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イタリア、仮想通貨キャピタルゲインへの42%課税案を見直しか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨への増税を見直しか

イタリアのジャンカルロ・ジョルジェッティ経済財務大臣は7日、暗号資産(仮想通貨)のキャピタルゲインに対する課税を見直す用意があると述べた。ロイター通信などが報じた。

ジョルジェッティ大臣は、右派政党リーガ(Lega)に所属するが、同党の一部から計画撤回で圧力がかかっている模様だ。

背景としては、マウリツィオ・レオ経済財務副大臣が10月、2025年度より、ビットコインのキャピタルゲイン課税を、現行の26%から42%に引き上げる可能性について話していたことがある。

関連:イタリア、ビットコインの売却益課税を26%から42%に引き上げか

今回ジョルジェッティ大臣は、投資家に対して「様々な課税方式を検討する用意がある」と発言。資産ごとに異なる税率や方法などを用意することを示唆した。

フレーニ副大臣が仮想通貨を擁護

イタリアのミラノ・フィナンツァ紙によると、リーガ党のフェデリコ・フレーニ経済財務副大臣も、仮想通貨課税の強化に反対している。同氏は仮想通貨を「国にとって戦略的になり得る資産クラス」と認識している。

フレーニ氏は、仲介機関を通じて間接的に仮想通貨を保有する人々も考慮すると、イタリアの仮想通貨投資家の数は360万人に上り、ヨーロッパでも6番目の仮想通貨経済圏になっていると指摘した。

また、隣国スイスでは仮想通貨とブロックチェーンの新興企業への投資が30億ドル(約4,590億円)に達し、前年比680%の増加を記録していることにも言及。仮想通貨の発展を抑制することは、あらゆる人、とりわけ若者から機会を奪うことを意味すると述べた。

フレーニ氏は、仮想通貨市場を保護するには、他国と比べて過度に高い課税、投資の阻害、そして仮想通貨を無秩序の領域に追いやるような選択を避けるべきだと訴えている。

その他に、仮想通貨のキャピタルゲインに対する課税が引き上げられた場合は、より税金の低い海外に資金が流出するだけだという意見も上がっている。

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欧州全体での規制MiCA施行へ

欧州では包括的な仮想通貨規制「MiCA:Market in Crypto Assets」が6月に正式承認され、現在各国が施行の準備を進めている。なお、ステーブルコインの部分については6月末からすでに発効している。

12月30日より、欧州連合(EU)で仮想通貨サービスを提供したい市場参加者は、MiCAに基づいて当局から認可を取得することが義務付けられる。

フレーニ副経済財務大臣は、MiCAがイタリアにも導入されたことにより、ステーブルコイン発行者の監督とガバナンスの面でも明確なルールが規定されたと指摘した。

MiCA第23条では、取引が100万件を超えるか、1日あたりの価値が2億ユーロ(約330億円)を超える場合、仮想通貨プロバイダーが取引手段として非ユーロ通貨を流通させることを禁止している。

これに各取引所も対応しており、例えばコインベースは10月、年末までに欧州連合(EU)で規制準拠していないステーブルコインの上場廃止を行うと発表した。

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ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、アルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

▶️仮想通貨用語集

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