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仮想通貨トークン発行面で極めて重要な動き|ビットコインサイドチェーンRSK上で初のICOが実現へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインブロックチェーン上でICOが実現
RSKの開発したサイドチェーン技術により、ビットコイン上でも、ICOの仕組みが機能することが注目される時代が来る可能性がある。RSKは現在ベータ版であり、メインネットへのアクセスは、安全性を優先しているため、RSKサイドチェーンでスマートコントラクトを展開しているプロジェクトは限られているが、ついに初のICOが実現する予定だ。

ビットコインブロックチェーン上でICOが実現

今年中に、ビットコインブロックチェーン上でのICOが実現するようだ。

ICOといえば、そのスマートコントラクト機能とトークン発行の簡便さもあり、現在、イーサリアムブロックチェーン上で行われることが主流となっている。

 しかし、RSKの開発したサイドチェーン技術により、ビットコイン上でも、ICOの仕組みが機能するようになりつつある。

RSKは、サイドチェーン技術を応用してビットコインブロックチェーンに接続されたスマートコントラクトプラットフォームで、より速いトランザクションとスケーラビリティ耐性を提供すると期待されるプロジェクトである。

また、そのスマートコントラクトは、イーサリアムと同じプログラム言語、Solidityで書かれていることから、イーサリアムプラットフォーム上のアプリとの互換性も備えている。

とはいうものの、RSKは現在ベータ版であり、メインネットへのアクセスは、安全性を優先しているため、RSKサイドチェーンでスマートコントラクトを展開しているプロジェクトは限られている。

しかし、その可能性に大きな信頼を寄せ、いずれはイーサリアムのように多くのブロックチェーンプロジェクトを惹きつけることになると予想しているのが、今年11月に公開トークンセールを予定している、Temco社だ。

Temco社は韓国に拠点を置くスタートアップ企業で、ビットコインブロックチェーン(RSK)上で主に中小企業へ向けたサプライチェーン管理システムの構築に取り組んでいる。 

同社は、そのインフラ構築のため、ICOによる資金調達の実施を計画しており、目標額は1900万ドル(約21億6054万円)。 なお、同社のプレスレリースによると、今月初め、メッセンジャーアプリのKakaoTalkなどへの投資をおこなっている、韓国の大手ベンチャーキャピタル、Korea Investment Partnersからの資金調達に成功している。(投資額は非公開)

なお、ICOは、中国とアメリカを除く世界の投資家を対象としており、BTC とETHを受け入れる予定だ。

イーサリアムとの違いと規制は?

Temco社のICOの概要自体は、従来のイーサリアムプラットフォームベースのICOとなんら変わるところはない。

 初期の資金調達のために、迅速に成果をあげられ、規制が今だに未成熟なICOという方法を選んでいる。  

しかし、Temco社の共同創設者でCEOのScott Yoon氏と、ビジネス開発マネージャーのJoey Cho氏によると、同社の場合、イーサリアムなどのビットコイン以外のブロックチェーンでは、「現実的な製品」が一般に普及するのをサポートできないと考えているという

Temcoの中小企業向けサプライチェーン管理システムの場合、数多くのスマートコントラクトを利用するため、イーサリアム上に構築した場合は、「ガス」手数料が驚くほど高額になってしまうことがその理由の一つである。

その対照的な例としてだしたのが、今回採用されたRSKサイドチェーンで、1秒ごとのトランザクションの速さは、オンライン決済大手のPayPalと大差がないと主張し、その機能を高く評価している。

また、Yoon氏は、ビットコインネットワークに対する信頼を次のように表現している。

「ビットコインネットワークは、本当に理想的だと言える。 なぜなら、スケーラビリティの面では一番であり、ハッキング(51%攻撃など)を心配する必要もない。そのため、スマートコントラクトツールがビットコインネットワークに導入された場合、誰もがビットコインを使いたいと思うだろう。」

そして、Yoon、 Cho両氏は、いつの日か、トークンの発行は、その開始時点からビットコインベースで行われ、イーサリアムベースのトークン発行者もRSKの機能を見込んでビットコインに移行するかもしれないと、考えているという。

RSKの実装が進むことで、ビットコインネットワークの機能が向上することが見込まれるが、ただし、前述したように、RSKは開発途上にあり、一朝一夕にICOのベースが一変してしまうことはないと思われる。

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