はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

国内ステーブルコインの利用拡大へ JPYC・北國銀行・DP社が共同検討開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーブルコインの利用拡大

日本円ステーブルコイン事業を行うJPYC社は、北國銀行と国内ブロックチェーン企業Digital Platformer社(DP社)と共に、ステーブルコインの連携に関する共同検討を行う。

まずは、北國銀行が発行している預金型ステーブルコイン「トチカ」を、JPYC社が発行予定の資金移動業型ステーブルコインの「JPYC」へ交換できるようにする計画。この取り組みで目指すのは、決済分野や送金といった幅広い分野におけるステーブルコインの利用拡大である。

ステーブルコインとは

価格が常に安定するように設計された仮想通貨のこと。法定通貨または仮想通貨に価値が裏付けられていたり、アルゴリズム等で価格を安定させたりする様々なステーブルコインが開発されている。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

今回の共同検討は、23日に3社が発表した。DP社は2020年設立のブロックチェーン企業。同社はすでに、トチカの発行で北國銀行と協業している。

関連北國銀行、国内初の預金型ステーブルコイン「トチカ」をローンチ

検討で対象になるのが、プリペイド型ステーブルコインのJPYCではなく、資金移動業型ステーブルコインとして発行されるJPYC。そのため、この取り組みは、JPYC社による資金移動業ライセンスの取得と、資金移動業型ステーブルコインの発行が前提となる。

今回の発表では、資金移動業型ステーブルコインのJPYCは2024年夏頃の発行を予定していると説明した。

この取り組みでは最初、その前提をもとに、トチカからJPYCへの交換実現を目指す。交換が実現すれば、トチカのユーザーがパブリックブロックチェーンにアクセスできるようになるため、利用可能な地域の拡大、また用途の増加を期待しているという。

関連パーソル、日本円ステーブルコイン『JPYC』を取り扱うJPYC株式会社へ出資

その他の計画

今回の発表では、上記に加えて、JPYCからトチカへの交換も合わせて検討すると説明。そのために、DP社が「電子決済等取扱業」のライセンスの取得を目指しているとした。

ほかにも、JPYC社が「電子決済手段等取引業」のライセンスの取得を目指しており、取得できれば海外発行電子決済手段を含むステーブルコイン同士の交換サービスの提供が可能になると説明している。

JPYC社は2024年秋以降、海外ステーブルコインと国内ステーブルコインの交換が可能なステーブルコイン専用取引所サービスを提供する予定で、このサービスを活用して、トチカと海外ステーブルコインの交換が実現できないかも検討していくと述べた。

そして、この交換が可能になれば、国内初の事例になると考えられると説明している。

出典:発表

関連JPYCが三菱UFJ信託、Progmatと手を組みステーブルコイン拡張と国内外SC交換業進出を計画

トチカについて

トチカのサービス提供の開始を北國フィナンシャルホールディングスが発表したのは先月1日。北國銀行とDP社がブロックチェーンを活用して開発した「トチツーカ」のアプリで、トチカは利用できる。

アプリ上で、チャージ用銀行預金口座の登録などを行うことで、トチカ口座の開設が可能。1トチカ=1円として、トチツーカ加盟店における支払いで利用ができる。

4月30日には、トチカのローンチを記念した20%還元キャンペーンを実施することを発表。このキャンペーンは7月1日から10月31日まで行う予定で、トチカの利用額に対して、20%分をトチカで還元する。

発表時の日経新聞の報道によれば、トチカのユーザー数は約2,600人で、加盟店数は200〜300店だという。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。
10:10
トランプ家のWLFI、民主党議員による調査要請を正式拒否
トランプ一族の金融企業WLFIが上院による調査を拒否した。政治的動機と批判し、同社は説明責任や米ドル優位性を指針としていると主張。倫理規定違反の疑惑なども否定している。
09:02
ETH・BTC比率が5年ぶり急騰、アルトシーズンの到来示唆か
イーサリアム/ビットコイン(ETH・BTC)価格比率が過去5年最低水準から38%急反発。ETFによる買い増し、取引所流入減少などの指標から需要増加・売却圧力低下が鮮明に。「極端な過小評価ゾーン」からの回復が示すアルトコインシーズン到来の可能性を分析。
07:50
ビットコインで利回り獲得、Solvがアバランチ基盤の新トークン発表
仮想通貨ビットコインの保有者にRWAの利回り獲得手段を提供するため、Solv Protocolはアバランチ上にSolvBTC.AVAXをローンチ。ローンチの目的や仕組みを説明した。
07:30
10億ドルのビットコイン投資を検討、米上場のシンガポール医療企業
シンガポールの医療企業バーゼル・メディカル・グループが10億ドル規模のビットコイン投資に関する交渉を開始。ストラテジー社に続く大規模企業BTC投資の新事例として注目される中、「革新的な株式交換契約」を通じてアジア医療企業最強の財務体質構築を目指す。
06:45
米裁判所、SECとリップルの和解案を「手続き上不適切」として却下 再申請へ
米連邦地裁がSECとリップルの和解申請を「手続き上不適切」として却下。民事訴訟規則違反が原因で、両者は適切な手続きでの再申請を迫られる状況に。
06:25
イーロン・マスクの『Kekius Maximus』切り替えでミームコインが2倍以上急騰
イーロン・マスク氏がツイッターのプロフィール画像とユーザー名をミームトークン「Kekius Maximus」に変更し、関連トークンが2倍以上急騰。昨年の900%上昇・急落事例に続くマスク氏のSNS活動による仮想通貨市場への影響力を示す展開に。
06:05
サウジ中央銀行、15億円相当のストラテジー株保有でビットコインに間接投資
サウジ中央銀行がセイラーのストラテジー社の株を25656株取得し仮想通貨ビットコインへの間接投資を開始したことが確認された。
05/16 金曜日
17:00
マスクネットワークとは?仮想通貨MASKの買い方・取引所まで徹底解説
Mask NetworkはSNS×Web3をシームレスに接続するSocial-Fiプラットフォーム。本記事では特徴とMASKトークンの買い方を初心者向けに解説します。
13:50
米ステーブルコイン法案、来週末までの成立視野に 次の「起爆剤」との見解も
米上院のステーブルコイン法案「GENIUS法案」で新たな超党派修正案が決定された。消費者保護や倫理規定が強化され、5月19日に討論終結投票が予定されている。
11:58
ビットコイン高値圏推移もアルトコインは上昇一服
仮想通貨ビットコインは104,100ドルと高値圏で推移、アルト市場ではメイプルストーリー(NXPC)はバイナンス対応で一時高騰したほか、XRPは7,300万ドル相当の大口売りとリップル和解手続き却下で下落した。コインベースはサイバー攻撃で最大4億ドルの損失も被害者への返金を約束した。
11:30
ブラックロックの「BUIDL」、初めてDeFiと接続へ アバランチ利用で
ブラックロックの米国債ファンド「BUIDL」がアバランチ上のプロトコル「Euler」に導入された。セキュリタイズは、機関投資家のDeFi参入を促進する一歩になったとしている。
10:55
加速する企業のビットコイン争奪戦、米上場のDDC社が5000BTC取得計画
香港発DDCエンタープライズが5000ビットコイン取得計画を発表。テザーの4812BTC購入、アデンタックスの8000BTC購入のための交渉、ウクライナの国家準備金構想など、企業・国家レベルでビットコイン争奪戦が激化。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧