CoinPostで今最も読まれています

アーサー・ヘイズ氏、ビットコイン現物ETFの活用方法や相場の見通しを考察

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインETFを考察

暗号資産(仮想通貨)取引所BitMEXの共同創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は15日、米国で先週承認されたビットコイン(BTC)現物ETF(上場投資信託)に関する考察を公開した。

今回はETFの仕組みも説明しながら、ETFを活用した投資手段やその影響などを考察。その上でヘイズ氏は、2024年末までにビットコインなどの仮想通貨の時価総額は最高値に到達または超えると現在でも予想していると述べた。

同氏は「ETFの仕組みは、伝統資産と仮想通貨の市場で取引が行える投資家に対し、すばらしい投資機会を提供する」と主張している。

そして、ETFが原資産であるビットコインの価格を参照する際の時間を活用した裁定取引(アービトラージ)、ETFを活用したオプション取引、ETFを担保にした資金の調達といったETFの活用事例を挙げた。

アービトラージとは

「Arbitrage」の日本語読みで、意味は「裁定取引」。同一の価値を持つ資産の一時的な価格差を利用して利益を獲得する投資手段を指す。

▶️仮想通貨用語集

同氏は、ビットコインの価格発見は主にグローバル版バイナンスで行われており、ビットコインは世界の市場で取引されている資産であると説明している。

他にも、ビットコインが2018年8月から5年間、株式や国債などの伝統資産と相関性が高くないというメリットも紹介した。

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集

今後の見通し

ヘイズ氏はETFを考察する中で「一般的に伝統金融による資産の金融化は、少なくとも最初は原資産の価格を法定通貨ベースで上昇させる」と指摘。そして「ビットコインが米国、その後に中国(香港)の金融市場に追加されれば、中期的にはビットコインも価格が上昇する」との見方を示した。

関連香港、10社が仮想通貨現物ETFの発行を検討中=報道

一方で自身の投資については、米中央銀行が金利について決断したり、米国の「銀行向けターム資金調達プログラム(Bank Term Funding Program)」が更新されたりするとみられる3月中旬までは、仮想通貨のリスクをポートフォリオに追加しないと決めていると述べた。

また、強気相場はまだ始まったばかりで、2024年は仮想通貨の価格変動が大きな1年になるだろうとの見解も示している。

関連アーサー・ヘイズが3月のビットコイン急落を予想する理由 注目の3大イベントとは?

ビットコインETF特集

ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
初心者が学ぶトレード知識 CoinPostアプリで個人投資家に優位性を
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア