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Astar Network、ステーキングにボーナス報酬を採用 dApp Staking v3導入で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

プロダクト間の公平な競争を促進

Astar Networkは13日中にも、暗号資産(仮想通貨)アスター(ASTR)のユーティリティに影響する「dApp Staking v3」を導入する計画だ。このアップデートは、トークン保有者による積極的なエコシステムへの関与を促し、dAppの開発及び利用を奨励することで、ネットワークを拡大することを目指している。

v3では、プロトコルに対する報酬割り当てやユーザーにおけるステーキングプロセスに重要な変更が加えられる。新たな報酬システムでは、アクティブな参加を通じてボーナス報酬を獲得することが可能となる。

出典:Astar Network

一方、Astarエコシステム内で展開するdAppsにおいては、それぞれ異なるティアに分類され、各ティアには最大報酬限度が設けられる。この仕組みは初期段階のdAppsが既存の大手アプリケーションと直接競合することなく、公平な競争環境を享受できるように設計された。

関連:日本発のパブリックブロックチェーン「アスターネットワーク(ASTR)」とは|特徴や仕組みを解説

4か月のステーキングスパン

v3アップデートでは、ステーキング期間を約4ヶ月ごとに設定し、「投票段階」と「ビルド&アーン段階」という二つの「サブピリオド」で構成される。ユーザーは、投票段階中にステーキングを行い、ビルド&アーン段階の終了までステーキング量を維持することで、ボーナス報酬が付与される仕組みとなっている。

出典:Astar Network

また、4か月区切りとなるピリオドの変わり目では、ユーザーは過去にステーキングしていたトークンが解除される。報酬を継続して受け取りたいユーザーは再度ステーキング設定を行う必要があるため、特に注意すべきだ。

ポータルサイトでは、新しい期間やサブペリオドの開始時にカウントダウンが表示され、全ての更新が透明にアナウンスされる。このように、よりアクティブに関与することで初めてボーナス報酬を得ることができるため、投資家はAstar Networkに積極的に関与することが奨励される。

このV3アップデートは、Astarネットワークコミュニティからのフィードバックに基づいており、より詳細な情報提供とサポート強化を目的としているという。AstarネットワークにおけるdAppの開発と利用を促進し、Web3を現実世界への採用を拡大するための重要な一歩とされる。

dApp Staking v3は、2月下旬にリリース予定のAstarzkEVMでデプロイされるdAppsにも適用される計画だ。

関連:日本企業も注目のAstar zkEVM、開設キャンペーンやトークン設計の今後

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