暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ
前週比の騰落率(11/3〜11/9)
- ビットコイン(BTC):76,614ドル +10.8%
- イーサリアム(ETH):2,934ドル +16.8%
- ソラナ(SOL):198.8ドル +20.3%
- XRP(XRP):0.54ドル +6.5%
時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。
時価総額1位:ビットコイン(BTC)
ビットコイン(BTC)は今週9日、トランプ氏の次期大統領当選やFRBの追加利下げを受け史上最高値を再び更新し、77,000ドルに初めて到達した。
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トランプ氏の当選および多くの仮想通貨支持派議員候補が議会の議席を得たことで、今後仮想通貨業界への有利な規制や法律が制定される見込みとなった。可能性としては低いものの連邦政府によってBTCが準備資産として保有される期待などから、ビットコインは今週上昇を続けた。
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時価総額2位:イーサリアム(ETH)
イーサリアム(ETH)については、8年以上にわたり休眠状態だったETHのクジラ(大口投資家)が6〜7日の価格上昇に際し13,400 ETH(58億円相当)を平均価格2,790ドルで売却したことが確認された。
この大口投資家は2016年に398,891 ETHを買い集め8年間動かさずに保有していた。時価計算で802倍のリターンが生み出された。
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また、7日にはイーサリアムの次期大型アップグレード「Pectra(ペクトラ)」のためのテストネット「Mekong(メコン)」が立ち上げられた。
メコンは短期間運用のテストネットで、メコン上でアカウントやステーキング、バリデータの入出金の仕組みに関する変更などをテストすることが目的である。
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時価総額14位:アバランチ(AVAX)
アバランチ(AVAX)については、アバランチ財団が5日の声明で、破綻したルナ・ファウンデーション・ガード(LFG)からAVAXの買い戻しを完了したと発表した。
この買い戻しは、破綻したテラフォーム・ラボの創設者ドー・クォン氏が2022年にステーブルコインUSTの戦略的準備金として当時1億ドル相当のAVAXをLFGのバランスシートに組み入れた分であった。
アバランチ財団は最近、破産裁判所から買い戻しの許可を得て、約5,200万ドル相当の197万AVAXトークンを買い戻す交渉に成功した。
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ミームコイン分析
バイナンスの研究部門バイナンス・リサーチが4日に、「ミームコインの台頭を理解する」と題した最新のレポートを公開し、ミームコインの価値について合理的な根拠を考察し、その特徴と注目される理由をまとめた。
ミームコインセクターは今年、BONKやWIF、PEPEなどの台頭を受けて大きな注目を集めた。通常のユーティリティトークンよりも投資家やスペキュレーターから活発的に買われ大きなブームを生み出した。
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