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米SkyBridge創業者、仮想通貨コミュニティに米大統領選のバイデン支持を呼びかける

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイデン政権支持を表明

米大手ヘッジファンド、スカイブリッジ(SkyBridge)の創業者アンソニー・スカラムーチ氏は、今年11月の米大統領選でバイデン大統領を支持するよう、暗号資産(仮想通貨)コミュニティに呼びかけた。ブルームバーグが2日に報じた。

アンソニー・スカラムーチは、暗号通貨業界に対する現政権の手厳しい姿勢にもかかわらず、2024年の大統領選挙ではドナルド・トランプ前大統領ではなく、ジョー・バイデン大統領を支持するよう、仮想通貨コミュニティに勧めた。

スカラムーチ氏は、1日に開催されたデジタル資産関連のカンフェレンスで、トランプ政権は短期的には仮想通貨規制にとって好都合だが、長期的にはトランプ氏が「法制度に大混乱と予測不能性をもたらす」と主張した。

同氏はトランプ政権下でホワイトハウスの広報部長に任命されるも、わずか在職10日で解任された経緯があり、その後トランプ氏を批判する姿勢をとっている。

直近では米CNNのインタビューで、「トランプ氏は民主主義への脅威である」と主張。バイデン大統領の再選キャンペーンを支援し、資金調達と支援活動を行うと語った。

法廷での勝利

スカラムーチ氏は、仮想通貨に友好的ではない現政権に対して、いくつかの法廷抗争が功を奏しているため、予想の困難なトランプ氏よりも無難だと考えているようだ。

仮想通貨に否定的な姿勢を貫いているエリザベス・ウォーレン上院議員や、明確なルールを示すことなく執行による規制を行っていると批判される米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長について、次のように述べた。

私はマクロ的な戦いよりも、エリザベス・ウォーレンやゲーリー・ゲンスラーのような人たちと規制に関する戦いを望む。

同氏は、ビットコインETF転換に関するグレースケールの対SEC訴訟での成功に言及。仮想通貨業界は法廷で十分な勝利を収めていると述べた。また、仮想通貨の有価証券性を巡る米大手取引所コインベース対SECの訴訟では、コインベースが最終的に勝訴すると予想。「仮想通貨に対する公正な規制プロセスが実現する」との考えを示した。

関連:ブルームバーグ上級訴訟アナリスト『対SEC訴訟はコインベース優勢、勝訴の可能性は70%』

選挙には不利な仮想通貨政策

スカラムーチ氏は1月半ばに、バイデン政権の仮想通貨政策が大統領選には不利な展開となる可能性があると指摘している。

同氏は、現在米国には5,200万人の仮想通貨保有者がおり、有権者人口の20%を占めると指摘。前回の選挙ではこのグループの61%が民主党とバイデン氏に投票したが、仮想通貨規制に対する現政権の姿勢を考慮すると、次回の投票行動が変化する可能性があると主張した。

大統領選の激戦州として知られる、ペンシルベニア州やネバダ州、ジョージア州、アリゾナ州などでは仮想通貨保有者が過半数を占めていることから、仮想通貨コミュニティの支持が得られるかどうかが重要になってくると、同氏は見ている。

エリザベス・ウォーレン議員は昨年5月、「デジタル資産マネーロンダリング防止法案」を再度議会に提出。この法案は、仮想通貨のウォレットプロバイダーやマイナー、バリデータなど対して、既存の金融機関と同等の顧客確認要件を義務付けることから、業界関係者及び仮想通貨支持派の議員からは、強く批判されている。

このようなウォーレン議員の仮想通貨に対する強硬な態度について、スカラムーチ氏は次のようにコメントした。

エリザベス・ウォーレンのせいで、選挙には負けるだろう

関連:米コインベースがウォーレン議員の主張に猛反発「法的遵守のための努力を曲解している」

トランプ氏と仮想通貨

トランプ前大統領は2021年、ビットコインについて「米ドルと競合する通貨のようで好きになれない」と発言した。

一方、プライバシーの侵害が危惧される中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関して同氏は、今年1月半ばの大統領選に向けた集会で「CBDCの創設を決して許さない」と述べ、CBDCに反対する姿勢を明確に示している。

トランプ氏は大統領任期中に、仮想通貨支持派として知られるSECのへスター・ピアース委員の2期目の続投を承認し、同じく仮想通貨擁護派のミック・マルバニー議員を行政管理予算局長に任命した。マルバニー氏は一時、大統領主席補佐官代行も務めた。

ビジネス感覚に長けたトランプ氏は2022年、自身をモチーフにした公式NFT(非代替性トークン)デジタルトレーディングカード「Collect Trump Cards」をリリース。このコレクションは、わずか数時間で完売した。その後23年4月に第2弾をリリースすると、またしても数時間で完売。同年12月には自身が逮捕された際の顔写真をフィーチャーした新しいNFTトレーディングカード、「マグショット・エディション」を発売した。

ブロックチェーンデータ分析企業Arkham Intelligenceは昨年12月、同氏がこれらNFTのロイヤリティとして蓄積された、240万ドル(3.56億円)相当のイーサリアム(1,075 ETH)を売却したと報告した。

昨年8月には米政府倫理事務局(OGE)への提出書類から、トランプ氏は25万ドルから50万ドル(3,700万円から7,400万円)相当のイーサリアムが保管されているウォレットを保有していることが明らかになっていたが、その後もNFTの販売やロイヤリティから、イーサリアムの保有数が増えていったと見られる。

関連:トランプ前大統領関連の仮想通貨ポートフォリオ、240万ドル分のイーサリアム売却か=Arkhamデータ

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