CoinPostで今最も読まれています

2024年のWeb3ゲーム業界に大きな期待感=Delphi Digitalレポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

大きな成長余地

暗号資産(仮想通貨)リサーチ会社Delphi Digitalは、Web3ゲーム業界に関する2024年の予測レポートを発表。ゲーム大手によるWeb3市場への関心の高まりや活発なインフラの開発などを踏まえ、ゲーム業界にとって大きな期待の持てる1年となる可能性が高いとの見解を示した。

日本国内では、スクウェア・エニックスのブロックチェーンゲーム「SYMBIOGENESIS(シンビオジェネシス)」がローンチしたほか、ドリコムの「Eternal Crypt – Wizardry BC -」、コロプラの「Brilliant crypto」、セガの「三国志大戦B3K」、コナミの「PROJECT ZIRCON」など、上場企業が開発中の大型タイトルを複数控える。

関連:スクエニのNFTプロジェクト「シンビオジェネシス」、21日から正式開始

海外では、爆発的人気を生み出したフィットネスアプリ「STEPN」を開発・運用するFind Satoshi Lab(FSL)の開発するブロックチェーンゲームの第二弾「Gas Hero」のローンチが1月3日に予定され、日本人投資家からも注目を集めている。

Delphi Digitalの調査によれば、Web3ゲームプロジェクトの時価総額は、2023年におよそ40億ドル〜70億ドル(5,700億円〜1兆円)の間で推移しているが、これは2022年の史上最高値より86%低い。

この点を踏まえ、実用性のないDOGEなどのミームコインと比較すると、市場規模の成長の可能性が大きいのは明らかだと主張した。

市場データサイトCoinGeckoの分析によると、世界の時価総額TOP40のゲーム関連上場企業の中で、72.5%にあたる29社がWeb3領域の事業を模索する。

その内、Take-Two Interactive(米)、Nexon(韓)、バンダイナムコ(日)、コナミ(日)、Krafton(韓)、スクウェア・エニックス(日)、Ubisoft(仏)といった大手7社は、実際にブロックチェーンゲーム(BCG)の開発を行っている。

主なゲームタイトルと使用するブロックチェーンは、以下の通り:

  • Sugartown (Take-Two :イーサリアム)
  • メイプルストーリー(Nexon:ポリゴン)
  • 龍造(バンダイナムコ:Oasys)
  • Project Zircon(コナミ:チェーン未発表)
  • Overdare(Krafton:Settlus)
  • SYMBIOGENESIS(スクウェア・エニックス: ポリゴン)
  • Grimoria Chronicles(Ubisoft:Oasys)

関連:世界のゲーム企業トップ40社のうち、29社がWeb3分野を模索

主要市場とゲーム特化ネットワーク

レポートによると、BCGの主要市場トップはフィリピンで、ナイジェリア、パキスタンと続く。その他、シンガポール、ベトナム、韓国、香港、中国、アラブ首長国連邦が多数のBCGゲームユーザーを抱える市場として注目されている。

オンボーディング・プロセスの改善と規制緩和により、開発者にとってモバイルゲームの開発環境が「魅力的」になっているとDelphiは指摘。ゲームに特化したネットワークも年々増加しており、2023年には、L1、L2、アプリチェーンを含む76の新たなネットワークが誕生したという。

また2023年には、BCGが平均でDeFiプロトコルの23倍のオンチェーントランザクションを生じさせていたことから、ゲーム特化型ネットワークをはじめ、サブネットやその他のブロックチェーンにとっても、BCGが重要な焦点となることは明らかだと主張した。

以上のような要因から、2024年にはユーザー獲得のためのチェーン間の競争が激化するとレポートは予測している。

BCGの収益性

大手が参入し、開発が活発化するBCGだが、ユーザー獲得と収益性にはまだ多くの課題があるようだ。

レポートによると、プレイ可能なBCGのうち、1日のユーザー数がウォレット数にして100を超えるものは5%を上回る程度。一方、ユーザー獲得のための金銭的なインセンティブとWeb3ゲームの立ち上げと運営コストの上昇で、BCGゲーム開発会社にとっては財政的な負担も大きいという。

レポートではその例として、スマホ基盤のハイパーカジュアルゲームのユーザー獲得コストは、従来のゲームに比べて77%高いというケーススタディを示した。

収益性と規模拡大を達成させるためには、収益化できるユーザー基盤の拡大と熱狂的なユーザー(クジラ)の支出を増やす必要があると指摘した。

関連:Web3ゲームの4分の3が失敗に=CoinGeckoレポート

注目のプロジェクト

Delphiは、2024年に最も見込みのあるプロジェクトおよびブロックチェーンとして、NFTゲーム「HYTOPIA」と、アクシーインフィニティを開発するゲームスタジオ、Sky Mavisの独自ブロックチェーン「Ronin」を挙げた。

関連:NFTゲーム「アクシーインフィニティ」開発会社、Roninネットワークを刷新 5つのゲームスタジオと提携

また、人工知能(AI)による生成手段が、ゲームに全く新しいプレイヤー体験をもたらすと指摘。ブロックチェーンゲームとAIが交わる領域で注目すべきプロジェクトとして、以下の5つを挙げている。

  • Parallel:トレーディングカードゲーム
  • Today :ソーシャル・シミュレーションゲーム
  • AI Arena :PvP対戦格闘ゲーム
  • GeppettoAi:テキストから3Dモデル・映像制作
  • Avalon:大規模多人数同時参加型オンラインRPG

関連:AIコンパニオンゲーム「Sleepless AI 」、バイナンスの新たな仮想通貨ローンチプール BNB前日比10%以上高

『超早割』終了まで
0
0時間
0
0
さらに!! CoinPost読者限定割引コード提供中!
クリックしてコードをコピー
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/26 日曜日
14:55
ビットコイン上のミームコイン「DOG」とは?Runesプロトコルの背景や買い方
RunesのミームコインDOGの買い方を紹介。Runesは、Ordinalsの創設者Casey氏が立ち上げたトークン発行プロトコル。暗号資産(仮想通貨)ビットコインのネットワークを使用。Ordinals保有者向けにエアドロップされたRunestoneに関係するDOGトークンはコミュニティ形成でリード。
11:30
31日にPCE価格指数発表を控え、BTC相場の上値は限定的か|bitbankアナリスト寄稿
イーサリアムETF承認を受けて変動した今週の暗号資産(仮想通貨)市場ついてbitbankのアナリスト長谷川氏が相場分析し、ビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米SECのETH現物ETF承認に高い関心
今週は、米SECによる仮想通貨イーサリアムの現物ETF上場承認、スタンダードチャータード銀行によるイーサリアムの価格予想、STEPNの続編アプリSTEPN GOの発表に関するニュースが最も関心を集めた。
05/25 土曜日
18:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
暗号資産(仮想通貨)で受動収益(インカムゲイン)を得る、ステーキングの基礎知識から高利率銘柄、国内取引所3社のサービス比較まで徹底解説。ソラナ、イーサリアムなど注目銘柄の想定年率、レンディングとの違いも説明します。
15:00
参加型地域貢献ゲーム「ピクトレ」 Snap to Earn「SNPIT」とコラボ
参加型社会貢献ゲーム「ピクトレ」が、Snap to Earn「SNPIT」写真共有SNS「ピクティア」とコラボ。2024年6月1日から赤城山エリアで特典キャンペーンと実証試験を実施する。
14:00
秋元康氏プロデュース「IDOL3.0 PROJECT」が施策を発表、NIDT高騰
オーバースが秋元康氏プロデュースのアイドルプロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」のWeb3.0施策を発表。暗号資産(仮想通貨)Nippon Idol Token(NIDT)が高騰した。
13:00
ビットコイン採掘会社マラソン、ケニア共和国エネルギー・石油省と協定を締結
米上場ビットコインマイニング企業マラソンは、ケニア共和国エネルギー・石油省との提携を発表した。再生可能エネルギープロジェクトに取り組む。
11:10
イーサリアムの次期アップグレード「Pectra」 25年第1四半期を目標に
イーサリアムの次期アップグレード「Pectra」に関する最新情報。開発者は2025年第1四半期末のローンチを目指して動いている。EOFやPeerDAS、EIP-7702などの新機能が含まれる見込み。イーサリアムは暗号資産(仮想通貨)ETHで駆動するブロックチェーン。
09:55
米コインベース、「超党派法案はSECの主張する管轄権を否定」と指摘
米仮想通貨取引所コインベースは米SECとの裁判で仮抗告を求める最終書面を地裁に提出。FIT21法案が下院を通過したことも議論の補強材料としている。
08:15
JPモルガン、イーサリアム現物ETFの取引開始は大統領選よりも前と予想
仮想通貨の若い投資家や起業家の票数を獲得するために方針転換したバイデン政権がSECにETFを承認するよう仕向けたといった憶測が散見されている。
07:40
ドージコインのモチーフ「かぼす」、天国へ
仮想通貨の代表的なミームコインであるドージコインのモチーフになった柴犬「かぼす」が、息を引き取ったことが飼い主から報告された。イーロン・マスク氏らが哀悼の意を表している。
07:15
アルトコイン銘柄のETFが2025年に実現の可能性、SCBアナリスト分析
CFTCとSECの管轄と権限を明確に分ける仮想通貨業界の重要な法案「FIT21」が22日に米下院で可決されたことも業界にとって追い風となっており、仮に今後法律となった場合、より多くのアルトコイン銘柄のETFがローンチされやすくなると期待されている。
06:10
コインベース、PoWとPoS併用の仮想通貨銘柄「Core」上場予定
コインベースは最近、ソラナ基盤のデリバティブ取引所DriftのDRIFTトークンの新規上場も行った。また、オフショア版コインベースインターナショナルでは、昨日BONKやFLOKIの永久先物取引も開始する予定を明かした。
05/24 金曜日
17:59
コインチェック IEO「BRIL」が注目される3つの理由
暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックのIEO第3弾として注目されるブリリアンクリプトトークン(BRIL)。投資家が期待する3つの理由について、過去の国内IEOとの比較や親会社コロプラの強み、需給面やロードマップなどから分析。
17:49
深刻化する仮想通貨の盗難被害を専門家が分析、リスクと対策を解説|KEKKAI共同企画
仮想通貨投資家のGrypto氏がマルウェア被害でデジタルウォレットの資金を抜かれ大きな損失を被った事例が発生しました。さらなるハッキング被害を抑止するため、Web3セキュリティアプリ開発KEKKAIとCoinPostの共同企画で、ハッキングの手法や対策について解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア