はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

EVM互換のZKロールアップ「Zircuit」、バイナンスラボらから資金調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

エコシステム発展へ

EVM互換のZKロールアップ「Zircuit(ザーキット)」のプロジェクトは22日、メインネットローンチに向けた資金調達を行なったことを発表した。

調達額は公表していないが、バイナンスから独立したVCのバイナンスラボらが出資をしたと説明。今回調達した資金で、エコシステムの成長やネットワーク上の活動を加速させるとしている。

ZKロールアップとは

ゼロ知識証明を導入したロールアップ技術のこと。ロールアップとは、メインのブロックチェーンのセキュリティを活用しながら、トランザクションの一部をオフチェーンで処理することにより、ネットワークの混雑解消を図る技術を指す。

▶️仮想通貨用語集

関連EVM互換のZKロールアップとして関心を集める「Zircuit(ザーキット)」とは

今回の資金調達ラウンドには、Amber Groupらの企業に加え、Pendle、 Parallel、LayerZeroなどの創設メンバーもエンジェル投資家として参加した。なお、バイナンスラボについては、以前にもZircuitに出資したことが今年6月に発表されている。

関連バイナンスラボ、Zircuit(ザーキット)に出資

Zircuitは、レイヤー2技術に関する最新調査によって裏付けられたZKロールアップとして注目を集めているプロジェクト。トランザクションを順序立てて並べる「シーケンサー」のレベルでセキュリティを構築したり、AI(人工知能)を活用したりしていることが大きな特徴だ。

出典:Zircuit

今回の発表で、出資者であるNomad Capitalのマネージング・パートナーであるErick Zhang氏は以下のようにコメントしている。

仮想通貨の世界では、毎日のようにセキュリティ侵害が発生しており、セキュリティは根強い問題となっている。一流のセキュリティベテランによって設立されたZircuitは、クラス最高のセキュリティアーキテクチャで業界をリードしています。チームの明確な成長戦略により、立ち上げ以来、ロックされた資産は爆発的に増加しているのです。

我々はZircuitチームをサポートし、協力し続けることを楽しみにしています。

また、バイナンスの共同創設者で、バイナンスラボのトップを務めるYi He氏のコメントは以下の通り。

バイナンスラボは、Web3領域で革新を行ってブロックチェーン業界の成長を加速させるプロジェクトを支援しています。

シーケンサーレベルのセキュリティを構築することでZircuitは、より安全なレイヤー2ソリューションを提供しており、我々は発展を楽しみにしています。

Zircuitのメインネットのフェーズ1は、今後数週間で開始される予定だ。

Zircuitについて

Zircuitチームはメインネットの第1フェーズを間もなく立ち上げる予定で、メインネットの第2フェーズは今夏後半に稼動する予定だ。バイナンスのウォレット、Metamask、Phantomなど、すでにいくつかのプロジェクトがエコシステムに参加している。

関連仮想通貨ウォレット「メタマスク」の使い方、送金、セキュリティ対策を徹底解説

関連Phantomウォレット使い方、ソラナを使ったポイ活(エアドロップ)の始め方・セキュリティ対策

Zircuitの目的の1つが、リステーキングのハブ(中心)になること。公式サイトによれば、リキッドリステーキングトークンのステーキングがすでに行えるようになっており、ステーキングされたイーサリアムの価値は29億ドルに上るという。

出典:Zircuit

Zircuitのプロジェクトはリステーキング領域の発展に注目しており、そのために安全なインフラを提供することを目指している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/18 木曜日
22:21
ステーブルコイン「$U」がBNBチェーンとイーサリアムで始動
ユナイテッド・ステーブルズが新ステーブルコイン「U」をBNBチェーンとイーサリアムでローンチ。USDC、USDT、USD1で1対1裏付け。PancakeSwap等の主要DeFiプロトコルと初日から統合、AI経済向けにEIP-3009とx402をサポート予定。
18:27
ユニスワップ、1億UNI焼却提案の最終投票開始へ 流通量の16%
分散型取引所ユニスワップが1億UNI焼却を含む「ユニフィケーション提案」の最終投票を12月19日に開始。可決されれば手数料スイッチが起動し、UNIトークンは収益を生む資産へと転換する。
17:22
YO Labs、トークン化ゴールド「yoGOLD」の事前預入を受付開始
YO Labsがトークン化ゴールド(XAUt)で利回りを獲得できるイールドボールト「yoGOLD」を発表。金を預けて利回りを得られる。現在、事前預入を受付中。
16:43
トランプ大統領、次期FRB議長に「大幅利下げ支持」と宣言 
トランプ米大統領が次期FRB議長について「大幅な金利引き下げを支持する人物」と表明。金利1%以下を主張し、FRBの独立性を巡り議論を呼んでいる。QT終了や史上最大の税還付シーズンと相まって、仮想通貨市場への影響が注目される。
15:08
ハイパーリキッド、約1557億円相当のトークンをバーン認定へ 供給量13%削減目指す
分散型デリバティブ取引所ハイパーリキッドが約1,557億円相当のHYPEトークンをバーン認定する提案を発表。承認されれば流通供給量の13%が永久除外される。取引手数料の99%を自動買い戻しに充てるアシスタンスファンドのトークンが対象で、秘密鍵のないアドレスに保管され引き出し不可能。バリデーター投票は12月24日締切。
13:45
ソラナ、テストネットで耐量子署名を導入 量子コンピュータ対策で業界をリードか
ソラナ財団は量子コンピュータの脅威に備え、テストネットに耐量子署名を導入した。Project Elevenとの提携により実証実験に成功し、実用的な量子耐性が確認された。
13:15
仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出
米上院議員がビットコインなど仮想通貨関連の詐欺に対策する法案を提出した。米財務省や規制当局が連携するタスクフォース設置を目指している。
12:35
バイナンス、7つの個人・団体をブラックリスト入り
バイナンスが7つの個人・団体をブラックリスト指定。詐欺行為の通報者に最大500万ドルの報奨金。内部情報漏洩事件を受け、上場プロセスの透明性を強化。
11:55
ビットコイン一時9万ドル回復も急反落、市場の脆弱性露呈と日銀会合への警戒感が台頭
ビットコインがFRBハト派発言で9万ドルまで急騰後、88,500ドル付近に反落した。過去2日間でBTC・ETHのETFから10億ドル超の純流出を記録し、市場構造の脆弱性が露呈。日銀利上げ観測と米CPI発表を控え、短期的な下押し圧力が継続する見通し。
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産が93兆円突破、トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
10:45
ブータン、ビットコインを特別行政区「GMC」に拠出へ
ブータンの特別行政区GMCは、ブータンが国としてGMCの長期的な発展を支援するために最大1340億円相当の仮想通貨ビットコインの拠出を誓約したと発表。今後の計画について説明した。
10:30
「ビットコインは脆弱な構造の中で推移」グラスノードの最新レポート
グラスノードの最新レポートによると、仮想通貨ビットコインは需要衰退で脆弱な構造の中取引されている。今後は10万ドル回復が上昇の鍵だと分析している。
10:10
ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。
09:45
カリフォルニア州知事がトランプ大統領の仮想通貨関連恩赦を批判、CZ氏ら含む
米カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領による仮想通貨関連の恩赦決定を批判している。バイナンス創設者CZ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏、ビットメックス共同創設者らへの恩赦が対象となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧