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SIMスワップ詐欺対策をブロックチェーンで実現 テレフォニカとチェーンリンク

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブラジルの通信会社テレフォニカとの連携

ラテンアメリカの大手通信会社テレフォニカは15日、分散型オラクルネットワークであるChainlink(LINK)との戦略的提携を発表した。

この提携により、SIMスワップ対策機能を提供するテレフォニカのOpenGateway APIをChainlink Functionsを通じてブロックチェーン上で稼働することが可能になる。

スマートコントラクト及びトランザクションに対する追加のセキュリティ層となり、開発者を含む利用者とその資産をより確実に守ることができるようになる。

テレフォニカのAPIは、GSMAが推進するグローバルな通信業界のイニシアティブ「GSMA Open Gateway SIM SWAP API」に基づくもの。開発者がアプリケーションにSIMカードの交換を検出する機能を統合し、詐欺行為を特定し、不正アクセスから保護する追加のセキュリティ層を提供する技術ソリューションである。

GSMアソシエーションとは

GSM方式の携帯電話システムを採用する移動体通信事業者や関連企業から構成される業界団体。

提携の具体的内容は、ブラジルの通信事業者Vivo(テレフォニカ・ブラジル)が、Chainlink Functionsを活用したGSMA Open Gateway APIの提供を開始し、PolygonのPoSブロックチェーンネットワークを介して接続を可能にするというもの。この取り組みを通じて、企業はWeb3環境で詐欺防止や安全なアカウント作成などの現代のニーズに対応するソリューションを提供することができる。

SIMスワップとは

SIMスワップ(SIMスワッピング、SIMハイジャックとも呼ばれます)は、モバイル通信を提供するキャリアで権限を持つ従業員を買収したり、あるいは騙し、攻撃対象のSIMカードを紛失したと装って再発行の手続きを行い、別のSIMカードに電話番号を移す手法。

これにより、電話番号宛にテキストで送られてくる二段階認証のコードを奪うことが可能に。そして、例えば「パスワードを忘れたのでパスワードリセット」をするなどの手段を用いて、アカウントを乗っ取ることが可能になる。

関連:SECアカウント侵害の背後にSIMスワップ攻撃か、ビットコインETFフェイク発表で

Chainlinkとは

Chainlinkは、ブロックチェーン技術を実世界のデータとつなげる架け橋として機能する。この技術により、スマートコントラクトは、外部のデータソースやAPIからの情報に基づいて動作できるようになり、その結果、より信頼性が高く正確な意思決定が可能になるもの。

Chainlink Functionsは、スマートコントラクトが外部データを取得し、必要に応じて計算を行うことを可能にするプラットフォーム。開発者は、必要なデータを取得するためのコードをChainlinkのネットワークに送信し、Chainlinkの分散型オラクルネットワークがそのコードを実行する。

関連:チェーンリンク続伸で時価総額トップ10入り RWAトークン化のトレンド

テレフォニカOpen GatewayによるChainlink Functions統合を通して、スマートコントラクトは、デバイスのSIMカードが不正に変更されていないかどうかを確認するための情報要求をAPIに送ることができる。この機能は、Web3アプリケーションやデジタルファイナンスサービスにおけるセキュリティの強化に貢献し、二要素認証や不正検出機能の向上につながる。

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