はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米コインベースがウォーレン議員の主張に猛反発「法的遵守のための努力を曲解している」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ウォーレン議員に反論

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのファリヤー・シルザド最高政策責任者は22日、エリザベス・ウォーレン米上院議員に公開書簡を提出して反論した。

「コインベースなどが、米国における仮想通貨規制の進展を妨げている」などと指摘するウォーレン氏の主張に異議をとなえた格好だ。

ウォーレン氏は18日、コインベースや業界団体大手のブロックチェーン協会、仮想通貨シンクタンクのコインセンター宛に書簡を送り、「元政府関係者を雇用してマネロン防止規制法案の成立を妨げている」などと批判していた経緯がある。

関連米ウォーレン議員が仮想通貨関連大手企業のロビー活動を批判 コインベースらに説明求める

これに対し、コインベース側は次のように述べた。

私たちは、悪意を持った犯罪者が米国ユーザーに損害を加えることを阻止するため、米国の法執行機関と緊密に協力してきた。

コインベースが仮想通貨関連の超党派法を弱体化させようとしているという主張は的外れだ。意図的に曲解しているのではないか。

コインベースは、コンプライアンスチーム、法務チーム、グローバルな助言委員会などを結集して米国人の利用者保護に取り組んでおり、世界でも最も安全で信頼できる仮想通貨企業になるという姿勢を維持しているとも説明した。

さらに、デジタル資産のイノベーターを海外に追いやることになるウォーレン氏の取り組みは大きな過ちだと続けた。AI(人工知能)および半導体技術などの例からも、イノベーションにおけるリーダーシップを放棄することは、米国の国家安全保障にダメージを与えることになると主張している。

関連米コインベース、来年の仮想通貨市場の展望を掘り下げる

「デジタル資産マネーロンダリング防止法」

エリザベス・ウォーレン氏は今年5月、デジタル資産マネーロンダリング防止法を再度議会に提出した。内容としては、主に次のような事項を盛り込んでいる。

  • デジタル資産取引の検証、保護、仲介を行う仮想通貨ウォレットプロバイダー、マイナー、バリデーター、その他に対して顧客確認要件を含め銀行機密法による義務を課す。
  • 自己管理型のデジタルウォレットでは、個人がマネロンや経済制裁を回避できる可能性があるため、顧客確認を義務付ける規則の決定・実施を促す。
  • 外国銀行口座の報告に関する規則をデジタル資産にも拡大し、オフショア口座を通じて約140万円(10,000ドル)を超える仮想通貨取引を行う米国人に報告書の提出を義務付ける。

ウォーレン氏は今月11日、銀行委員会のメンバー3名を含むラファエル・ワーノック議員など5名の新たな上院議員が共同スポンサーとしてこの法案に参加したと発表している。

自己管理型ウォレットとは

取引所などではなく、自分で秘密鍵を管理して資産を保有するために使用するウォレットのこと。「自己ホスト型」や「セルフカストディ型」などと呼ばれることもある。

▶️仮想通貨用語集

関連欧州議会、仮想通貨の自己管理型ウォレットに関する規制を承認

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/13 木曜日
18:07
台湾中銀、ビットコインの国家準備資産化の「研究」へ
台湾の立法委員がビットコインを国家準備資産に組み入れる提案を行い、中央銀行が研究姿勢を示した。米国やブータンなど各国で進むビットコイン戦略的保有の動向と、エルサルバドルの事例から見る課題を解説。
17:48
メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上
メタプラネットの2025年12月期第3四半期決算発表。BTC保有量30,823枚に到達し目標前倒し達成、インカム事業過去最高売上。純利益135億円計上、1億ドル借入で追加取得へ。優先株活用の新戦略で普通株希薄化回避、2027年21万BTC目標を掲げる。
17:31
ステーブルコインUSDCの運用法|Aaveで年4%前後を狙う始め方
USDCを預けるだけで利息が得られるAaveの仕組みと利回り、始め方を初心者向けに解説。利用率による金利変動やリスク、SBI VCトレードでのUSDC準備まで網羅します。
15:22
CMEグループとFanDuel、仮想通貨や株価指数などの予測市場アプリを12月に開始
FanDuelとCMEグループが12月に予測市場プラットフォーム「FanDuel Predicts」を開始。株価指数、仮想通貨、商品などのイベント契約取引が可能に。2035年に14兆円規模へ成長が予測される予測市場に、ロビンフッドやドラフトキングスなど大手企業も参入。
13:50
レンジ相場続くビットコイン、10万ドルが防衛線に=Glassnode分析
Glassnodeの最新分析によると、ビットコインは9.7万〜11.2万ドルのレンジ相場が継続している。10万ドルが重要な心理的防衛ラインとなっており、これを下回ると急落リスクが高まる可能性がある。
13:43
イーサリアム上のトークン化資産が30兆円突破 他のチェーン合計を上回る
イーサリアム上のトークン化資産が2010億ドル(約30兆円)を突破し、全ブロックチェーンの3分の2を占める。ステーブルコイン27兆円、機関投資家向けファンド、RWA1.8兆円と多様なエコシステムが拡大中。
13:35
Visa、ステーブルコイン決済の試験運用を開始 クリエイターやギグワーカー向け
Visaが米ドル連動型ステーブルコインUSDCを活用した決済サービスの試験運用を開始。クリエイターやギグワーカーに数分以内の即時入金を提供し、国境を越えた決済を迅速化。2026年後半に本格展開予定。
13:25
円建てJPYC、日本国債の新たな購入者に 日銀の穴埋め役として期待も=報道
JPYC株式会社の岡部代表が、JPYCの準備金が日本国債市場で新たな力になる可能性を話した。日銀の購入縮小も背景に、今後ステーブルコイン発行者の存在感が拡大することも考えられる。
13:15
トランプ大統領、米史上最長43日間の政府閉鎖を終了させる予算案に署名 仮想通貨市場への影響は
トランプ米大統領が連邦政府機関の閉鎖を終了させる予算法案に署名し、43日間続いた米史上最長の閉鎖が終結した。下院は222対209で法案を可決。再開により複数の仮想通貨ETFが承認される見通しだ。
11:25
ブラジル大統領、押収仮想通貨の即時売却を合法化する法案を提出 組織犯罪対策強化へ
ブラジルのルラ大統領が犯罪捜査で押収した仮想通貨を裁判結果前に売却できる法案を議会に提出した。中央銀行は今週、仮想通貨事業者への認可制導入を含む新規制も公表している。
10:25
ユーザー資金を凍結できる16ものブロックチェーンを特定、分散化の観点で議論呼ぶ=Bybit
仮想通貨取引所Bybitがユーザー資金の凍結機能を持つブロックチェーンを特定した。ハッキング対策に有効だが、分散化の理念と矛盾するとの指摘もある。
10:15
SBIグループで資産運用|証券・銀行・仮想通貨投資を効率的に
証券・銀行・仮想通貨を1つのエコシステムで管理できるSBIグループ。スマホ1つで株式、投資信託、金ETF、仮想通貨への投資を始められます。手数料優遇、ポイント連携、スムーズな資…
09:45
ヤフー・ファイナンス、ポリマーケットと提携し予測市場ハブを数カ月以内に開設へ
ヤフー・ファイナンスが予測市場プラットフォームのポリマーケットと提携し、新たな予測市場ハブを立ち上げる。経済や市場動向の確率データと分析を組み合わせて投資家を支援。
09:20
ビットワイズ、2026年にICO復活で数十億ドル規模の資金調達を予測 コインベーストークン販売サービス立ち上げを受け
仮想通貨資産運用会社ビットワイズのホーガンCIOが、コインベースのトークンセール・プラットフォーム立ち上げを受けて2026年にICOが資本調達の重要手段として復活すると予測。
08:50
モバイルゲーム大手KLab、ビットコインをトレジャリー資産として購入
モバイルゲーム開発のKLabが約2,000万円のビットコインを購入。国内では今夏以降、Defコンサルティング約50億円、イオレ約160億円など上場企業のトレジャリー戦略が加速。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧