取り扱っていたとして、仮想通貨取引所コインベースやバイナンスなど業界最大手に対しても訴訟を起こしている。

裁判では、ある仮想通貨が「投資契約」の性質を持ち、したがって証券とみなされるかどうかという点が議論の焦点となっている。

外部の団体も、こうした裁判には証券の定義を巡って様々な法廷助言書を提出しているところだ。例えばSEC対コインベースの裁判では米名門大学の法学者らがコインベースの立場を擁護する助言書を提出した。

関連米名門大法学者ら、対SEC裁判でコインベース支持の法廷助言書提出

法廷助言書(Amicus Brief)とは

米国の法廷における制度。裁判当事者以外の第三者が、公式に意見書を提出することを可能にするもの。その内容は裁判で考慮される。

▶️仮想通貨用語集

ビットコイン現物ETFについて

なお、SECについては、ビットコイン現物ETFの上場承認の判断についても現在注目が高まっているところだ。

ゲンスラー委員長は25日、ビットコインの現物ETFの審査についてはSECのスタッフが作業をしているところであるとして、そうしたプロセスの完了前に可否についての考えを示すことは拒否している。

関連米SECゲンスラー委員長、ビットコイン現物ETFについて詳細は語らず

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/31 水曜日
14:00
ブラックロックの2026年投資展望 AI投資が米株式市場を牽引、ステーブルコインは金融の架け橋に
ブラックロックの2026年投資展望レポートでは、AI関連投資が米国株式市場を牽引し、生産性向上で171兆円の経済効果が見込まれると分析した。また、38兆円規模に成長したステーブルコイン市場について決済システムへの統合が進み、トークン化された金融システムへの第一歩となると見ている。
12:00
2026年末のビットコイン価格はどうなる?有識者7人に予想を聞いた
ビットコイン2026年末価格予想を暗号資産(仮想通貨)業界の著名人7人が回答した。平均は12.3万ドルで約40%の上昇見込み。FRB政策、機関投資家参入、半減期アノマリー崩壊など注目ポイントを分析。強気派と慎重派の見解を比較し、相場の行方を占う。
11:00
仮想通貨TOP20と国内発トークン、25年の騰落率は
ドナルド・トランプ氏の米大統領就任やビットコインの最高値更新があった2025年。本記事では同年の時価総額上位銘柄と国内発プロジェクトのトークンの年間騰落率をまとめている。
10:00
激動の2025年 仮想通貨の時価総額トップ20、過去8年間における順位変動は
2025年はビットコインが12万ドルを突破した。仮想通貨に肯定的な米トランプ政権が始動した1年を終えるにあたり過去8年間において仮想通貨の時価総額の順位がどのように変動してきたかを振り返る。
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧