CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨XRPのETF、米国でBitwiseが申請へ=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPのETFを申請へ

10月3日更新:Bitwiseは米時間2日に、S-1登録書をSECへ提出した。BNYメロンが「Bitwise XRP ETF」の管理者を務め、Coinbase Custody Trust Company, LLCが現物XRPのカストディアンを務めると説明。また、今回の書類で、Bitwiseは「XRPは分散型デジタル資産であり、その所有権は分散型台帳に反映されます。さらに、XRPは証券ではないため、米国連邦証券法の保護の対象ではありません」と主張している。

暗号資産(仮想通貨)運用企業Bitwiseは、米国でXRPのETF(上場投資信託)を申請する準備を行なっていることがわかった。

申請に関する以下の画像がSNS上に出回り真実かどうか疑問視されていたが、複数の海外メディアが、この申請が真実であることをBitwiseに確認したと報じている。一方で、現在の段階では詳しいコメントは控えたようで、申請したこと以外の情報はわかっていない。

ETFとは

「Exchange Traded Fund」の略。金融商品取引所に上場している投資信託を指し、仮想通貨に限らず幅広い金融商品が取引されている。

▶️仮想通貨用語集

上記の画像はデラウェア州のウェブサイトで、BitwiseがXRPのETF提供に向けて、信託法人を登録したことを示している。この内容が公開されたのは2日のようだ。

現時点ではあくまで準備段階であり、米証券取引委員会(SEC)に正式申請されるのはこれから。具体的な期間については、正式な申請までに数カ月以上かかる可能性もあると伝えられている。

なお、「The Block」によれば、Bitwiseの最高投資責任者は「明日、より詳しい情報やコメントを共有する」と伝えた模様。また、The BlockはこのETFが現物ETFだとも報じた。

XRPを巡っては、米リップル社とSECの裁判でデジタルトークンのXRP自体は有価証券ではないと判断されたことなどから、すでにETFの誕生が期待されている。今年の1月にはリップル社が、ETF関連の求人を行なっていることが明らかになっていた。

関連リップル、XRPのETF上場申請を準備か 新たな求人情報

関連仮想通貨XRP投資信託、米グレースケールが再開 価格急上昇

また、昨年11月には米資産運用大手ブラックロックがデラウェア州で、XRPのETF提供に向けて信託法人の登録を行ったとの情報が出回ったが、これは虚報だった。

関連リップルX幹部が語る日本市場の重要性、SEC裁判やIPOの可能性にも言及|WebX2024インタビュー

アルトコインETFの動向

SECは今年、長年認めてこなかったビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の現物ETFを承認。その後は他のアルトコインに対する期待も高まっており、これまでにソラナ(SOL)の現物ETFが申請された。

その後、ソラナの現物ETFを巡っては、取引所側の申請書類が取り下げられたことが確認されている。これはソラナの証券性が課題になっているようだ。

関連ソラナは証券か商品か? VanEckが見解 ソラナETF申請の行方

また、米国で現物ETFが承認されるには、ビットコインとイーサリアムのようにシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に先物が上場していることも重要視されるとの見方がある。今年6月には「他のアルトコインの現物ETFが誕生するとしても、実現するのは何年も先になるだろう」との声も上がっていた。

関連ソラナなどアルトコインの現物ETFが承認される条件は? 識者が議論

関連「今後XRP、ソラナ、ADAの現物ETFが実現するだろう」米リップル社CEO見解

関連暗号資産XRPの買い方 リップル(Ripple)社との関係や将来性を解説

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/04 金曜日
16:38
バイナンス、4種類の仮想通貨取引ペアを取扱い中止
海外の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは4種類の現物通貨ペアの取扱いを中止した。流動性向上を目的とした戦略の一環で、他の通貨ペアは引き続き利用可能。
15:00
ソラナの猫系ミームコイン「MEW」、米クラーケンに新規上場
米大手仮想通貨取引所クラーケンは8日にソラナ(SOL)基盤の猫をモチーフにしたミームコイン「MEW」を新規上場する予定だ。
14:30
リップル社、ラテンアメリカ大手仮想通貨取引所と協業
仮想通貨を活用した国際送金を変革するため、リップル社がラテンアメリカ大手取引所Mercado Bitcoinと協業。今後のユースケースなどを発表した。
13:00
ビットコイン発明者「サトシ・ナカモト」の正体に迫るHBOドキュメンタリー公開へ
ビットコイン考案者サトシ・ナカモトの正体を追うドキュメンタリーが近日公開。関係者へのインタビューなどで開発状況に迫る。
12:29
ビットコイン6万ドルの節目で下げ渋る、SEC控訴でXRPは急落
暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコインが6万ドルの節目で下げ渋り反発した。SECのリップル控訴を受け、XRPは急落している。
12:00
おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング
コインチェック、bitFlyer、bitbank、GMOコインなど、国内大手のおすすめ暗号資産(仮想通貨)取引所のメリット・デメリットについて個人投資家の口コミ評価を集め、比較ランキングにしたページです。優先して口座開設すべき取引所探しに役立てて下さい。
10:10
ペイパル、世界四大会計事務所EYにステーブルコイン「PYUSD」で支払い実行 コインベース活用
PayPalが自社ステーブルコインPYUSDを使用し、EYへの支払いを実行した。コインベースによると仮想通貨決済を検討する企業が増加中。
08:45
Bybit、NYダウや日経平均など世界主要株指数の取引提供開始
仮想通貨取引所大手バイビットは3日、米ダウや日経平均など世界主要指数の取引提供を開始した。中国A50指数、ダウ平均株価、ナスダック100、日経平均株価など計17の指数が含まれる。
08:00
BTC半減期後の相場、コインマーケットキャップが分析
仮想通貨ビットコインの相場は過去の半減期と傾向が違い、予想よりも早くピークに達する可能性があるとCoinMarketCapが分析。過去との相違点を説明している。
07:15
メタプラネット、ビットコイン・プットオプション売却で約2億円のプレミアム収益
メタプラネットがビットコイン・プットオプション取引で約2億円のプレミアム収益を獲得。新たな収益戦略を展開し、バランスシート強化に成功。
06:45
仮想通貨Aaveの投資信託、グレースケールが新たに立ち上げ
米資産運用会社グレースケールは3日、新たに仮想通貨AAVEを対象とした投資信託「グレースケール・アーベ・トラスト」を発表した。
06:22
グローバル金融機関、2025年にSWIFTでデジタル通貨取引を試行
国際銀行間通信協会SWIFTは、2025年から北米、欧州、アジアの銀行がデジタル資産および通貨取引の実証実験を開始すると発表した。この実験では、金融機関が既存のSWIFT接続を使用して、従来型および新興の資産・通貨タイプを相互に取引できることを実証する。
10/03 木曜日
18:30
AI銘柄として注目の仮想通貨ニアー(NEAR)の買い方 おすすめ取引所比較
AIとブロックチェーンの融合を目指すニアー(NEAR)の特徴と投資方法を解説。注目のAI銘柄を取り扱う暗号資産(仮想通貨)国内取引所を比較し、おすすめサービスをご紹介します。
14:45
SBI VCトレード、ニアー(NEAR)取扱い開始 ステーキング手数料無料キャンペーンも実施
SBI VCトレード株式会社は仮想通貨「ニアー(NEAR)ステーキング手数料無料キャンペーン」の実施を発表した。同社のステーキング対象銘柄数は13銘柄となる。
14:00
フランクリン・テンプルトン、米国債トークン化ファンドFOBXXを「アプトス」に拡大
フランクリン・テンプルトンが、米国債MMFのトークン化ファンドFOBXXをアプトスに拡大。従来型金融とWeb3の融合を加速。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア