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ウォール街金融大手グッゲンハイム、イーサリアムで約30億円の商業手形をトークン化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Zeconomyとの提携で実現

米ウォール街の金融大手グッゲンハイム・トレジャリー・サービシズ(GTS)が、ブロックチェーンプラットフォームZeconomyと提携し、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で2,000万ドル(約30億円)のデジタル商業手形(DCP)を発行した。従来の金融商品をブロックチェーン上でトークン化する「リアルワールドアセット(RWA)」分野における画期的な取り組みとなる。

グッゲンハイムは、3,000億ドル以上の資産を運用する大手金融サービス企業グッゲンハイム・パートナーズの子会社であり、GTSは資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)の最大手発行者の一つとして、27年の歴史で10.3兆ドル以上のABCPを発行・償還してきた実績がある。

商業手形とは、実際の商取引に基づいて発行される手形を指し、主に商品の売買代金の決済(延払い)のために利用される。約束手形と為替手形の2種類がある。

今回発行されたDCPはムーディーズから最高格付けのP-1を取得し、発行時点で2,000万ドルの投資を集めた。

Zeconomyのジャシント・コセンザCEOは26日の発表で、企業の財務部門や分散型金融(DeFi)に数百億ドルが眠っている現状を指摘し、信頼性と安全性の高いブロックチェーンソリューションへの需要が増していると述べた。また、ETF承認やトークン化市場の成長を例に挙げ、デジタル資産への大きな需要が存在していることを強調した。

この取り組みは、DeFiにおける信用の低さや高コスト、コンプライアンス上の課題に対処することを目指し、適格投資家に対して、より透明性が高くコンプライアンスを遵守したデジタル資産を提供するためのものである。

グッゲンハイムにとってRWAは新たな方向性だが、同社はビットコイン投資信託を通じて既に暗号資産エコシステムに参加している。

今回の動きは、ドイツの産業大手シーメンスがJPモルガンのOnyxプラットフォームを通じてデジタル商業手形を発行したことや、米大手資産運用会社フランクリン・テンプルトンがソラナ(SOL)ブロックチェーン上でミューチュアルファンド(投資信託)の立ち上げを計画していることに続くものである。RWA市場の時価総額は120億ドルに達しており、伝統的な金融機関がブロックチェーン技術を活用する動きが加速している。グッゲンハイムのような大手金融機関の参入は、この分野のさらなる成長と主流化を示唆している。

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